ノーマルで装着されていたフルアジャスタブルカートリッジFフォーク。
プリロード調整、伸び側・圧側の減衰調整ができる優れもの。
ただ残念なことに、ノーマル状態のスプリングレートやオイルの硬さなどが
合っていないため、性能を生かし切れておりません。
黄色い矢印は、スプリングプリロードの調整範囲です。
22mmのレンチで締め込んでいくと、プリロードアップします。
体重や乗り方、走る環境によって調整します。
基本は、1名乗車した状態で、ストローク量の2〜3割ほど沈んだあたりで設定。
まったく沈まない状態や、沈みすぎてしまう場合は、危険ですのでしっかり設定しましょう。
こちらがリバウンド(伸び側)の減衰調整ノブ。
リバウンドは、縮んだサスペンションが伸びるときのこと。
この伸びるスピードを調整します。
逆にコンプレッション(圧側)は、フォークの下の方、アウターチューブの
下部に同じノブがおわします。
コンプはフォークが縮むときのことで、縮むスピードが調整できます。
どちらかを思い切りハードにして、逆側を思い切りソフトなんてセッティングは
NGです。基本は、伸びも圧も同じくらいの位置にします。
13段階(13ノッチ)の細かな調整ができますので、一番締め込んだ箇所から
何ノッチ戻しといった具合に、設定します。
指で回せるものですが、時々固着している場合は指で周りません。
その場合は、工具を使いますが、壊れる可能性が高いんです。。。
分解していくと、中のカートリッジが現れます。このカートリッジの中と
アウターチューブ内にあるオイルが行き来して、ダンパー効果を生みます。
先ほどの減衰調整の13ノッチは、このオイルの通路を広げたり狭めたりして
調整できるようにしています。
また、オイルの粘度によって、減衰スピードは変わりますから、これがポイント。
サスペンションの性能の軸となるのは、スプリングですので、このスプリングが
固すぎたり柔すぎたりすると、いくら減衰調整ができても意味がありません。
なので、ノーマルのスプリングはアフターサービス品に交換することをお勧めします。
私のお勧めはトランプサイクルから出ているスプリングキット&専用オイル。
見た目は変わらないのに、非常にしなやかでコシが出て、別のフォークになったように
変わります。
カートリッジ部分をばらす場合、何も気を付けずに組み立てると、
減衰の調整が滅茶苦茶になってしまいます。
13ノッチでなければいけないのが、17ノッチとか10ノッチとか・・・
なので、このあたりは下手にばらさない方が得策です。
カートリッジ内にオイルを充填させ、エアーを抜く作業を行い、スプリングを
インストール。この後の作業で下手すると、せっかく調整した油面が狂います。
私も初めてこの作業をしたとき、オイルまみれになりながら、何度かやり直しましたw
専用工具を使えば、もっと楽にできるはずなんだけど、なんか使いづらいんです・・・
無事にトップキャップを取り付けたら、プリロードはひとまず最弱に設定。
車体に取り付けてから、1G状態で設定作業をやります。
オイルシールやダストシールは、永らく純正オンリーでしたが、
あまりにも価格が上がってますので、これなら社外の高性能シールが
入れられますから、SKFを選ぶことが増えてきました。
色が黒でなく、緑色なので好みはありますけど、気になる方は
クロームカバーをつけましょう。個人的にはアリですけどw
何より、シール性が本当に良い。さすがオフロードで採用されているわけです。
車体に取り付けて、プリロードの設定を行います。
また、フォークの取り付け位置が、トップブリッジから突き出すようにすることで
少しローダウンできます。ただし、やっても10mm程度にしましょう。
20mm以上突き出してしまうと、車体のバランスが狂い、トレール量に影響します。
これを間違うと、走行中に突然ハンドルがブレたりしますから、大変危険です。
リヤサスが長い場合は、突き出しはNGです。
減衰調整は、走り方や環境によって自由にいじってみて下さい。
分からなくなったら、元の位置に戻せばいいだけですから。
このあたりのセッティングは、千差万別です。ご自身が乗りやすくて楽しいと思える
セッティングが見つかれば、楽しいですよ!
]]>
2月18日に開催されました、今年の寒中ツーリングは千葉県は千倉へ。
6年ほど前に訪れたピザ屋さんIndy'sへ行きました。
参加台数は8台で、9名。先導が最後尾まで把握できるちょうどよい台数。
そしてお店にも入るに困らない人数だったので、スムーズに進行。
朝の集合場所は、大黒PA。
全然寒くない寒中ツーリングw
ロンTの上に厚手のジャケットでOKなくらいでした!
それにしても、大黒には朝から様々な車やバイクがいますね。(お下劣なのが多めw)
夜になるともっとひどいのかな? そりゃ閉鎖されますわな。
全員集まったところで出発。アクアライン経由で千葉へ。
館山に向かってひた走ります。
高速降りるまでガソリンスタンドが無いので、小さいタンクには不安ですね。
でも、途中パーキングで休憩含め、1時間半もかからずに高速を降りました。
渋滞もなく、非常にスムーズ。
11時過ぎに目的地Indy'sに到着。
こちらのお店、とてもお勧めです。
種類豊富なピザは窯焼きで、出来立てでめちゃ美味しい!
値段もとってもリーズナブル。
なにより店主の手際が良くて、すんごいスピードで出てくる!!
せっかちな人もこれなら文句言えないww
全部で10枚のピザを平らげ、ご満悦。
さて、ここから帰路に向かうのですが、恒例の現地解散はやめて
台数が少ないのでシェイク屋さんに寄り道することに。
ピザ屋さんからほんの15分ほどで到着。
こちらはエボ&ショベル乗りのお客さんが全員の分を奢ってくれました。
ありがとうございました&ご馳走様でした!
コインランドリーに併設されたお店で、濃い〜シェイクは重たくもなくペロリ。
TVで紹介されちゃったときは、ものすごく混んでいたんだとか。
甘いモノがそんなに好きではない私でも、全然くどくなく美味しかったのです。
そしてここで解散となりました。
アクアライン経由で帰るチームと、お土産買いに行くチーム、フェリーチームに分かれ、
私は楽ちんフェリーを選択。
皆さん、家に着くまでが寒中ツーリングです。お気をつけて!
私ともう一台のスポーツスターは、フェリー乗り場へ。
館山道ができたおかげで、乗り場まではあっという間でした。
ただ、フェリーの本数は相変わらず少なく、着いたときにすでに結構な台数が乗船待ち。
それほど待たずに乗れましたけど、次の便になっていたら1時間半以上先w
暖かい陽気だったので、船上でもデッキに出て日向ぼっこ。暑いくらいの日差し・・・
優雅な時間でした。
久里浜についたら、劇混みの三浦半島を抜け、劇混みの134号からビアーズへ。
ずっとすり抜けだったなw
走行距離は往復で250kmほど。ちょうどよい距離でしたね。
次回のツーリングは、秋です。
参加された皆様、ありがとうございました!お疲れさまでした!!
]]>雪が降ったり積もったりでバタバタしてましたけど、寒いこの時期、
エンジンを開ける修理が多くなります。
なぜなら寒いとお客さんが減るからw
落ち着いてじっくり作業できる時期が冬季なんですが、ここ数年は
ちょいとバタバタ気味。ありがたいことです!
さて、こちらの車両は2002年の883。
腰上のオーバーホール&点検整備中です。
走行距離はもうすぐ10万キロ。この先も元気いっぱいに走るために、
オイル漏れ&ちょいと音が大きくなってきたエンジン諸々の修理です。
ピストンやシリンダーの状態は、10万キロとは思えないほど消耗は
少なかったのですが、バルブステムシールの劣化によるオイル下がりが
なかなかひどく、エキゾーストバルブポートはかなりカーボンが堆積。
バルブシート面にもそこそこダメージがありましたが、磨いてシート幅を
測定して、今回はそのまま行くことにしました。
また数万キロ走ったら、バルブ・バルブガイド交換&シートカットすれば完璧リフレッシュ。
ピストンピンやコンロッド、クランクもガタなし。
なので今回はオーバーサイズのピストン交換&シリンダーボーリングを行います。
タペットはさすがに交換するけど、ロッカーアームなどのブッシングもまったく問題なかったので、
比較的安価で済みそうです。
さすが883ですね、1200の場合はもっとダメージが顕著です。
エンジン周りにアクセスするにあたって、様々なものを外していきますが、
やはり20年以上経過している車両ですから、あちこち経年劣化がみられます。
ハーレーの純正ガソリンコックは負圧式。なかなか高価なモノなんですが、イマイチなんです。
ホースを外そうとすると、圧入されている真鍮のフィッティングが一緒に抜けてしまいました。
キャブレターモデル全車に言えることですが、本当によくあるケースです。
こうなってしまうと、コックをアッセンブリーで交換になります。
これを機に、負圧式をやめて自然落下のシンプルなモノに換えることが多いです。
ピンゲルが代表的ですね!
負圧式のコックは、安全な設計ではあるのですが、コック内部の負圧ダイヤフラムや
負圧ホースが経年劣化でトラブルを引き起こすので、自然落下式の方がお勧めです。
ただし、乗らないときはオフにするクセをつけるのが忘れがちですがw
エンジンにたどり着いて作業を進めていくと、今度はエンジン内部のゴム類や
ガスケットの状態が分かります。すべて再使用不可で交換になるわけですが、
今回びっくりしたのはアンブレラバルブの硬化。。。
こんな状態になってしまうと、クランクの内圧が異常に上がっていたんじゃないか?
と不安になりました。クランクの液ガスからオイルが吹かなくて良かった。
ピストンは、燃焼室での爆発により勢いよく押されます。その押された時、
クランクケースの方に下がっていきます。つまり、クランクケース内にある
空気に圧力がかかるわけです。ということは、その圧力をほどよく逃がして
あげないと、ピストンが下がる時の抵抗になってしまい出力ロスはもちろん、
クランクケース内の圧力が上がりすぎて、ガスケットが抜けます。
そうならないために、クランクケースの圧力をシリンダー内の通路から
ロッカーカバー内を通して、エアークリーナーに抜けさせます。
ごれがブリーザーシステムなんですが、途中にオイルを濾過するものが
ないと、エアークリーナー側にオイルが駄々洩れになりますので、
アンブレラバルブといわれるゴムパーツがあるんです。
下側から圧力がかかったら、ゴムの傘部分が上に押されて空気だけを
抜けさせて、オイルはそこに留める仕組み。
ただ、オイルは完全には留められないので、エアークリーナーはオイルで汚れますよね。
これがブリーザーオイルです。
アンブレラバルブは何度か対策されていて、現在は緑色のゴムになってます。
ビッグツインだとグレーのものだったかな?ツインカムに関しては、ブリーザーシステム
自体に改良がなされています。エボスポは実にシンプルな構造です。
ちなみに今回のように黒いのは、20年以上前の純正です。
凍ってしまったバナナで釘が打てるCMよろしく、カチコチになったアンブレラバルブで
画鋲替わりになりそうなくらいでしたw
こんなこと、エンジンを開けていかないと分からないわけで、考えるとちょっと怖い。。。
エンジンとは別ですが、オイルタンク周りのフィード・リターン・ドレンホースも
けっこうな確率でオイルは漏れてきます。
バッテリーの裏側を通ってオイルポンプに送られ、オイルフィルターを通過して
エンジンの各部へオイルは圧送されて、またオイルタンクに戻されます。
それらのオイルラインは二層式の頑丈な耐油ホースが使われていますが、さすがに
経年劣化しますから、フィッティング部分などの負荷がかかっているあたりから
オイルが滲んで漏れ出します。
そしてそれらの純正ホース、恒例の廃番でございますw
分岐フィッティングも廃番だったような・・・
社外のホースでなんとか対応してますが、悲しいですねー。
一度しっかり交換してしまえば10年は大丈夫だと思いますので、長く乗られる場合は
ぜひやりましょう。今回は03年までのスポーツスターの話ですけど、20年以上経過の
車両は、それなりに気を付けてメンテナンスしていかなければダメですね!
]]>
時々お問い合わせをいただくのですが、
「初めてなんだけど、バイクを見てくれないか?」
という電話、もしくはご来店されてのことです。
当店で取り扱いのある年式やモデルであれば、一見様であっても、
ほとんどの場合、お受けいたします。
ただし、こんな場合はお断りする確率が高いのでご了承ください。
著しくカスタムされている車両
不具合箇所が多岐に渡る車両
エトセトラ・・・
お断りする理由ですが、どこの誰がいじったか分からないカスタム車は、
修理やパーツを選定するのに、難儀します。いちいち時間と手間がかかり、
普通の車両であれば10分で終わる作業に、下手すると何日も費やされます。
配線などが置き換えられていたり、フレームの中に中通しされていようものなら、
テスターで一本一本当てて調べても、完全にバラバラにしないと判別できないものも
ございます。
つまり、馬鹿正直に作業時間や費用のことを考えると、アホみたいな請求額に
なる可能性があるわけです。
気軽な気持ちで車検に出したら、30万円以上の請求になるとか、
現実的ではないですよね。もちろん、前もって見積もりはしますけど、
明らかに難物車だと見積もりを出すだけでもしんどいのです。
カスタム車を手に入れたのであれば、購入した店に行かれることが大前提。
個人売買やネットの売るだけ商法で買ってしまったのであれば、どこのお店に行っても
上記の理由などから、断られることは必須です。
安いからと安易に手を出すと、どこに行っても門前払いを食らって、結局、
個人でDIYでその場しのぎ作業が積み重なり、完全にお手上げに・・・
カスタム車と購入店は、セットで考えないと、あとからえらい目に遭います。
どんなに魅力的なバイクがあっても、それがそのお店の作ったカスタム車ならば、
きちんと最後まで面倒をみてくれるのかどうか、購入する前に、
お店との信頼関係をしっかりと築きましょう。
こちらの車両はスポーツスターのフレームにビューエルM2のエンジンを
載せた特殊な状態。一見さんでしたが、打ち合わせをして、お受けしました。
ビューエルM2のパーツなんて、もう廃番祭り。
なんとか当店のデッドストックパーツなどを駆使して、作業中。
お客様には、進捗状況を説明させていただき、その都度了解をとっての
進行となってます。快く、こちらの提案を受け入れていただいて、助かります。
こちらは常連さんが手に入れてきたカスタム車両。
今回、車検でしたが、この車両を作ったお店が廃業していたため、当店で
引き受けることに。。。
開店のころからのお付き合いのある常連さんなので、断れませんでしたw
車検対応にするべく、各部をチェックしながらゆっくりと手を加えました。
特殊な個所もそれなりにありましたが、きれいにカスタムされていて、
引き直されたハーネスもなんとか判別できて、ギリギリセーフ。
無事に車検を通すことができました。
本来であれば、お断りする可能性の高いケースです。
お客さんも私も、運が良かったw
こんな風に、作業を引き受けるということは、同時に責任も発生しますので、
とても安易にできないということをご理解いただきたいのです。
時間と労力が奪われているあいだ、お待たせしているお客さんや
他のお客さんにも迷惑をかけてしまうので、お引き受けするか否かは、
こちらも慎重に対応いたしますことを、ご了承ください。
]]>
2月18日(日)
目的地 千葉県千倉 ピザ Indy's
集合場所 大黒PA
集合時間 9:00
ガソリン満タンでお越しください。
参加希望者締切 2月15日まで
雨天または雪等の影響で開催できない場合は、翌週以降へ延期or中止
開催の決定は、参加希望者に前日に電話連絡いたします。
※数年前の寒中ツーリング
大黒PA出発後、アクアライン経由です。
昼食後は、記念撮影して現地解散となります。
よろしくお願いいたします。
]]>
当店は2024年1月4日よりスタートしております。
元旦にまさかの大地震。。。そして羽田空港事故・・・
とんでもない年明けとなり、心休まらぬ状態が続いておりますが、
少しでも被災地の力になれれば!とお考えの方に、
現地のリアルな声をもとに必要な支援物資&支援金の送り先をご紹介。
http://no-regrets.jp/wordpress/
(リンクを直接貼れないので、コピペして飛んでください。)
当店のお客さんであるミュージシャン山口洋さんが、被災地支援を
行ってます。全国をツアーで周る現地をよく知る人だからこそ、できること。
わけのわからない募金や詐欺まがいのコンテンツも便乗商法で存在しますので、
せっかく支援をするなら、的確で信頼できるところにしたいですよね。
みなさまのご協力をお願いいたします。
本年もよろしくお願い申し上げます。
]]>新年2024年は、4日(木)からです。
当店が休業中は、ロードサービスの受け入れは不可能ですので、ご自宅か
安全な場所でのご対応をお願いいたします。
また、4日から通常営業ですが、お預かり車両のスペースに限りがございますので、
必ず事前のご連絡をお願いいたします。
さて、私の883のタイヤが、えらく古いことに気が付いたのが秋ツーリングの前。
タイヤの表面にヒビが入り始めたので、そういえばもう5年位使ったかな?なんて
余裕かましてましたら、なんと製造は2014年でした・・・
あれだけお客さんに、古いタイヤは危険ですから溝が残ってても交換しましょう!
なんて偉そうなこと言っておきながら、これです。
反省。
2014年の49週製造ってことは、2014年12月くらいのタイヤです。
今、2023年12月ですから、ちょうど丸9年・・・
そりゃひび割れもするわな。
ガレージ保管なので、傷み方はだいぶゆっくりですが、近年の真夏の高温など
考えますと、ゴム製品にとって過酷な環境です。
外に置いておくと、紫外線や塩害が加わります。5年が目安です。
私が選ぶタイヤは、ずーっとこれ一択。
ブリヂストンのBT-39ですが、スポーツスターカップ(SSC)のために作られた
FOR AMERICANという特殊なもの。バイアスの中では最高峰のハイグリップモデル。
SSCは、ホイールサイズをノーマルの19、16インチで固定というレギュレーション
でしたので、タイヤの選定が非常に厄介だったのです。
それを解決してくれたのが、ブリヂストンさま。
ただ、ハイグリップゆえに、消耗はあっという間です。XL1200だと5000kmで
リヤは交換してました。フロントも峠の下りを頑張ると、リヤタイヤと同時に交換。
その代わり、上手くなったんじゃないかってくらいのヒラヒラ感と安定感!
好みはありますけどね、街乗りには向かないしw
883にはバッチリの相性です。
それと、F19R16の乗り味ってクセになります。最初は、え、なに?この前の
フワついた感じは?とか、リヤに荷重かかりすぎている違和感などありましたけど、
乗り慣れてくると、不思議とどこにでも荷重をかけられるし、操っている楽しさが
分かります。乗り味を変えたくない=ホイールサイズはこのまま、っていう条件だと
BT-39となります。
新しいタイヤ、製造年はもちろん2023年。11週目なので、3月。
減りの早いはずのタイヤなのに、溝の減りよりも経過年月で交換になるとは・・・
なんとも情けない。もっと乗ってあげないといけませんねー。
やっぱり新しいタイヤは良いですね。バイク全体が引き締まった感じになります。
走るうえで、とても大切なパーツだけに、ちゃんとしたものにする意味は大きい。
安全で、乗っていて楽しいんだから、それだけでもすごいこと。
長い目で見た時に、消耗品って、ケチるとろくなことないです。
最高級のものを使う必要は全くないけど、ちゃんと仕事をしてくれるものの値段には
意味がありますのから、安かろう悪かろうにならないようにしましょう。
今年もお世話になりました。
来年も引き続き、よろしくお願いいたします。
]]>
これらのバランスは、走り方に大きく影響します。
3つとも重要ですが、今回はステップ位置のお話。
ステップの位置は、大きく分けて3つ。
前か真ん中か後ろか。
呼び方はフォワード・ミッド・バック。
そのまんまですねw
アメリカンスタイルが生み出したフォワードコントロールは、まさにハーレーが
始まりでして、フォワコンなんて略して呼ばれてます。
ハーレーでいうところのミッドコントロールは、国産車と比べるとだいぶ前気味。
ハーレーでいうところのバックステップは、モデルにも寄りますが、国産ネイキッドの
ミッドコンに近いです。
その他に、フットボードタイプもあり、これはビッグツインのFL系に採用されてます。
どのタイプにもメリット・デメリットがありますが、どうやっても似合わないし、
取り付け不可能ってタイプも車種によって選択肢が限られますので、ここでは
3タイプが選べるスポーツスターでご紹介いたします。
フォワコン。フォーティーエイトの純正に採用されています。
足を前に放り出すような格好になるので、足の長い人にはゆったりしたポジションになり、
見た目もかっこいい。ただし、ステップに体重をうまくかけられないので、運動性能は
乏しいです。
また、小柄の体系の方には、ステップが遠くて乗りづらく、ロングツーリングすると
股関節や腰、首が痛くなるっていう方もいらっしゃいましたので、そういう場合は、
無理せずにミッドコンに交換しましょう!
さらに足の長い人向けに、フォワコンの状態かた前方に2インチエクステンドするパーツも
米国製のカタログには掲載されております。
過去にソフテイルモデルに取り付けたこともありまして、ロングフォークだったこともあって
トランポに積載できなかったので、車検場まで自走しました。私の体型では地獄でしたw
リアブレーキは届かないし、シフトチェンジもミスるので、シートにクッションを取り付け、
座る位置をできるだけ前方になるようにして、なんとか乗っていきましたが、同じ人間が
操作するバイクとは思えなかったですよ。。。
こちらはミッドコン。
日本人の体型に一番しっくりくるポジションです。
とは言いつつも、画像のようにけっこう前にあるんですよね。なので、バンク角は
あまりなく、スポーツ走行するには真っ先に換えたいところです。
街中を走る分には全く問題ありませんけど。
こちらは、大柄の人だと窮屈に感じる場合があるようです。
小柄な私には分かりませんけどw ほとんどの方が、このステップの位置で固定して
ハンドルやシートを選びます。若干、前になるミスミエンジニアリングのミッドコンも
選べますので、ご自分のスタイルに合ったものが見つかると良いですね。
操作性は、まったく問題なし。少し乗れば、すぐ慣れると思います。
最後にバックステップ。
これはもうスポーツ走行することを前提としてますので、楽とかかっこいいとかは
二の次です。とにかくバンク角を稼いで、操作性が良いこと。ステップに体重を
載せる動作をすばやく左右で行いますから、すべらない、荷重移動がしやすい、
お尻を動かしやすいってことが大事です。
単純にかっこいいから付けたいってのも、もちろんアリです。
その代わり、ポジション的に脚が折れ曲がる角度がきつくなるので、窮屈さは
感じると思います。私のバイクはこの仕様なので、ロングを走ると、股関節や
太ももの辺りが攣ったりして、なかなか厄介なのです!
ツナギを着て、サーキットを走るのがベスト。
そんなツナギ、もう入らないので、こないだ捨てました。。。
あれこれ書きましたが、結局は人によって良し悪しは千差万別です。
ご自分に合うもの、かっこいいと思うもの、どこに重きを置くかで決めてください。
それによってハンドルやシートの選択肢も絞られてきます。
ポジションでお悩みの方は、一度ご相談ください。
]]>
ひと昔前から、極小の車検公認ウィンカーが出てきて、けっこうな台数の
交換をさせていただきました。
この極小ウィンカー、何が良いかと言いますと、どこにあるか分からないくらいの存在感薄。
私的に、バイクは余計なものが付いていない状態が一番かっこよくなるという持論があります。
レーサーのかっこよさは、まさに機能美。
速く走るための性能を追求したらこうなりました!という潔さの結果、美しくもある。
なので、保安部品なんてものは、なければない方がかっこよくなります。
でも、公道を走るには必要ですので、必死にかっこいいものを探します。
ウィンカーに関しては、極小ウィンカーが一つの答えなのかもしれません。
ただ、LEDによる低抵抗のため、イコライザーが必要だったり、インジケーターが
ハイフラになってしまったりということもあります。
小さすぎて逆に嫌だという意見ももちろんありますよね。
最終的にカスタムはオーナー様の好みですから。
こちらはこれまでの定番モデル。
これくらいの存在感と、ビレットによる高級感があったほうが好きという方も
多いです。電球で光らせていますので、球切れなどの補修も容易で安価です。
一時は、この砲弾型とスクエアタイプばかりをつけていました。
1か月に5セットとかの時もありましたw
微妙に違う形の種類がありましたけど、ぶっちゃけ、ほとんど違いが分からないw
今では、メーカー側も種類をしぼってます。。。
最後にこちら。
夏みかんのような純正ウィンカーです。
昔は新車に装着されているこれが嫌で、最初にウィンカーを小型化するのが定番。
ディーラー時代、段ボールの中に本当にミカンが入っているかのように、大量の
このウィンカーが収穫されて捨てられるのを待っていましたw
今では一周回って有りですw
同じモデルを長く乗る傾向の強いハーレーのカスタムは、散々いろんな箇所をカスタムしたのち、
またノーマルみたいに戻っていくケースが少なくありません。
面白いですよね!
あんなにノーマルが嫌で、カスタムしてかっこよく!ってお金使ってたのに、
あるところまでいくと、ノーマルがかっこよく見えてくるw
それだけノーマルの形が良かったということなのか、飽きたからなのか、
ノーマルで乗っている人が少ないからなのか、理由は様々でしょうけど、
私は有りだと思ってます。
走りも、ノーマルが思いのほか楽しかったりすることもありますしね。
まぁ、ノーマルに戻すのにも、それなりにお金がかかってしまいますけど。
そんな長い目でみると、ノーマルパーツは残しておいた方が良いと思います。
あと1週間ほどでパーツの発注がとまります。
年始も、しばらくは入荷が遅れ気味になりますので、お急ぎの方はご注意ください。
]]>何も知らずに行うと、必ずと言っていいほどブレーキスイッチを傷めます。
年式によって多少違いがありますが、2013年までに使われているスイッチは、
本当によく壊れてます。
画像の矢印にあるボタン部分を、ブレーキレバーで壊してしまうのです。
普通に作業していると見えない箇所なので、高確率で壊します。
運よく壊れなかったとしても、ゴムのカバーに傷をつけて穴が開き、
水が浸入して、そのうち壊れます。
プロでも、壊した経験があるんじゃないかな?
私も壊したことあります・・・
そんな世界中で壊されまくっているスイッチなので、在庫が不足がち。
社外のドラッグ製をよく使ってますが、現在バックオーダーでした。
少し待てば入荷するのですが、需要が高いってことは、それだけ壊してるってことなのかな?w
壊さないように作業するには、ブレーキレバーを外して作業するか、
このようにレバーを握った状態にして、スペースを作る方法があります。
オレンジ色の物体がレバーの根元に挟まっている状態。
また、これもあるあるなのですが、マスターシリンダーのトップカバーが、
逆向きに付けられていることも多く見ます。
この年式のタイプは、写真の状態が正解。
逆向きについていても機能的に問題ありませんけど、かっこ悪いですよね。
お店に出してお金払って作業してもらったのに、小さな箇所の詰めが甘いだけで
なんか嫌な気分になる人もいるかと。。。
正常な状態を知っているかどうかって、とても大事なことだと思います。
12月も半ばだってのに、全然寒くない。
異常ですよねー!
]]>トランスミッションオイル・フォークオイル・ブレーキフルードです。
厳密に言えば、Rサスの内部にもオイルは存在しますが、こちらは割愛。
ビッグツインは、プライマリーオイルとトランスミッションオイルが別。
スポーツスターは一緒です。
色に関しては、当店が主に扱っているスペクトロ社の場合、エンジンオイルは
茶色・プライマリーオイルは薄い茶色・トランスミッションオイルは赤色。
スポーツスターのトランスフルードは薄い青。
フォークオイルは深い黒に近い紫で、ブレーキフルードのDOT5は紫・
DOT4は透明に近い黄色。
これらの色は、間違えないように各メーカーで着色してます。
なので、メーカーによって違った色もたくさんあります。
また、各オイルの入っている量も大体決まっていて、色と量は、トラブルを
発見する上でとっても重要になってきます。
では、車検でお預かりした2006年式FLSTでのトラブルをご紹介。
いつものように普通に走ってご来店される際、何度かエンストが発生。
エンジンは十分に温まっているし、アイドリングも下げ過ぎてないのにエンスト。
乗られなかった時間がけっこうあったとのことで、フロートのガソリンが古いか、
スロー系に詰まりがあるのかな?ってことで、車検整備の中で調べることに。
まず、試乗。
やはり、不自然なエンストを私も確認しました。
信号待ちでアイドリングしている最中にストンとエンスト。
アクセルには全く触っていない状態でした。
試乗から戻って、エンジンオイルレベルをチェック。
前回、私が入れたオイルレベルと比べて明らかにロワーレベル。
これは何かある。。。
エンジンオイルを抜くと、それほど走行距離は増えてない割に結構汚れた色。
車体を垂直に起こして、ダービーカバーを開けると・・・
ドバドバとプライマリーオイルが溢れ出てきました。。。
低走行距離なのに、色も黒い。
これはエンジンオイルがプライマリーケース内に侵入してしまっている状態です。
プライマリーオイルを完全に抜いて、量を測ってみると、おおよそ1リットルくらい
増えていました。エンジンオイルのデプスゲージでみたロワーレベルに減った量と
辻褄が合います。
不自然なアイドリングでのエンストも、プライマリーケース内に大量のオイルが
あったことが原因。余計な抵抗ですからね。
怪しいのはクランクケースのオイルシールが破損しているのが最有力ですが、
万が一、クランクケースに巣があったりしたら一大事。
慎重にプライマリーケース、プライマリーチェーン等を外していきます。
すると・・・
まんまとオイルシールが外側へ飛び出てました。
これではエンジンオイルとプライマリーオイルはごちゃ混ぜですね。
ただ怖いのは、なぜ外れたのか?
今回は、専用工具を使って規定値まで新品のオイルシールを入れて、
しばらくは様子をみることに。
これでまた同じようなことが起きてしまうのであれば、もっと突っ込んで
原因追及しないといけません。
何が原因で、このオイルシールが外れたのか?
新車組み付けラインでミスっただけなら、今回の修理でOKなのですが、
クランクケースの内圧に問題があったり、オイルシールのボアに問題があったりすると
さぁ、大変。かなり大掛かりな修理となってしまいます。
直ってますように!
]]>
エンジン始動不具合でお預かりしたのですが、何もせずに普通に
かかってしまって、なんだろ?って感じでエンジン回りを見回していたら、
ロッカーカバーガスケットからのオイル漏れを発見。。。
けっこう勢いよくオイルが出てきて、どうやら私がエンジンをかけた瞬間に
ガスケットが抜けた模様w
新車当初から一度も換えていない紙製のガスケットでした。
よくここまで持ちこたえていたことにビックリしました。
クロームのロッカーカバーですと、紙のガスケットは特に抜けやすいので、
まさに奇跡。
ガスケット交換&アンブレラバルブやインマニシールなどのゴム類も一新して、
予防修理もやっておきました。
ただ、気になるのはバルブステムシール。今後、オイル消費が発覚したら、
腰上は開けないといけませんね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お次は1990年モデルのスポーツスターXLH1200です。
比較的ノーマル状態のままの車両です。さすがに33年も経つとあちこちやれてます。
IGキーをオンにすると、ブレーカーが落ちるというトラブルで入庫。
それもそのはず、Rフェンダー内側のハーネスがズタボロになってました。
原因は、サイズ違いのタイヤを履いていたこと。
2人乗りした際に、Rサスがフルストロークして、DUROの140サイズが
Rフェンダー内側のハーネスを切ってしまったようです。
おまけに、フェンダー内側のナットやボルトもタイヤを傷つけていました。
Rサスをレイダウンしていたこともアダとなってしまったようです。
タイヤ交換とウィンカー交換、ハーネスの修理を行い、ブレーカーが落ちることは
無くなりました。試乗して、最終チェック。ブレーカーは落ちないし、灯火類も
問題なし。ただし、あちこちからのオイル漏れを発見したので、納車時にそれらを
オーナーさまに伝えることに。
納車当日、今回の修理箇所と内容を説明、新たに発見したオイル漏れなどもお伝えして
納車となりました。
夏から乗っていなかった車両なので、久々に箱根あたりまで行ってきます!とのことで
気持ちよく送り出したのですが、1時間後に電話が鳴ります。。。
どうやら西湘BPのパーキングで、またブレーカーが飛んでしまった模様。
見つけ出せなかった箇所があったのかと思い、申し訳ない気持ちでレッカー待ち。
レッカーで運ばれてきて、早速症状を確かめてみると、IGキーをオンにすると
何かのブレーカーからカチッと音がします。タコメーターの電源が落ちるので、
アクセサリーのブレーカーのようです。
IGキーをOFFにして、数秒くらいでまたカチッと音がしました。
ブレーカーの復旧って、こんなに早かったっけな?と思いつつ、トラブルの症状が
確認できたので、修理は翌日以降に行うことにして、閉店。
1日置いて、さて、修理開始してようと、IGキーをオン。
昨日のようにブレーカーは落ちてくれない・・・・・
何度やっても症状出ず、エンジンをかけて20分以上温めても何も起きない・・・
こういう時が一番厄介なんです。
トラブル症状が出ていてくれれば原因特定はしやすいし、直ったかどうかの判断も
確実にできますが、出ていた症状が出なくなったり、様子が変わってしまったりすると
途端に難しい修理になります。
いくら症状を出そうとしても出てくれないので、怪しいところから消去法で直していく
こととなりました。途中ではっきりしたものが見つかってくれることを祈って。
まずは、復旧の仕方が怪しかったブレーカーを見てみることに。
このタイプは、新しいモデルのヒューズのかわりにバイメタルのブレーカーが
使われてます。大きな電気が流れると、熱によってバイメタルが反り、接点を
離して電気を遮断。
アクセサリーのブレーカーをバラしてみると、バイメタルの反りと
接点が、他のものとは明らかに違ってました。これが主な原因かな。。。
他のブレーカーも当時モノで怪しいので、全て交換することに。
お次はメインブレーカーからバッテリーのプラスに伸びているハーネス。
ビニールテープでぐるぐる巻きにされていた部分を剝がしてみると、
端子のかしめ部分でワイヤーが切れかかっていました。
これが切れたらすべての電源が落ちますから、危ういところでしたね。
あと怪しい箇所といえば、IGキーです。
これも当初モノで、やはりビニールテープでぐるぐる巻きにされていました。
接点がショートしないようにテープで養生しているのでしょうけど、中で
錆びて逆効果になってます。
IGキー内部は非分解パーツなので、内部を確かめる=交換となります。
目視しても、接点不良がどの程度起きるのかを判断することが難しいので、
社外のキーに交換します。
あとは、バッテリーケーブルもカッチカチのコッチコチ。
振動でバッテリーケーブルが断線するトラブルは有名。
フレキシブルに動く振動に強いタイプに交換しました。
とりあえず、ブレーカーや配線、IGキーなどに不具合らしき箇所が見つかったので
これらが原因になっていた可能性が高いですね。
バッテリーをつないで、IGキーをオンにしてセルを回すと、明らかにエンジン始動が
元気になりました。火花が強くなった感じ!
ヘッドライトも先ほどより明るいw
途中で止まらないことを念じながら、少し長めの試乗に。。。
走りだしてすぐ感じたのは、アクセルのレスポンスが良い!
もっさりしていた吹け上りが、感じなくなりました。
20分ほど走って、エンジンも十分温まったところでも安定。
火花が強くなったせいか、多少ノッキングを感じました。
30分ほどの試乗を終え、何も症状は起きず。
てか、電気系のパーツを一新した効果にちょっとビックリ。
キャブを換えたくらい元気になっちゃったw
徐々に悪くなってく経年劣化。電気は目に見えないから発見しづらいですけど、
バイクの電気の流れをちゃんとしてあげるのは大事ですね。
アースなんか、本当に重要です。古いバイクほど効果を感じられます。
20年以上経過している車両は、ちょっと見直す箇所がありそうですね!
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当店の委託中古車とは、何か?ざっくり説明します。
所有者が当店のお客様であり、その車両販売を当店が代行するサービスです。
条件がいくつかございまして、ひとつは、当店での整備記録があり、当店が
中古車として販売できると判断した場合。
ひとつは、売れた場合、販売手数料がかかること。
ひとつは、売れるまでの間、オーナー様が責任をもって保管していただくこと。
細かなことは省略しますが、だいたいこんな条件です。
委託される方のメリットは、相場査定価格よりも高い金額が手に入る。
当店が間に入るので、面倒なトラブルになることはまずありません。
オートローンが使えますので、売りやすい。
デメリットは、売れるまでの期間が読めない。
保管中のリスクがある。
車検がある場合、当店まで持っていく必要が発生する。
こんなところでしょうか。
購入される方のメリットは、当店の整備記録がある車両なので、安心。
その後の整備も責任をもって当店が引き継ぎます。
オートローン(2.9%低金利)が利用可能。
デメリットは、納車にあたって交換が必要な消耗パーツがある場合、
ある程度予算が必要。(バッテリーやタイヤなど)
委託なので当店の保証サービスはありません。
ここでのポイントは、保証はないけど、当店の整備記録がありますよ!ってことです。
つまり、当店が車両の状態をある程度把握しており、なおかつ納車整備をしますので、
よほどのことが無い限り、ちゃんとした車両だということなんです。
何か問題をかかえている車両は、きちんと説明いたします。
元オーナーさまも、新オーナーさまも、当店との信頼関係によって成り立つシステム。
当店としましても、新しいオーナー様のもとで引き続き面倒をみさせていただくことに
なる可能性が高いので、ウィンウィンなんです。
オークションなどの個人売買に関しては、本当にリスクが高いのでお勧めしません。
お店で購入する場合でも、専門店なのか?保証対応してくれるのか?を確認しましょう。
あとは適正価格であるかどうか?
最近、他店で購入された車両の修理を行うことも多いのですが、正直、ひどい状態の
ものが多いです。
これからお金がかかるものがほとんど。。。
売りっぱなしの傾向にあるお店は、初めから対応したくないのではなく、
対応できないんだと思います。なぜなら直せないから。
直せないから、だんだん対応が雑になったりして、お客さんとの信頼関係を築けない。
様々なメーカーを扱うようなお店は、どうしても専門知識も広く浅くなりますから、
少々難儀な修理はできないし、やるには専門知識と工具が必要です。
できないことは、できないと言わないとトラブルの元ですね。
当店でも、ショベル以前やミルウォーキー8には手を出してないので、やれませんって
お伝えしてます。エボからツインカムの1985年〜2018年あたりだけでも
かなり専門知識やノウハウが必要です。これは数十年やって身をもって知ったこと。
儲かりそうだなって、気軽に他の畑に手は出しませんよw
その代わり、引き受けた仕事は、我々ができる限り精一杯やらせていただきます。
そんな中でも、まれにお手上げになってしまうケースもあります。
その時は、誠意をもって対応させていただきますが、そこにいくまでは
しつこく食らいついて知識や経験・ノウハウを積み上げる努力はプライスレス。
必死に試行錯誤して、まったく無駄になることはないですから。
中古車両を探しているなら、変な車両を買ってしまわないよう、気を付けてくださいね。
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まずはこちら。
11月14日(火)・15日(水)は定休日となります。
年末年始のお休みは、12月27日(水)〜1月3日(水)の予定です。
お次はこちら。
スポーツスターのRブレーキキャリパーの画像です。
ピストンが激しく錆びています。パッドのプレート側にも錆の跡がくっきり。
全体的にキレイでよく手入れされた車両なんですが、なぜこんなに錆びるのか?
この車両のオーナー様は、水をかけての洗車が習慣のようです。
高圧洗浄機は使わず、シャワーで水をかけての洗車。
そのため、手が入らず拭き取れない水が、溜まったままになってしまう箇所があり、
その分かりやすい箇所がRブレーキキャリパーのピストン。
サイドスタンドで車体が左に傾いて止まってますから、ピストンのカップ内に
水溜まりができてしまいます。
エアーガンなどで飛ばしてしまえば楽ですが、普通のご家庭にはまず無い。
洗車したら、数キロ走って水気を飛ばしたいところです。
Rブレーキ以外にも、手の届かない箇所はたくさんあります。
スポークホイールのハブとか、バッテリーの裏側とか・・・
エンジン回りにしても、エンジンの熱で水が蒸発するくらいまでにするには、
数時間走らないといけません。
基本は磨き、水を使った洗車は、激しい汚れの時くらいで良いかと。
ご注意を。
最後にこちら。
忌まわしき、基盤内臓のスイッチ。2014年モデル以降のモデルに使われてます。
黄色い矢印の部分、右ウィンカーのボタンキャップがハマるところの下側にご注目。
基盤のケースが割れていて、ウィンカーボタンキャップをはめても、グラグラ状態に
なってしまいます。交換するにも、アッセンブリーになりますので、たかがこれだけの
ことですが、3万円以上の出費になります。ちなみに純正パーツはあろうことか廃番!
現在、社外パーツで代替え可能なのですが、頼みのそのパーツは長期欠品中。。。
なぜこんな風に割れてしまったのか?
原因は、ボタン部分に張り付けるエクステンションプレートが、何らかに引っかかり、
ボタンが引っ張られる力がかかったときに割れた模様。
なんだかとても繊細で、外で使うようなタフさが足りない気がするのは私だけ?
スイッチ内部の基盤ですが、内部に水が浸入して錆びて壊れることもあるようです。
また、大きな電流が流れてしまった時に、内部に回路を守るようなブレーカーのような
装置がないため、壊れます。その基盤がこちら。
矢印のところ、しっかりと焼けてます。
基板修理のできるところに問い合わせて、診てもらいましたが、焼けた箇所の
ダイオード等を交換して直ればラッキー、直らなければICチップもダメかも
とのことで。。。後者でございました。チーン。
やはり、いつ来るか分からない社外パーツを待つしかない状態。
エンジンがかけられないので、車両はまったくの不動です。本当に困ってます。
基盤が壊れてしまった原因は、自動車のバッテリーにつないでジャンプスタートを
してしまったことです。
ジャンプスタートが可能なのは、キャブ車以前です。インジェクション車は絶対禁止。
スイッチ基盤以外にも、ECM、BCMなどの基盤も同様に壊れます。
こちらは本当にご注意を!
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今年の秋ツーリングは、B級グルメで有名な富士宮焼きそばの発祥のお店、
”うるおいてい” さんへ行ってまいりました。
東名中井Pに8時半集合。私が8時20分くらいに到着すると、すでに参加者
全員が待ってましたw みんな早いw
Aおきさんご夫婦に見送られ、出発。
新東名の駿河SAに立ち寄り、給油&小休憩。
新富士インターで降りて、うるおいていへ向かいます。
三連休の最終日、富士宮市街を走っていると地元のお祭りで山車を曳いていたりして、
町はにぎわってました。それにしても、夏日と言われる気温25度!!
11月で夏日って、着る服のチョイスがマジでムズイw
標高が高いところを走れば、それなりに寒いけど、市街地では半そででOKなくらい。
目的地のうるおいていさんに到着。開店時間は11時ですが、10時過ぎの到着。
土日は予約できないとのことで、早めに着いて順番待ちリストに記入。
我々10名は、2番目でしたので、開店と同時に入店できます。
目の前の鉄板で焼かれるお好み焼き、ネギ焼き、焼きそば・・・
店員さんが焼いてくれるのですが、けっこう手間がかかってますから
時間もかかります。そして、暑いw
ちょっと注文しすぎて、満腹通り越して具合が悪くなるんじゃないかって
思いましたけど、こんな感じは久しぶりです。
もう食えねぇ・・・ってあちこちから聞こえてきますw
美味しいから全部食べたい!でも限界!!
残した分は、パックに包んでお持ち帰りにできたのはありがたかったです。
満腹の腹を抱えながら、御殿場の和菓子屋さんへ向かいます。
ここからこどもの国方面へ経由して1時間ほどの距離。
このルートは、昔から好きなルートで、バイクで車で何度走ったか分かりませんが、
信号もなく、この日も空いていてとっても気持ちがいい道。
気持ちが良すぎて、睡魔がヤバかった。
御殿場の和菓子屋さんに到着。予約してもらった1日限定50本のだんごを購入。
柔らかいみたらし団子の中にアンコ。初めての食感と味でした。美味!
今回のツーリングは、ここで解散。
帰りの渋滞情報を調べていると、10分ごとに渋滞がひどくなっていくので
東名ルートで帰りました。
箱根を経由したかったけど、紅葉でとんでもなく混んでそう&事故がありそう。。。
東名でも2か所で事故ってましたけどね。
スポーツセダンがらみの4台多重事故、ミニバンのオカマほった追突事故。
おそらくこの2件のあとにも、何かしら事故が発生したことでしょう。
連休や週末って必ず事故ってます、混みだす時間帯になると、超高確率で。
運転に不慣れなサンデードライバーが多いし、交通量も増えるから、当たり前ですが、
それにしても事故が多い。
やっぱりガッツリ走るなら平日ですね。
参加者の皆さま、お疲れ様&ありがとうございました!
HPで委託中古車が1台追加です。
2007年モデル FXDC
とてもキレイでメンテナンスの行き届いたグッドコンディションな車両です。
詳しくは、当社HPのFOR SALEをご覧ください。
http://www.beards-mc.com/
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