BEARDS BLOG

BEARDS MOTORCYCLE COMPANYのBLOG
フォークオイル漏れ

Fフォークのオイル漏れの一例です。

下の画像をご覧ください。

 

 

分かりにくいかもしれませんが、両側のオイルが漏れています。

一晩置いておいただけで、床にオイル溜まりができるくらいの漏れ方です。

 

 

気を付けなければいけないのは、ブレーキローターにまで伝っているところ。

なにも気が付かずに、この状態で走りだすと、ブレーキの利きは非常に悪く、

ブレーキパッドもオイルを吸ってしまって二次災害です。

 

フォークオイルが漏れだす原因は単純で、オイルシールの破損・不具合、

インナーチューブの傷や錆び、がほとんどです。

まれに、インナーチューブのクロームの状態が新品でも悪く、染み出すように

漏れてしまうこともあります。めったにないですが。

 

漏れてしまったら、もちろん修理が必要です。

ここで重要なのが、インナーチューブの錆び具合。オイルシールが動く部分に

錆や傷があるのは問題外ですが、インナーチューブの上の方が錆びていると、

アウトです。

なぜかというと、新しいオイルシールを組む際に、錆びている部分を通過させて

取り付けなければいけないので、錆びによって新しいオイルシールを傷めてしまう

可能性が高いからです。

テクニックとして、薄いテープなどで養生して組めば大丈夫な場合もありますが、

うまくいく保証はないのと、錆びすぎていることが多いので、大抵は交換か

再メッキとなってしまいます。

 

普段からの錆びさせないお手入れ!これが本当に大事なんです。

 

交換の場合、インナーチューブ左右セットで5〜7万円!

再メッキ(ハードクローム)をかける場合も4万円近くかかります。

おまけに納期も最低でも2週間以上かかりますから、時間もお金もかかっちゃいます。

ただのオイルシール交換なら、数時間の作業時間と2万円もかからないくらいなのに、

錆びのせいで、余分に4万〜7万円と2週間以上の時間がかかるなんて悔しいですよね。

 

気を付けましょう!

 

 

話は変わりまして、もう11月に突入しました。

ラグビーのW杯も終わっちゃいました。わたくし、完全にわかファンですが、楽しませて

いただきました。おめでとう!南アフリカ。ありがとう!日本代表。

 

そして本日は、井上尚弥vsノニト・ドネアの世紀の一戦! ボクシングですよ。

数年前、当時日本人選手の中でアメリカを主戦場として本物のチャンピオンと言われた西岡が、

ドネアに手も足も出せず散った試合から、こんなにも早くリベンジしてくれる日本人選手が

出てくるなんて想像もできなかったです。

あの時は、聖地アメリカの、世界トップレベルと日本との差がだいぶあるんだなーって感じましたし、

それでもアジアからパッキャオのようなすごい選手も出てきていたので、日本のボクシング界の

かつての栄華は取り戻せるのかどうか? なんだか悔しい気持ちでいっぱいでした。

 

ところがどうでしょう。井上尚弥、どうみても歴代日本人最強です。

漫画の主人公よりも強いし、ラスボス以上に完璧。

ここ数年の試合では、常に予想の上をいく勝ち方ですし、死角もなければ弱点もない。

まさに完璧な選手です。

こんな選手が出てきてくれるなんて、格闘技ファン(こちらはにわかではありませんw)にとって

うれしい限りです。周りの友達も格闘技好きが多いので、数日前からざわついてますww

 

いくら相手がドネアでも、また3Rくらいで倒しちゃうんだろうなー。

今夜は、伝説のチャンピオンの誕生を拝みながら、うまい酒を飲ませていただきます!

ありがとう!井上尚弥!! まだ気が早いかw

 

 

 

 

 

 

| BEARDS | お仕事 | 16:54 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
サンダーマックス装着車の注意事項

当店でのインジェクションチューンの定番となっているサンダーマックス。

ここで一度おさらいです。

 

ノーマルのECMとO2センサーをサンダーマックスのキットと交換し、

燃料噴射量、点火時期、補正、アイドリングなどを適正化します。

 

本来、ハーレーのエンジンが持っているポテンシャルを発揮させると同時に、

ノッキングの防止、ヒートマネージメントによるオーバーヒート対策も

分かりやすく、エンジンを守ります。

 

ノーマルのECMは、排ガス規制・加速騒音規制などに対応するために、

非常に薄い混合気と無茶な点火タイミングにより、エンジンの温度は

危険な領域まで上がってしまいます。

ノーマルのエアークリーナーとマフラーであることによって、何とかギリギリ、

走ってますが、ノッキングも起きますし、パワーは物足りず、ライダーも

エンジンも高温でツライ状態です。

抜けの良いマフラー、ハイフローのエアークリーナーなんかに換えようものならば、

ただでさえガソリンが少ないところへ沢山の空気、抑えつけていた排気の抵抗が

無くなり、混合気の交換スピードの上昇によって、さらに熱は上昇。

オーバーヒートを繰り返し、エンジン内のオイルはすぐに劣化して、傷だらけに・・・

 

そうならないために、適正な燃料と点火時期が必要になるわけです。

それがサンダーマックスの仕事です。

 

おまけに、走り方によってベースマップから±15%の補正が働き、オーナー様の

乗り方を学習してくれます。キャブレターでは絶対できないことですね。

送りだされるガソリンの量は間違いなく増えます。

これによって燃焼室で燃えるガソリンが気化熱効果を生み出し、

エンジンの温度上昇はかなり抑えられます。20度以上下がった場合もあります。

そして何よりも、エンジンがとても元気。

気持ちよく加速してくれるようになりますから、ついついアクセルは開け気味にw

だから当然燃費は落ちますよ。

 

さて、本題。高性能なサンダーマックスを装着している車両で、壊さないために

主な注意事項を再確認しましょう。

 

.丱奪謄蝓爾麓紊なる前に交換。

▲献礇鵐廚論簑亢愡漾

バッテリーや電装などを作業するときは、必ずメインヒューズを外す。

ぅーをオンにしたのち、チェックランプが消灯してからセルスタート。

ニ楝里某紊鬚けないようにする。

 

これらが基本中の基本になります。

忘れがちですが、バッテリーチャージャーで充電しているから大丈夫と思ってはいけません。

バッテリー交換時期の推奨は、2年です。←スポーツスターの場合は特に。

容量の大きいビッグツインやツアラーのバッテリーであっても、早めに交換しましょう。

 

くれぐれもジャンプコードで車とつないでクランキングなんて、絶対やってはいけません。

基盤がショートしたら、本体交換になっちゃいますから。

お気を付けください。

 

業務連絡!!  

明日のツーリング、開催しまーす!

 

| BEARDS | お仕事 | 18:40 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
ツーリング集合場所変更のお知らせ

10月27日(日)に開催予定のツーリングですが、台風の影響で

中央道に通行止めの箇所があり、復旧に時間がかかるようなので、

行き先を変更いたします。

 

それにより、集合場所も変更になりますので、ご注意ください。

 

集合場所 東名高速 下り 中井PA

 

集合時間に変更はございません。

 

三島か沼津か、行き先の詳細は近々決定いたします。

参加連絡をいただいている方へは、前日に電話連絡いたします。

よろしくお願いいたします。

 

 

| BEARDS | お仕事 | 12:52 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
特選中古車 XLH883 2003年モデル

前回の記事で、近々中古車をアップします!とご紹介いたしました2台。

その2の方のバッドボーイは、磨いてから値札もつけずに店頭に飾ってたら、

あっという間に売れてしまいました!なのでご紹介できません、すみません。

 

ということで、2003年式のスポーツスター883をご紹介いたします。

 

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走行距離は、交換後のメーターで3663kmです。

交換前のメーターの距離と合算すると、約15500kmになります。

当店でずっと診させてもらってる車両なんで、隅々まで把握してますよ!

 

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吸気はCVキャブをダイノジェットでセッティング済み!

定番のスクリーミンイーグル製ハイフローオーバルに当店オリジナルの

ハイフローファンネルを着けてます。

排気は、安定のスーパートラップ2in1ステンレス4インチ。

 

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フロントフォークのアウターチューブはブラックにペイント。

ホイールは鍛造アルミのグライドです!

 

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きれいに磨きましたよ!

 

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Rサスペンションはオーリンズの36E。

オイル漏れはありませんのでご安心を。

 

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フロントブレーキキャリパーはブレンボへ換装。

ローターは当店オリジナルのブレーキテックステンレスローターになってます。

バッチリ効くブレーキです。

 

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Rブレーキローターもブレーキテックです。

ETCも付いてますよ。

 

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ダブルシートはトランプのキング&クィーン。

 

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ハンドル周りはドラッグスタイルになってます。

メーターはタンク横に移動。8インチストレートライザーです。

インジケーターランプ等はヘッドライトバイザーに取り付け。

グリップは真鍮のRSD製です。

 

IMG_6510.jpg

イグニッションスイッチと、IGコイルは定番の位置へ移動してます。

この状態から、ミニタンクへ交換するだけで、グッとカスタム車感は出ますよ。

航続距離が気になる方は、ビッグタンクのままで乗られることをお勧めします。

 

エンジンもトランスミッションも全く問題なし。

オイル類、バッテリーはすべて新品に交換して納車します。
 

距離無制限の当社規定6か月保証車。

 

価格は店頭にて!(このカスタム内容ですが良心的な価格ですよ!)

 

 

| BEARDS | お仕事 | 16:09 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
かみんぐすーん その2

おかげさまで、当ブログを開始して丸14年が経過しました。

 

継続は力なり、どこかの偉い人が言ってた通り、なんだかんだで過去の記事などに

アクセスされる方がたくさんいらっしゃいまして、10万アクセスを超える日も

チラホラ。

 

こんな不定期更新で言いたいこと好きに言ってるブログ、当店の常連さんか、

もしくはモノ好きしか見てないだろうなw

って思いながら書き続けてきましたが、さすがに月に何十万もアクセスされてるよ

という解析データを見ると、あんまり適当なことは言っちゃいけませんねw

 

コマネチっ!

 

さて、先日ご紹介した2003年式のスポーツスター883に続きまして、

近々店頭に並ぶ中古車のご紹介です。

 

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1997年式 FXSTSB バッドボーイ

走行距離 1758マイル (2813km)

 

3年間しか製造されなかったブラックスプリンガーフォークが特徴のバッドボーイ。

間違いなく希少車です。

しかもPMの足回り、エアークリーナーで上品なカスタム&低走行距離!

エボリューションエンジン独特の鼓動感は、五感に、五臓六腑にしみわたりまっせ!

 

近々、価格を決めて店頭で展示いたします。

気になる方は、ご来店くださいませ。

 

 

台風15号直撃でしたが、バイクが倒れちゃったという連絡を数件、いただいております。

さすがに、あの暴風雨でしたから、被害はバイク以外にも色々あるかと思います。

停電の被害もシャレになりません。

ここ数年、地震や台風、大雨などなど、災害続きの日本。

ただただ、不安だなぁ・・・

 

あ、倒れてしまったバイクですが、まずは安全を確認して起こしましょう。

そして、じっくりバイクを一周しながら見回してください。

オイルやガソリンは漏れてない?

地面にオイルなどのあとはある?

レバーやウィンカーなど、壊れてますか?

果たして、どれくらいの時間横たわっていたのか?

 

起こして、いきなりエンジンをかけるのは禁物です。

もしも燃焼室にガソリンが大量に入り込んでいる状態で、セルを回してしまうと、

ウォーターハンマーと言われる現象が起き、エンジンが壊れます。

コンロッドが曲がります。つまり、多額の修理費がかかってしまいます。

 

バイクや車は、エンジンオイルやブレーキフルード等の、必要な液体があちこちに入ってます。

それらは、あくまで正常な状態(タイヤが地に着いている状態)で、仕事をします。

正常ではない状態(無重力のような状態)では、必要なところにオイルが行かなかったり、

空気が入り込んでしまって油圧が上がらなかったりと、大変危険なんです。

 

なので、倒れたバイクを起こして、すぐにエンジンをかけるのは、絶対にNG。

ウォーターハンマーを回避するには、スパークプラグを外して燃焼室を確認します。

そのほか、オイルタンクのオイルレベルを見たり、ブレーキを握ってちゃんと油圧がかかるか?

最低でもこれくらいは確認してから、エンジンかけましょうね。

 

お困りの際は、お電話ください。

それでは、14年目以降も、当ブログをよろしくお願いいたします。

| BEARDS | お仕事 | 18:20 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
かみんぐすーん

当店でずーっと車検からカスタムまで診させていただいていた車両が

このたび、中古車として店頭に並ぶことになりました。

 

まだ整備中ですが、近々、価格を決めて売り出します。

 

2003年モデル XLH883 実(※)走行距離12500km

 

※スピードメーターが変わってますが、当店で実走行距離は把握しております。

 

画像をちらっと。

 

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かなり色々やってるでしょう!w

さきほど台風が来る前に、試乗してきましたが、やっぱりリジスポ883は最高です。

個人的に、ハーレーの中で一番好きなモデル。

もう絶版になってから、はや16年。玉数もだいぶ減ってきましたね涙

 

ご興味お持ちの方は、ぜひご来店ください!

| BEARDS | お仕事 | 18:34 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
やっと暑さもひと段落

8月に入って、猛暑日が続きましたね。

お盆休みはいかがお過ごしでしたか?

 

17日の休み明けから、おかげさまで忙しくさせてもらってます。

車検業務はもちろん、カスタムや修理、軽作業からけっこう厄介な案件などなど、

本当に様々なことを同時に進行してると、この暑さで「あれ?」なんてことも

しばしば・・・・。

そんなときは手を止めて、水筒の麦茶をゆっくり飲んで、落ち着かせます。

でないと、ミスっちゃいそうなくらいの暑さでした。

 

そんな猛暑も、ここ数日で一気に秋っぽい風が吹き、30度以上の気温のはずなのに

全然涼しく感じるから不思議です。

セミの声がなんだか切ない。

 

さて、ざっくり8月の作業を振り返ります。

他店でのミッション組み込みトラブルの修理から始まりました。

スポーツスターのベイカー6速ミッションの修理です。こちらは原因が分かったのですが、

個別にパーツが取れるかどうかをアメリカのベイカー社に問い合わせ中。

ひたすら返答待ちでございます。

 

車検作業中のFXDLが、カムチェーンテンショナーシュー粉砕発覚のため、カムギヤ化に

移行。盆休み明けにパーツが揃ったので、カムギヤカスタム。

Fフォークのインナーチューブ再メッキもそろそろ仕上がってきたので、車検整備を

月末に再開します。

 

93年式XLに関しましては、レストア&カスタムのような内容になりました。

カスタムRフェンダーとシーシーバーを加工して取付、ハンドル周りはフルカスタム。

ハーネスはほぼ引き直し。Fフォークオーバーホール&修理。

長距離を安心して走っても大丈夫なように、不安なところを消していく作業です。

 

ふと、オイル交換しに来てくれたウルトラのお客様に関しましては、去年の9月にオイル交換して

そこから約8000km走行。その間、一度他店でエンジンオイルのみ交換。

3種類のオイル交換のみの予定でしたが、VPPクラッチが壊れていることが発覚。

預かり修理となりました。預かっている間、もう一つトラブル発見。

ツアーパックの台座ステーがへし折れ、グラグラになってました。こんなでっかい箱、

高速道路なんかで落っことしたら一大事ですね。あぶねー!

振動や経年劣化、積載容量超過など、いろいろ要因は考えられますが、やはり点検は大事です。

 

その他、通常の車検を数台、預かり車両がいっぱいのため、待っていただいているお客様、多数・・・

 

お待ちいただいている皆様、順次ご連絡差し上げますので、いましばらくお待ちください。

 

やっと気温も下がってきて、作業が楽になってきました。

マロも散歩が暑さで辛そうでしたが、ここのところリードを引っ張る力が

強いので、涼しくなった証拠ですねw

これで作業も捗るはず!?w

 

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| BEARDS | お仕事 | 13:30 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
スポーツスターのアクスルカラーのご紹介

オリジナルパーツを制作したので、ご紹介します。

 

スポーツスター アクスルカラー

 

2000年〜2003年モデルのスポーツスターに適合。

 

 

まずは下の写真をご覧ください。

スウィングアームの内側(右)です。

よく見ると、ノーマルのスペーサーと当たっている面が変形しちゃってます。

IMG_6422.jpg

この部分が変形すると、左右のアライメントを調整するのに苦労しますし、

何より、タイヤ交換などのたびに変形の具合はすすんでしまいます。

 

ちなみに、こちらは左側。

IMG_6423.jpg

キャリパーサポートが大きな面で当たってくれるため、スウィングアームの変形は

起こりません。

アクスルナットの締め付けトルク88Nmに、何度も耐えてもらわないといけません。

 

スウィングアーム内側のカラー形状にも問題があると思います。

ダイナの場合、この部分に鉄のブロックが入っていて、ずいぶんと頑丈に作られてます。

IMG_6425.jpg

スポーツスターカップが盛んだった2001年あたりに、某ショップから、この問題を

完全に解消するパーツ&加工が行われていました。Rサスの取り付け位置から変更するため、

スウィングアームごと送らなければいけなかったので、流行りはしませんでしたが、

良い作りだなーと当時が懐かしいですw

 

IMG_6426.jpg

あれから20年近くが経ち、某ショップのパーツは廃番になってますから、手に入りません。

それに加え、お客様の車両を整備していると、この不具合がだいぶ目立つようになってきました。

なんとか簡単に、変形をおさえるようにしないと、いつかスィングアームの大掛かりな修理が

必要になってきてしまいます。

 

そこで、アクスルカラーを作りました。

こいつです。

 

IMG_6427.jpg

 

このブラックアルマイトされたカラーの大きな面で、スウィングアームをおさえます。

ベアリング側は、インナーにきっちり当たるようになっております。

 

取り付けるとこんな感じ。

IMG_6428.jpg

これにより、88Nmでアクスルを何度も締め付けても、スウィングアームが変形してしまうことは

無くなるでしょう。

 

左側のアクスルナット。こちらはワッシャーが変形しがち。

IMG_6429.jpg
この分厚いワッシャーは、純正パーツでしっかりとリリースされてますから、

消耗品だと思ってタイヤ交換の時は換えちゃいましょう。

 

IMG_6430.jpg

2000年〜2003年モデルのスポーツスター限定ですが、当店のお客様は

この時代のスポーツスターに乗られている方が多いので、予防修理パーツとして、

タイヤ交換時に取り付けをお勧めしていきます。

 

気になる価格は、

¥5,000−(税別)

 

タイヤ交換時であれば、追加の交換工賃はもちろん¥0ーです。

| BEARDS | お仕事 | 18:44 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
当店で、はじめて点検を受けられる方へ

ご紹介や、インターネット、通りすがりなどなど、当店ではじめて点検を受けられる際に、

ちょっと注意していただきたいことがあります。

年式やカスタム具合などにもよりますが、最初の見積もり段階では発見できないような

修理・交換などが必要になることです。

 

例えば、現在お預かり中の、2001年ローライダーのお客様。

当店をご紹介いただき、車検をご依頼くださいました。

 

お預かりする際、お客様と話しながら、バイクの周りをぐるっと見させていただき、

目に見える修理や交換が必要な箇所を挙げながら、大体の見積もりを提示します。

ただ、かなり他店やユーザーDIYで手が入っている車両でしたので、それらの部分で

不具合がみつかれば追加が発生しますとの内容をお伝えし、作業中に何か見つかったときは、

途中でお電話しますね、と確認してお預かりしました。

 

このような、だいぶ手が加えられた車両は、けっこう時間がかかってしまうケースになりがち。

そのほとんどは、いい加減な整備や作業によって二次災害的なことが起こってしまっていて、

それらをうまく直すことやバランスを取ることに苦労させられます。

 

さっそく点検に取り掛かりました。

まず、カムカバーを開けてカムチェーンテンショナーシューを確認するところからスタート。

なぜなら、ここがアウトだと25万円ほどの追加修理(カスタム含む)が必要になるため、

まず最初に確認しておかないといけません。

 

IMG_6416.jpg

 

結果はものの見事にアウト!涙

下の写真の黄色いのがテンショナーシューです。

よーく見ると、シュー自体が半分割れて吹っ飛び、抑えているチェーンと

スプリングが金属同士でこすれあっています。

 

IMG_6403.jpg

 

この状態を知ってしまうと、このまま修理せずにスルーはできません。

このまま走ってたら、シューの破片がオイル通路に入り込み、油圧が上がらず

エンジンブローにつながります。まさにツインカム88エンジンの欠陥です。

 

カムカバーの裏側にも、小さな黄色い破片が散らばってます。

これらの破片は、カムサポートプレートを抜け、オイルフィルターとオイルパンの方へ

流れていきます。もちろん、オイルパンも一度外してきれいに洗浄します。

 

IMG_6404.jpg

 

お客様に電話したところ、乗り換えるか、このまま乗るか・・・・・

Fフォークのインナーチューブも錆びによる腐食と粗悪なオイルシールでオイル漏れを

起こしていたので、こちらにもお金がかかります。

かなり悩まれた挙句、一通り修理する方向で決まりました。

この時点で車検代+修理代でざっと40万円!

そりゃ、即決はなかなかできない金額ですよね。

 

IMG_6415.jpg

 

タンク周りの配線もおかしな取り回しだったり、キャブのセッティングも確認したかったので、

タンクを外して一通りチェックします。

やはり、キャブレターの中身はダイノジェットが組まれていたけど、間違った取り付け方でした。

セッティングも、スロージェットが小さく、ミクスチャーを戻しすぎていて、メインジェットも

セオリーとは違う番手だったので、リセットする意味も込めて適正なものにすべて変えました。

カムが変わるので、あとはエンジンを直してから試乗して、最終的なセッティングをします。

ついでに、予防修理として、インテークマニホールドシールも交換しておきます。

 

IMG_6412.jpg

 

エアークリーナーエレメントは、ずいぶんと乱暴なつけ方で、あちこちから余分な

エアーを吸ってしまっていたので、すべて修正。

バックプレートの余分な穴もふさぎ、ブリーザーホース、ガソリンホースも新調。

アイドルケーブルは、グリップ側で切れかかっていたので、中古品と交換。

極力、追加費用がかからないように、進めていきます。

 

プライマリーチェーンの調整も、張りすぎだったので、調整。

この時、Rタイヤを回すんですけど、なんかおかしな手ごたえが。。。

なんと、Rスプロケットのボルトが5本とも緩んでました。

 

IMG_6413.jpg

 

手で回ってしまうくらい緩んでいたので、間一髪セーフでしたね。

もしもこのまま緩んで外側にボルトが出てきてしまうと、スイングアームとヒットして

重大な損傷、もしくは、事故が起きていたかもしれません。

プーリーなどのボルトは、1本が緩むと、たいてい他のボルトも緩み、最終的には

5本全部が緩みます。

 

IMG_6405.jpg

 

これも、ノーマルのボルトからわざわざクロームのボルトに換えられていたので、

誰かが作業したときに、ロックタイトをつけず、トルク管理もしなかったのでしょう。

まさに人災です。

ドライブベルトの左右のアライメントも滅茶苦茶。大げさに言えば、Rタイヤが斜めに

取り付けられている状態でした。

 

IMG_6414.jpg

 

ブレーキローターのスクリューもクロームに換わっていたので、心配だから、全部トルクチェック!

やはり、誰かが手を加えたところで、何かが起きてますw

 

ほかにも、インナープライマリーのオイルシールからオイル漏れがあったり、レギュレーターも

交換したような形跡があるので、全部チェックしていかなくてはなりません。

その上で、修理がすぐに必要なところと、様子をみるところで分けて、今後の定期点検に反映させていきます。

 

今回の車両は、現在パーツ待ちでまだまだ途中ですが、今後、車検整備・修理が終わって、試乗して問題が

なければ、納車となります。

このように、一度、一通り診させていただいた車両は、当店の履歴にも残りますし、次回の点検やカスタムの

方向性も見出せますので、次回からはもっとスムーズになります。見積もりの安定性も増します。

 

 

初めて診させていただく車両の場合、以上のようなことございますので、こういうことがあるよ!

ということを頭の片隅にでも覚えていてもらえると、助かります。

 

それなりに古い年式、あちこちカスタムされている車両、これらは特に要注意ですよ!
 

 

 

| BEARDS | お仕事 | 14:56 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
振動の怖さ

まずはこちらの画像をご覧ください。

IMG_6364.jpg

 

ツーリングモデルのサイレンサーですが、連結部分が何か変ですね。

 

IMG_6363.jpg

 

ご覧のように、大きく削れて大穴になってしまっています。

クランプも割れてます。

 

これは、2本だしマフラーの右側サイレンサー。純正の分厚い鉄がこんなに削れてしまいました。

後部のステーにかろうじて支えられ、ゆるゆるの連結部分は、わずかに引っかかっているような

状態でした。落っこちなかったのが、不幸中の幸いです。

 

こんな状態になってしまった原因を、車検整備しながら調べてみました。

 

原因その1

社外クランプ

 

社外の薄いクランプでは、十分な締め付ける力がなく、ゆるみやすいです。

押さえつける面積も小さいですから、排気漏れも起こしやすい。

緩まないように強く締めると、クランプ自体の目ネジがバカになったり、スポット溶接がはがれて

使い物にならなくなります。

ここは、純正のクランプを使いたいところですね。

 

原因その2

エンジンラバーマウント

 

サイレンサーをエキパイに取り付ける際、どうも斜めになったり無理な力をかけないと付かないことが

時々あります。多くは後付けのバックギアが、トランスミッションサイドカバーを外側に張り出させてしまって

エキパイの位置を外側に動かしてしまうことがあるのですが、今回はバックギアは付いてません。

ということは、エキパイの位置が変わってしまっている=エンジンが動いている・・・

フレームとエンジンの位置関係を注意深く観察すると、右側のフットボードブラケットと

Fエキパイのクリアランスが近いようだったので、Fアイソレーターマウントを点検しました。

すると、外側からは分からなかったのですが、内側のアイボルトが通るセンター部分とラバーが

はがれていることを発見!

こうなると、エンジンの振動を吸収しきれず、不快な振動が起きます。

それに、フレーム内のエンジン前側が、少し下がってしまうため、マフラーなどの位置も微妙にずれて、

端に行くほどそのずれは大きくなります。

おまけに振動も大きくなっているから、予期せぬところが壊れるんですね。

 

アイソレーターマウントを交換すると、エンジンが適正な位置に収まり、振動の吸収力も本来の力を

取り戻し、交換前のような振動はなくなりました。

このアイソレーターマウント(ラバーマウント)ですが、初期のころから何度も対策されていまして、

一番新しい純正品をお勧めします。

何度も対策されているってことは、製品不良もしくは、構造上の問題が大きい可能性があります。

対策品を入れたからといって、今後は壊れないという保証はありませんから、点検は大事ですね。

 

振動は、固い金属を破壊します。

こんなに振動があったっけ?と気になる方は、余計なところが壊れる前に、点検したほうがいいかもしれません。

 

| BEARDS | お仕事 | 18:18 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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