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振動の怖さ

まずはこちらの画像をご覧ください。

IMG_6364.jpg

 

ツーリングモデルのサイレンサーですが、連結部分が何か変ですね。

 

IMG_6363.jpg

 

ご覧のように、大きく削れて大穴になってしまっています。

クランプも割れてます。

 

これは、2本だしマフラーの右側サイレンサー。純正の分厚い鉄がこんなに削れてしまいました。

後部のステーにかろうじて支えられ、ゆるゆるの連結部分は、わずかに引っかかっているような

状態でした。落っこちなかったのが、不幸中の幸いです。

 

こんな状態になってしまった原因を、車検整備しながら調べてみました。

 

原因その1

社外クランプ

 

社外の薄いクランプでは、十分な締め付ける力がなく、ゆるみやすいです。

押さえつける面積も小さいですから、排気漏れも起こしやすい。

緩まないように強く締めると、クランプ自体の目ネジがバカになったり、スポット溶接がはがれて

使い物にならなくなります。

ここは、純正のクランプを使いたいところですね。

 

原因その2

エンジンラバーマウント

 

サイレンサーをエキパイに取り付ける際、どうも斜めになったり無理な力をかけないと付かないことが

時々あります。多くは後付けのバックギアが、トランスミッションサイドカバーを外側に張り出させてしまって

エキパイの位置を外側に動かしてしまうことがあるのですが、今回はバックギアは付いてません。

ということは、エキパイの位置が変わってしまっている=エンジンが動いている・・・

フレームとエンジンの位置関係を注意深く観察すると、右側のフットボードブラケットと

Fエキパイのクリアランスが近いようだったので、Fアイソレーターマウントを点検しました。

すると、外側からは分からなかったのですが、内側のアイボルトが通るセンター部分とラバーが

はがれていることを発見!

こうなると、エンジンの振動を吸収しきれず、不快な振動が起きます。

それに、フレーム内のエンジン前側が、少し下がってしまうため、マフラーなどの位置も微妙にずれて、

端に行くほどそのずれは大きくなります。

おまけに振動も大きくなっているから、予期せぬところが壊れるんですね。

 

アイソレーターマウントを交換すると、エンジンが適正な位置に収まり、振動の吸収力も本来の力を

取り戻し、交換前のような振動はなくなりました。

このアイソレーターマウント(ラバーマウント)ですが、初期のころから何度も対策されていまして、

一番新しい純正品をお勧めします。

何度も対策されているってことは、製品不良もしくは、構造上の問題が大きい可能性があります。

対策品を入れたからといって、今後は壊れないという保証はありませんから、点検は大事ですね。

 

振動は、固い金属を破壊します。

こんなに振動があったっけ?と気になる方は、余計なところが壊れる前に、点検したほうがいいかもしれません。

 

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