保険屋や警察が、事故などの過失割合を決める際にも、利用してます。
先日、免許証の更新で警察署に行って講習を受けてきましたが、その時にも
あおり運転などの過失を決めるのに、ドライブレコーダーが非常に重要だと
聞きましたので、もはやドラレコは必須になりつつあるようです。
ところが、二輪車になりますと車と違い、取り付けるスペースに余裕がない。
また、雨や振動への耐久性も必要です。
ごく最近、二輪用としてミラーの中にカメラが内臓されたドラレコが発売されました。
デザイン的に、ハーレーにはまったく合わないので、取り付けることは無さそうですがw
国産車の方で普及してくると、ハーレーにも似合うようなものが出てくるかもしれません。
現状で、ハーレーにドラレコを付けるとなると、こんな感じになるようです・・・
ステムの下側に前方のカメラ、Rフェンダー後部に後方のカメラ。
カメラからのハーネスが、ドラレコ本体へ向かって伸びてます。
それらのハーネスが行きつくのがこちら。
シート下のバッテリーの周りに、隙間という隙間を埋めるようにドラレコの本体や
ハーネス類がぎっしり・・・
この車両の場合、純正のバッテリーではなく、リチウムバッテリーに換えられているので
バッテリーが小さく、スペースがあるにもかかわらずこのような具合。
致し方ないのかもしれませんが、これじゃやっぱり取り付けるにもハードルがまだまだ高い。
配線1本を、どこかに挟みこんだりしてもトラブルは起きますからね。
バイクは極力シンプルなのが一番。
ミラーやウィンカーなどの保安部品を外すだけで、急に美しくなります。
後付けの箱やバッグをつけた時点で、スタイル的には一瞬で台無しにw
特に、パニアケースあたりは、国産車につけても終わってしまいます。
個人的に、スクーターくらいにしか似合わないんじゃないかと思ってます。
便利さに負けないで、冷静に愛車のフォルムをよーく観察しましょう!
これを付けたらかっこ悪くなるなって思わないのであれば、OK。
十人十色の世界ですから。
ちょっと話が脱線しましたが、ドラレコに関して、ヘルメットに取り付けるカメラであれば
いいんじゃないでしょうか?スマホとかとブルートゥースで繋がるようなもの。
スマホに保存して、帰宅後にPCなどにデータを残す。
これであれば、バイク側に取り付けるものはありません。
しかもヘルメットについたカメラであれば、ライダーの視線ですからね。
あとから動画としてみても、面白いかもしれません。
とにかく、バイク側はシンプルにすることが、予期せぬトラブルを防ぐコツです。
]]>場所は横浜市瀬谷区です。
盗られたパーツは画像の赤丸。
ブレンボラジアルポンプマスターシリンダー(ミスミエンジニアリング製)Wディスク用
ちなみに、クランプ径はミリバー用です。
ブレンボ4Pキャリパー ブラック レッドロゴ 左右
キャリパーサポートは、当店ワンオフで作ったものです。手掛かりになるかも!
オーリンズRサスペンション リザーバータンク付き
フルアジャスタブルタイプではありません。絶版品。
ブレンボ カニキャリパー レッドロゴ
パーツのオークションサイトや、メルカリなど、何かしら情報がありましたら、
当店までご連絡ください。
info@beards-mc.com
99年式のスポーツスターで、今まで当店でしか整備・カスタムしてない車両です。
ちょっとした傷やボルトの締め跡など、些細なことが犯人特定のヒントになるかもしれません。
こういった卑劣な輩が少しでも減ってほしいと、心から願います。
ここからは、防犯について。
以前、当社がお世話になっているセコムに聞いたときに、車両の盗難などの抑止力に最適なのは、
センサーカメラ&ライトだと、教えてもらいました。
防犯カメラだけだと、カメラがあることに気が付かずに、犯行されるそうです。
また、カメラに録画されていても、警察が犯人を特定・逮捕することは、かなり少ないようです。
なんとも頼りない国家権力。。。
今の時代、あちこちにカメラがあるし、エアタグなどの追跡できる便利なものも一般的に
普及してますから、車両自体の盗難は減っているようです。
2000年頃は、窃盗団情報がFAXで送られてきて、先月は千葉県で8台、今月は埼玉県で
10台とか、日常的に盗難被害がありました。
当店のお客様でも、車両を盗まれてしまった方が5人以上おります。
被害に遭われた方からの情報では、自宅まで怪しい2人乗りのバイクがついてきたり、
自宅駐車場に車体カバーをかけて保管していたところ、カバーが半分剥がされていたとか、
買い取り業者の名刺がシートに置かれていたりとか・・・
盗られてしまった日は、雨風の強い日で深夜から明け方。
自宅内で親戚一同が集まり、宴会をしていた日。
これらの情報から、バイクの近くに持ち主がいるのかどうかを事前にチェックしていて、
犯行時は物音を立てても気づかれにくい状況を選んでます。
行き止まりの道の先に自宅があるのに、怪しいバイクがついてきて、Uターンして引き返すなんて、
明らかにおかしいですよね。
また、不自然に車体カバーがめくられているのに、そのままの状態にしていることは、
持ち主は近くにいないか、バイクを見に来ていないということだと判断されるわけですね。
万が一、このような経験をされたのであれば、防犯を徹底してください。
車体カバーをめくられていたのであれば、新しい車体カバーに新調して派手な防犯ロックを付けるとか。
駐輪場にセンサーライトとカメラを付けて、録画中の派手なステッカーを貼るとか。
ガードを上げた相手は、後回しになるか、あきらめる可能性が高いです。
エアタグに関しては、悪用もされることがあるようですので、下調べしましょう。
とにかく、ご注意を!
]]>
ノーマルで装着されていたフルアジャスタブルカートリッジFフォーク。
プリロード調整、伸び側・圧側の減衰調整ができる優れもの。
ただ残念なことに、ノーマル状態のスプリングレートやオイルの硬さなどが
合っていないため、性能を生かし切れておりません。
黄色い矢印は、スプリングプリロードの調整範囲です。
22mmのレンチで締め込んでいくと、プリロードアップします。
体重や乗り方、走る環境によって調整します。
基本は、1名乗車した状態で、ストローク量の2〜3割ほど沈んだあたりで設定。
まったく沈まない状態や、沈みすぎてしまう場合は、危険ですのでしっかり設定しましょう。
こちらがリバウンド(伸び側)の減衰調整ノブ。
リバウンドは、縮んだサスペンションが伸びるときのこと。
この伸びるスピードを調整します。
逆にコンプレッション(圧側)は、フォークの下の方、アウターチューブの
下部に同じノブがおわします。
コンプはフォークが縮むときのことで、縮むスピードが調整できます。
どちらかを思い切りハードにして、逆側を思い切りソフトなんてセッティングは
NGです。基本は、伸びも圧も同じくらいの位置にします。
13段階(13ノッチ)の細かな調整ができますので、一番締め込んだ箇所から
何ノッチ戻しといった具合に、設定します。
指で回せるものですが、時々固着している場合は指で周りません。
その場合は、工具を使いますが、壊れる可能性が高いんです。。。
分解していくと、中のカートリッジが現れます。このカートリッジの中と
アウターチューブ内にあるオイルが行き来して、ダンパー効果を生みます。
先ほどの減衰調整の13ノッチは、このオイルの通路を広げたり狭めたりして
調整できるようにしています。
また、オイルの粘度によって、減衰スピードは変わりますから、これがポイント。
サスペンションの性能の軸となるのは、スプリングですので、このスプリングが
固すぎたり柔すぎたりすると、いくら減衰調整ができても意味がありません。
なので、ノーマルのスプリングはアフターサービス品に交換することをお勧めします。
私のお勧めはトランプサイクルから出ているスプリングキット&専用オイル。
見た目は変わらないのに、非常にしなやかでコシが出て、別のフォークになったように
変わります。
カートリッジ部分をばらす場合、何も気を付けずに組み立てると、
減衰の調整が滅茶苦茶になってしまいます。
13ノッチでなければいけないのが、17ノッチとか10ノッチとか・・・
なので、このあたりは下手にばらさない方が得策です。
カートリッジ内にオイルを充填させ、エアーを抜く作業を行い、スプリングを
インストール。この後の作業で下手すると、せっかく調整した油面が狂います。
私も初めてこの作業をしたとき、オイルまみれになりながら、何度かやり直しましたw
専用工具を使えば、もっと楽にできるはずなんだけど、なんか使いづらいんです・・・
無事にトップキャップを取り付けたら、プリロードはひとまず最弱に設定。
車体に取り付けてから、1G状態で設定作業をやります。
オイルシールやダストシールは、永らく純正オンリーでしたが、
あまりにも価格が上がってますので、これなら社外の高性能シールが
入れられますから、SKFを選ぶことが増えてきました。
色が黒でなく、緑色なので好みはありますけど、気になる方は
クロームカバーをつけましょう。個人的にはアリですけどw
何より、シール性が本当に良い。さすがオフロードで採用されているわけです。
車体に取り付けて、プリロードの設定を行います。
また、フォークの取り付け位置が、トップブリッジから突き出すようにすることで
少しローダウンできます。ただし、やっても10mm程度にしましょう。
20mm以上突き出してしまうと、車体のバランスが狂い、トレール量に影響します。
これを間違うと、走行中に突然ハンドルがブレたりしますから、大変危険です。
リヤサスが長い場合は、突き出しはNGです。
減衰調整は、走り方や環境によって自由にいじってみて下さい。
分からなくなったら、元の位置に戻せばいいだけですから。
このあたりのセッティングは、千差万別です。ご自身が乗りやすくて楽しいと思える
セッティングが見つかれば、楽しいですよ!
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2月18日に開催されました、今年の寒中ツーリングは千葉県は千倉へ。
6年ほど前に訪れたピザ屋さんIndy'sへ行きました。
参加台数は8台で、9名。先導が最後尾まで把握できるちょうどよい台数。
そしてお店にも入るに困らない人数だったので、スムーズに進行。
朝の集合場所は、大黒PA。
全然寒くない寒中ツーリングw
ロンTの上に厚手のジャケットでOKなくらいでした!
それにしても、大黒には朝から様々な車やバイクがいますね。(お下劣なのが多めw)
夜になるともっとひどいのかな? そりゃ閉鎖されますわな。
全員集まったところで出発。アクアライン経由で千葉へ。
館山に向かってひた走ります。
高速降りるまでガソリンスタンドが無いので、小さいタンクには不安ですね。
でも、途中パーキングで休憩含め、1時間半もかからずに高速を降りました。
渋滞もなく、非常にスムーズ。
11時過ぎに目的地Indy'sに到着。
こちらのお店、とてもお勧めです。
種類豊富なピザは窯焼きで、出来立てでめちゃ美味しい!
値段もとってもリーズナブル。
なにより店主の手際が良くて、すんごいスピードで出てくる!!
せっかちな人もこれなら文句言えないww
全部で10枚のピザを平らげ、ご満悦。
さて、ここから帰路に向かうのですが、恒例の現地解散はやめて
台数が少ないのでシェイク屋さんに寄り道することに。
ピザ屋さんからほんの15分ほどで到着。
こちらはエボ&ショベル乗りのお客さんが全員の分を奢ってくれました。
ありがとうございました&ご馳走様でした!
コインランドリーに併設されたお店で、濃い〜シェイクは重たくもなくペロリ。
TVで紹介されちゃったときは、ものすごく混んでいたんだとか。
甘いモノがそんなに好きではない私でも、全然くどくなく美味しかったのです。
そしてここで解散となりました。
アクアライン経由で帰るチームと、お土産買いに行くチーム、フェリーチームに分かれ、
私は楽ちんフェリーを選択。
皆さん、家に着くまでが寒中ツーリングです。お気をつけて!
私ともう一台のスポーツスターは、フェリー乗り場へ。
館山道ができたおかげで、乗り場まではあっという間でした。
ただ、フェリーの本数は相変わらず少なく、着いたときにすでに結構な台数が乗船待ち。
それほど待たずに乗れましたけど、次の便になっていたら1時間半以上先w
暖かい陽気だったので、船上でもデッキに出て日向ぼっこ。暑いくらいの日差し・・・
優雅な時間でした。
久里浜についたら、劇混みの三浦半島を抜け、劇混みの134号からビアーズへ。
ずっとすり抜けだったなw
走行距離は往復で250kmほど。ちょうどよい距離でしたね。
次回のツーリングは、秋です。
参加された皆様、ありがとうございました!お疲れさまでした!!
]]>雪が降ったり積もったりでバタバタしてましたけど、寒いこの時期、
エンジンを開ける修理が多くなります。
なぜなら寒いとお客さんが減るからw
落ち着いてじっくり作業できる時期が冬季なんですが、ここ数年は
ちょいとバタバタ気味。ありがたいことです!
さて、こちらの車両は2002年の883。
腰上のオーバーホール&点検整備中です。
走行距離はもうすぐ10万キロ。この先も元気いっぱいに走るために、
オイル漏れ&ちょいと音が大きくなってきたエンジン諸々の修理です。
ピストンやシリンダーの状態は、10万キロとは思えないほど消耗は
少なかったのですが、バルブステムシールの劣化によるオイル下がりが
なかなかひどく、エキゾーストバルブポートはかなりカーボンが堆積。
バルブシート面にもそこそこダメージがありましたが、磨いてシート幅を
測定して、今回はそのまま行くことにしました。
また数万キロ走ったら、バルブ・バルブガイド交換&シートカットすれば完璧リフレッシュ。
ピストンピンやコンロッド、クランクもガタなし。
なので今回はオーバーサイズのピストン交換&シリンダーボーリングを行います。
タペットはさすがに交換するけど、ロッカーアームなどのブッシングもまったく問題なかったので、
比較的安価で済みそうです。
さすが883ですね、1200の場合はもっとダメージが顕著です。
エンジン周りにアクセスするにあたって、様々なものを外していきますが、
やはり20年以上経過している車両ですから、あちこち経年劣化がみられます。
ハーレーの純正ガソリンコックは負圧式。なかなか高価なモノなんですが、イマイチなんです。
ホースを外そうとすると、圧入されている真鍮のフィッティングが一緒に抜けてしまいました。
キャブレターモデル全車に言えることですが、本当によくあるケースです。
こうなってしまうと、コックをアッセンブリーで交換になります。
これを機に、負圧式をやめて自然落下のシンプルなモノに換えることが多いです。
ピンゲルが代表的ですね!
負圧式のコックは、安全な設計ではあるのですが、コック内部の負圧ダイヤフラムや
負圧ホースが経年劣化でトラブルを引き起こすので、自然落下式の方がお勧めです。
ただし、乗らないときはオフにするクセをつけるのが忘れがちですがw
エンジンにたどり着いて作業を進めていくと、今度はエンジン内部のゴム類や
ガスケットの状態が分かります。すべて再使用不可で交換になるわけですが、
今回びっくりしたのはアンブレラバルブの硬化。。。
こんな状態になってしまうと、クランクの内圧が異常に上がっていたんじゃないか?
と不安になりました。クランクの液ガスからオイルが吹かなくて良かった。
ピストンは、燃焼室での爆発により勢いよく押されます。その押された時、
クランクケースの方に下がっていきます。つまり、クランクケース内にある
空気に圧力がかかるわけです。ということは、その圧力をほどよく逃がして
あげないと、ピストンが下がる時の抵抗になってしまい出力ロスはもちろん、
クランクケース内の圧力が上がりすぎて、ガスケットが抜けます。
そうならないために、クランクケースの圧力をシリンダー内の通路から
ロッカーカバー内を通して、エアークリーナーに抜けさせます。
ごれがブリーザーシステムなんですが、途中にオイルを濾過するものが
ないと、エアークリーナー側にオイルが駄々洩れになりますので、
アンブレラバルブといわれるゴムパーツがあるんです。
下側から圧力がかかったら、ゴムの傘部分が上に押されて空気だけを
抜けさせて、オイルはそこに留める仕組み。
ただ、オイルは完全には留められないので、エアークリーナーはオイルで汚れますよね。
これがブリーザーオイルです。
アンブレラバルブは何度か対策されていて、現在は緑色のゴムになってます。
ビッグツインだとグレーのものだったかな?ツインカムに関しては、ブリーザーシステム
自体に改良がなされています。エボスポは実にシンプルな構造です。
ちなみに今回のように黒いのは、20年以上前の純正です。
凍ってしまったバナナで釘が打てるCMよろしく、カチコチになったアンブレラバルブで
画鋲替わりになりそうなくらいでしたw
こんなこと、エンジンを開けていかないと分からないわけで、考えるとちょっと怖い。。。
エンジンとは別ですが、オイルタンク周りのフィード・リターン・ドレンホースも
けっこうな確率でオイルは漏れてきます。
バッテリーの裏側を通ってオイルポンプに送られ、オイルフィルターを通過して
エンジンの各部へオイルは圧送されて、またオイルタンクに戻されます。
それらのオイルラインは二層式の頑丈な耐油ホースが使われていますが、さすがに
経年劣化しますから、フィッティング部分などの負荷がかかっているあたりから
オイルが滲んで漏れ出します。
そしてそれらの純正ホース、恒例の廃番でございますw
分岐フィッティングも廃番だったような・・・
社外のホースでなんとか対応してますが、悲しいですねー。
一度しっかり交換してしまえば10年は大丈夫だと思いますので、長く乗られる場合は
ぜひやりましょう。今回は03年までのスポーツスターの話ですけど、20年以上経過の
車両は、それなりに気を付けてメンテナンスしていかなければダメですね!
]]>
時々お問い合わせをいただくのですが、
「初めてなんだけど、バイクを見てくれないか?」
という電話、もしくはご来店されてのことです。
当店で取り扱いのある年式やモデルであれば、一見様であっても、
ほとんどの場合、お受けいたします。
ただし、こんな場合はお断りする確率が高いのでご了承ください。
著しくカスタムされている車両
不具合箇所が多岐に渡る車両
エトセトラ・・・
お断りする理由ですが、どこの誰がいじったか分からないカスタム車は、
修理やパーツを選定するのに、難儀します。いちいち時間と手間がかかり、
普通の車両であれば10分で終わる作業に、下手すると何日も費やされます。
配線などが置き換えられていたり、フレームの中に中通しされていようものなら、
テスターで一本一本当てて調べても、完全にバラバラにしないと判別できないものも
ございます。
つまり、馬鹿正直に作業時間や費用のことを考えると、アホみたいな請求額に
なる可能性があるわけです。
気軽な気持ちで車検に出したら、30万円以上の請求になるとか、
現実的ではないですよね。もちろん、前もって見積もりはしますけど、
明らかに難物車だと見積もりを出すだけでもしんどいのです。
カスタム車を手に入れたのであれば、購入した店に行かれることが大前提。
個人売買やネットの売るだけ商法で買ってしまったのであれば、どこのお店に行っても
上記の理由などから、断られることは必須です。
安いからと安易に手を出すと、どこに行っても門前払いを食らって、結局、
個人でDIYでその場しのぎ作業が積み重なり、完全にお手上げに・・・
カスタム車と購入店は、セットで考えないと、あとからえらい目に遭います。
どんなに魅力的なバイクがあっても、それがそのお店の作ったカスタム車ならば、
きちんと最後まで面倒をみてくれるのかどうか、購入する前に、
お店との信頼関係をしっかりと築きましょう。
こちらの車両はスポーツスターのフレームにビューエルM2のエンジンを
載せた特殊な状態。一見さんでしたが、打ち合わせをして、お受けしました。
ビューエルM2のパーツなんて、もう廃番祭り。
なんとか当店のデッドストックパーツなどを駆使して、作業中。
お客様には、進捗状況を説明させていただき、その都度了解をとっての
進行となってます。快く、こちらの提案を受け入れていただいて、助かります。
こちらは常連さんが手に入れてきたカスタム車両。
今回、車検でしたが、この車両を作ったお店が廃業していたため、当店で
引き受けることに。。。
開店のころからのお付き合いのある常連さんなので、断れませんでしたw
車検対応にするべく、各部をチェックしながらゆっくりと手を加えました。
特殊な個所もそれなりにありましたが、きれいにカスタムされていて、
引き直されたハーネスもなんとか判別できて、ギリギリセーフ。
無事に車検を通すことができました。
本来であれば、お断りする可能性の高いケースです。
お客さんも私も、運が良かったw
こんな風に、作業を引き受けるということは、同時に責任も発生しますので、
とても安易にできないということをご理解いただきたいのです。
時間と労力が奪われているあいだ、お待たせしているお客さんや
他のお客さんにも迷惑をかけてしまうので、お引き受けするか否かは、
こちらも慎重に対応いたしますことを、ご了承ください。
]]>
2月18日(日)
目的地 千葉県千倉 ピザ Indy's
集合場所 大黒PA
集合時間 9:00
ガソリン満タンでお越しください。
参加希望者締切 2月15日まで
雨天または雪等の影響で開催できない場合は、翌週以降へ延期or中止
開催の決定は、参加希望者に前日に電話連絡いたします。
※数年前の寒中ツーリング
大黒PA出発後、アクアライン経由です。
昼食後は、記念撮影して現地解散となります。
よろしくお願いいたします。
]]>
当店は2024年1月4日よりスタートしております。
元旦にまさかの大地震。。。そして羽田空港事故・・・
とんでもない年明けとなり、心休まらぬ状態が続いておりますが、
少しでも被災地の力になれれば!とお考えの方に、
現地のリアルな声をもとに必要な支援物資&支援金の送り先をご紹介。
http://no-regrets.jp/wordpress/
(リンクを直接貼れないので、コピペして飛んでください。)
当店のお客さんであるミュージシャン山口洋さんが、被災地支援を
行ってます。全国をツアーで周る現地をよく知る人だからこそ、できること。
わけのわからない募金や詐欺まがいのコンテンツも便乗商法で存在しますので、
せっかく支援をするなら、的確で信頼できるところにしたいですよね。
みなさまのご協力をお願いいたします。
本年もよろしくお願い申し上げます。
]]>新年2024年は、4日(木)からです。
当店が休業中は、ロードサービスの受け入れは不可能ですので、ご自宅か
安全な場所でのご対応をお願いいたします。
また、4日から通常営業ですが、お預かり車両のスペースに限りがございますので、
必ず事前のご連絡をお願いいたします。
さて、私の883のタイヤが、えらく古いことに気が付いたのが秋ツーリングの前。
タイヤの表面にヒビが入り始めたので、そういえばもう5年位使ったかな?なんて
余裕かましてましたら、なんと製造は2014年でした・・・
あれだけお客さんに、古いタイヤは危険ですから溝が残ってても交換しましょう!
なんて偉そうなこと言っておきながら、これです。
反省。
2014年の49週製造ってことは、2014年12月くらいのタイヤです。
今、2023年12月ですから、ちょうど丸9年・・・
そりゃひび割れもするわな。
ガレージ保管なので、傷み方はだいぶゆっくりですが、近年の真夏の高温など
考えますと、ゴム製品にとって過酷な環境です。
外に置いておくと、紫外線や塩害が加わります。5年が目安です。
私が選ぶタイヤは、ずーっとこれ一択。
ブリヂストンのBT-39ですが、スポーツスターカップ(SSC)のために作られた
FOR AMERICANという特殊なもの。バイアスの中では最高峰のハイグリップモデル。
SSCは、ホイールサイズをノーマルの19、16インチで固定というレギュレーション
でしたので、タイヤの選定が非常に厄介だったのです。
それを解決してくれたのが、ブリヂストンさま。
ただ、ハイグリップゆえに、消耗はあっという間です。XL1200だと5000kmで
リヤは交換してました。フロントも峠の下りを頑張ると、リヤタイヤと同時に交換。
その代わり、上手くなったんじゃないかってくらいのヒラヒラ感と安定感!
好みはありますけどね、街乗りには向かないしw
883にはバッチリの相性です。
それと、F19R16の乗り味ってクセになります。最初は、え、なに?この前の
フワついた感じは?とか、リヤに荷重かかりすぎている違和感などありましたけど、
乗り慣れてくると、不思議とどこにでも荷重をかけられるし、操っている楽しさが
分かります。乗り味を変えたくない=ホイールサイズはこのまま、っていう条件だと
BT-39となります。
新しいタイヤ、製造年はもちろん2023年。11週目なので、3月。
減りの早いはずのタイヤなのに、溝の減りよりも経過年月で交換になるとは・・・
なんとも情けない。もっと乗ってあげないといけませんねー。
やっぱり新しいタイヤは良いですね。バイク全体が引き締まった感じになります。
走るうえで、とても大切なパーツだけに、ちゃんとしたものにする意味は大きい。
安全で、乗っていて楽しいんだから、それだけでもすごいこと。
長い目で見た時に、消耗品って、ケチるとろくなことないです。
最高級のものを使う必要は全くないけど、ちゃんと仕事をしてくれるものの値段には
意味がありますのから、安かろう悪かろうにならないようにしましょう。
今年もお世話になりました。
来年も引き続き、よろしくお願いいたします。
]]>
これらのバランスは、走り方に大きく影響します。
3つとも重要ですが、今回はステップ位置のお話。
ステップの位置は、大きく分けて3つ。
前か真ん中か後ろか。
呼び方はフォワード・ミッド・バック。
そのまんまですねw
アメリカンスタイルが生み出したフォワードコントロールは、まさにハーレーが
始まりでして、フォワコンなんて略して呼ばれてます。
ハーレーでいうところのミッドコントロールは、国産車と比べるとだいぶ前気味。
ハーレーでいうところのバックステップは、モデルにも寄りますが、国産ネイキッドの
ミッドコンに近いです。
その他に、フットボードタイプもあり、これはビッグツインのFL系に採用されてます。
どのタイプにもメリット・デメリットがありますが、どうやっても似合わないし、
取り付け不可能ってタイプも車種によって選択肢が限られますので、ここでは
3タイプが選べるスポーツスターでご紹介いたします。
フォワコン。フォーティーエイトの純正に採用されています。
足を前に放り出すような格好になるので、足の長い人にはゆったりしたポジションになり、
見た目もかっこいい。ただし、ステップに体重をうまくかけられないので、運動性能は
乏しいです。
また、小柄の体系の方には、ステップが遠くて乗りづらく、ロングツーリングすると
股関節や腰、首が痛くなるっていう方もいらっしゃいましたので、そういう場合は、
無理せずにミッドコンに交換しましょう!
さらに足の長い人向けに、フォワコンの状態かた前方に2インチエクステンドするパーツも
米国製のカタログには掲載されております。
過去にソフテイルモデルに取り付けたこともありまして、ロングフォークだったこともあって
トランポに積載できなかったので、車検場まで自走しました。私の体型では地獄でしたw
リアブレーキは届かないし、シフトチェンジもミスるので、シートにクッションを取り付け、
座る位置をできるだけ前方になるようにして、なんとか乗っていきましたが、同じ人間が
操作するバイクとは思えなかったですよ。。。
こちらはミッドコン。
日本人の体型に一番しっくりくるポジションです。
とは言いつつも、画像のようにけっこう前にあるんですよね。なので、バンク角は
あまりなく、スポーツ走行するには真っ先に換えたいところです。
街中を走る分には全く問題ありませんけど。
こちらは、大柄の人だと窮屈に感じる場合があるようです。
小柄な私には分かりませんけどw ほとんどの方が、このステップの位置で固定して
ハンドルやシートを選びます。若干、前になるミスミエンジニアリングのミッドコンも
選べますので、ご自分のスタイルに合ったものが見つかると良いですね。
操作性は、まったく問題なし。少し乗れば、すぐ慣れると思います。
最後にバックステップ。
これはもうスポーツ走行することを前提としてますので、楽とかかっこいいとかは
二の次です。とにかくバンク角を稼いで、操作性が良いこと。ステップに体重を
載せる動作をすばやく左右で行いますから、すべらない、荷重移動がしやすい、
お尻を動かしやすいってことが大事です。
単純にかっこいいから付けたいってのも、もちろんアリです。
その代わり、ポジション的に脚が折れ曲がる角度がきつくなるので、窮屈さは
感じると思います。私のバイクはこの仕様なので、ロングを走ると、股関節や
太ももの辺りが攣ったりして、なかなか厄介なのです!
ツナギを着て、サーキットを走るのがベスト。
そんなツナギ、もう入らないので、こないだ捨てました。。。
あれこれ書きましたが、結局は人によって良し悪しは千差万別です。
ご自分に合うもの、かっこいいと思うもの、どこに重きを置くかで決めてください。
それによってハンドルやシートの選択肢も絞られてきます。
ポジションでお悩みの方は、一度ご相談ください。
]]>
ひと昔前から、極小の車検公認ウィンカーが出てきて、けっこうな台数の
交換をさせていただきました。
この極小ウィンカー、何が良いかと言いますと、どこにあるか分からないくらいの存在感薄。
私的に、バイクは余計なものが付いていない状態が一番かっこよくなるという持論があります。
レーサーのかっこよさは、まさに機能美。
速く走るための性能を追求したらこうなりました!という潔さの結果、美しくもある。
なので、保安部品なんてものは、なければない方がかっこよくなります。
でも、公道を走るには必要ですので、必死にかっこいいものを探します。
ウィンカーに関しては、極小ウィンカーが一つの答えなのかもしれません。
ただ、LEDによる低抵抗のため、イコライザーが必要だったり、インジケーターが
ハイフラになってしまったりということもあります。
小さすぎて逆に嫌だという意見ももちろんありますよね。
最終的にカスタムはオーナー様の好みですから。
こちらはこれまでの定番モデル。
これくらいの存在感と、ビレットによる高級感があったほうが好きという方も
多いです。電球で光らせていますので、球切れなどの補修も容易で安価です。
一時は、この砲弾型とスクエアタイプばかりをつけていました。
1か月に5セットとかの時もありましたw
微妙に違う形の種類がありましたけど、ぶっちゃけ、ほとんど違いが分からないw
今では、メーカー側も種類をしぼってます。。。
最後にこちら。
夏みかんのような純正ウィンカーです。
昔は新車に装着されているこれが嫌で、最初にウィンカーを小型化するのが定番。
ディーラー時代、段ボールの中に本当にミカンが入っているかのように、大量の
このウィンカーが収穫されて捨てられるのを待っていましたw
今では一周回って有りですw
同じモデルを長く乗る傾向の強いハーレーのカスタムは、散々いろんな箇所をカスタムしたのち、
またノーマルみたいに戻っていくケースが少なくありません。
面白いですよね!
あんなにノーマルが嫌で、カスタムしてかっこよく!ってお金使ってたのに、
あるところまでいくと、ノーマルがかっこよく見えてくるw
それだけノーマルの形が良かったということなのか、飽きたからなのか、
ノーマルで乗っている人が少ないからなのか、理由は様々でしょうけど、
私は有りだと思ってます。
走りも、ノーマルが思いのほか楽しかったりすることもありますしね。
まぁ、ノーマルに戻すのにも、それなりにお金がかかってしまいますけど。
そんな長い目でみると、ノーマルパーツは残しておいた方が良いと思います。
あと1週間ほどでパーツの発注がとまります。
年始も、しばらくは入荷が遅れ気味になりますので、お急ぎの方はご注意ください。
]]>何も知らずに行うと、必ずと言っていいほどブレーキスイッチを傷めます。
年式によって多少違いがありますが、2013年までに使われているスイッチは、
本当によく壊れてます。
画像の矢印にあるボタン部分を、ブレーキレバーで壊してしまうのです。
普通に作業していると見えない箇所なので、高確率で壊します。
運よく壊れなかったとしても、ゴムのカバーに傷をつけて穴が開き、
水が浸入して、そのうち壊れます。
プロでも、壊した経験があるんじゃないかな?
私も壊したことあります・・・
そんな世界中で壊されまくっているスイッチなので、在庫が不足がち。
社外のドラッグ製をよく使ってますが、現在バックオーダーでした。
少し待てば入荷するのですが、需要が高いってことは、それだけ壊してるってことなのかな?w
壊さないように作業するには、ブレーキレバーを外して作業するか、
このようにレバーを握った状態にして、スペースを作る方法があります。
オレンジ色の物体がレバーの根元に挟まっている状態。
また、これもあるあるなのですが、マスターシリンダーのトップカバーが、
逆向きに付けられていることも多く見ます。
この年式のタイプは、写真の状態が正解。
逆向きについていても機能的に問題ありませんけど、かっこ悪いですよね。
お店に出してお金払って作業してもらったのに、小さな箇所の詰めが甘いだけで
なんか嫌な気分になる人もいるかと。。。
正常な状態を知っているかどうかって、とても大事なことだと思います。
12月も半ばだってのに、全然寒くない。
異常ですよねー!
]]>トランスミッションオイル・フォークオイル・ブレーキフルードです。
厳密に言えば、Rサスの内部にもオイルは存在しますが、こちらは割愛。
ビッグツインは、プライマリーオイルとトランスミッションオイルが別。
スポーツスターは一緒です。
色に関しては、当店が主に扱っているスペクトロ社の場合、エンジンオイルは
茶色・プライマリーオイルは薄い茶色・トランスミッションオイルは赤色。
スポーツスターのトランスフルードは薄い青。
フォークオイルは深い黒に近い紫で、ブレーキフルードのDOT5は紫・
DOT4は透明に近い黄色。
これらの色は、間違えないように各メーカーで着色してます。
なので、メーカーによって違った色もたくさんあります。
また、各オイルの入っている量も大体決まっていて、色と量は、トラブルを
発見する上でとっても重要になってきます。
では、車検でお預かりした2006年式FLSTでのトラブルをご紹介。
いつものように普通に走ってご来店される際、何度かエンストが発生。
エンジンは十分に温まっているし、アイドリングも下げ過ぎてないのにエンスト。
乗られなかった時間がけっこうあったとのことで、フロートのガソリンが古いか、
スロー系に詰まりがあるのかな?ってことで、車検整備の中で調べることに。
まず、試乗。
やはり、不自然なエンストを私も確認しました。
信号待ちでアイドリングしている最中にストンとエンスト。
アクセルには全く触っていない状態でした。
試乗から戻って、エンジンオイルレベルをチェック。
前回、私が入れたオイルレベルと比べて明らかにロワーレベル。
これは何かある。。。
エンジンオイルを抜くと、それほど走行距離は増えてない割に結構汚れた色。
車体を垂直に起こして、ダービーカバーを開けると・・・
ドバドバとプライマリーオイルが溢れ出てきました。。。
低走行距離なのに、色も黒い。
これはエンジンオイルがプライマリーケース内に侵入してしまっている状態です。
プライマリーオイルを完全に抜いて、量を測ってみると、おおよそ1リットルくらい
増えていました。エンジンオイルのデプスゲージでみたロワーレベルに減った量と
辻褄が合います。
不自然なアイドリングでのエンストも、プライマリーケース内に大量のオイルが
あったことが原因。余計な抵抗ですからね。
怪しいのはクランクケースのオイルシールが破損しているのが最有力ですが、
万が一、クランクケースに巣があったりしたら一大事。
慎重にプライマリーケース、プライマリーチェーン等を外していきます。
すると・・・
まんまとオイルシールが外側へ飛び出てました。
これではエンジンオイルとプライマリーオイルはごちゃ混ぜですね。
ただ怖いのは、なぜ外れたのか?
今回は、専用工具を使って規定値まで新品のオイルシールを入れて、
しばらくは様子をみることに。
これでまた同じようなことが起きてしまうのであれば、もっと突っ込んで
原因追及しないといけません。
何が原因で、このオイルシールが外れたのか?
新車組み付けラインでミスっただけなら、今回の修理でOKなのですが、
クランクケースの内圧に問題があったり、オイルシールのボアに問題があったりすると
さぁ、大変。かなり大掛かりな修理となってしまいます。
直ってますように!
]]>
エンジン始動不具合でお預かりしたのですが、何もせずに普通に
かかってしまって、なんだろ?って感じでエンジン回りを見回していたら、
ロッカーカバーガスケットからのオイル漏れを発見。。。
けっこう勢いよくオイルが出てきて、どうやら私がエンジンをかけた瞬間に
ガスケットが抜けた模様w
新車当初から一度も換えていない紙製のガスケットでした。
よくここまで持ちこたえていたことにビックリしました。
クロームのロッカーカバーですと、紙のガスケットは特に抜けやすいので、
まさに奇跡。
ガスケット交換&アンブレラバルブやインマニシールなどのゴム類も一新して、
予防修理もやっておきました。
ただ、気になるのはバルブステムシール。今後、オイル消費が発覚したら、
腰上は開けないといけませんね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お次は1990年モデルのスポーツスターXLH1200です。
比較的ノーマル状態のままの車両です。さすがに33年も経つとあちこちやれてます。
IGキーをオンにすると、ブレーカーが落ちるというトラブルで入庫。
それもそのはず、Rフェンダー内側のハーネスがズタボロになってました。
原因は、サイズ違いのタイヤを履いていたこと。
2人乗りした際に、Rサスがフルストロークして、DUROの140サイズが
Rフェンダー内側のハーネスを切ってしまったようです。
おまけに、フェンダー内側のナットやボルトもタイヤを傷つけていました。
Rサスをレイダウンしていたこともアダとなってしまったようです。
タイヤ交換とウィンカー交換、ハーネスの修理を行い、ブレーカーが落ちることは
無くなりました。試乗して、最終チェック。ブレーカーは落ちないし、灯火類も
問題なし。ただし、あちこちからのオイル漏れを発見したので、納車時にそれらを
オーナーさまに伝えることに。
納車当日、今回の修理箇所と内容を説明、新たに発見したオイル漏れなどもお伝えして
納車となりました。
夏から乗っていなかった車両なので、久々に箱根あたりまで行ってきます!とのことで
気持ちよく送り出したのですが、1時間後に電話が鳴ります。。。
どうやら西湘BPのパーキングで、またブレーカーが飛んでしまった模様。
見つけ出せなかった箇所があったのかと思い、申し訳ない気持ちでレッカー待ち。
レッカーで運ばれてきて、早速症状を確かめてみると、IGキーをオンにすると
何かのブレーカーからカチッと音がします。タコメーターの電源が落ちるので、
アクセサリーのブレーカーのようです。
IGキーをOFFにして、数秒くらいでまたカチッと音がしました。
ブレーカーの復旧って、こんなに早かったっけな?と思いつつ、トラブルの症状が
確認できたので、修理は翌日以降に行うことにして、閉店。
1日置いて、さて、修理開始してようと、IGキーをオン。
昨日のようにブレーカーは落ちてくれない・・・・・
何度やっても症状出ず、エンジンをかけて20分以上温めても何も起きない・・・
こういう時が一番厄介なんです。
トラブル症状が出ていてくれれば原因特定はしやすいし、直ったかどうかの判断も
確実にできますが、出ていた症状が出なくなったり、様子が変わってしまったりすると
途端に難しい修理になります。
いくら症状を出そうとしても出てくれないので、怪しいところから消去法で直していく
こととなりました。途中ではっきりしたものが見つかってくれることを祈って。
まずは、復旧の仕方が怪しかったブレーカーを見てみることに。
このタイプは、新しいモデルのヒューズのかわりにバイメタルのブレーカーが
使われてます。大きな電気が流れると、熱によってバイメタルが反り、接点を
離して電気を遮断。
アクセサリーのブレーカーをバラしてみると、バイメタルの反りと
接点が、他のものとは明らかに違ってました。これが主な原因かな。。。
他のブレーカーも当時モノで怪しいので、全て交換することに。
お次はメインブレーカーからバッテリーのプラスに伸びているハーネス。
ビニールテープでぐるぐる巻きにされていた部分を剝がしてみると、
端子のかしめ部分でワイヤーが切れかかっていました。
これが切れたらすべての電源が落ちますから、危ういところでしたね。
あと怪しい箇所といえば、IGキーです。
これも当初モノで、やはりビニールテープでぐるぐる巻きにされていました。
接点がショートしないようにテープで養生しているのでしょうけど、中で
錆びて逆効果になってます。
IGキー内部は非分解パーツなので、内部を確かめる=交換となります。
目視しても、接点不良がどの程度起きるのかを判断することが難しいので、
社外のキーに交換します。
あとは、バッテリーケーブルもカッチカチのコッチコチ。
振動でバッテリーケーブルが断線するトラブルは有名。
フレキシブルに動く振動に強いタイプに交換しました。
とりあえず、ブレーカーや配線、IGキーなどに不具合らしき箇所が見つかったので
これらが原因になっていた可能性が高いですね。
バッテリーをつないで、IGキーをオンにしてセルを回すと、明らかにエンジン始動が
元気になりました。火花が強くなった感じ!
ヘッドライトも先ほどより明るいw
途中で止まらないことを念じながら、少し長めの試乗に。。。
走りだしてすぐ感じたのは、アクセルのレスポンスが良い!
もっさりしていた吹け上りが、感じなくなりました。
20分ほど走って、エンジンも十分温まったところでも安定。
火花が強くなったせいか、多少ノッキングを感じました。
30分ほどの試乗を終え、何も症状は起きず。
てか、電気系のパーツを一新した効果にちょっとビックリ。
キャブを換えたくらい元気になっちゃったw
徐々に悪くなってく経年劣化。電気は目に見えないから発見しづらいですけど、
バイクの電気の流れをちゃんとしてあげるのは大事ですね。
アースなんか、本当に重要です。古いバイクほど効果を感じられます。
20年以上経過している車両は、ちょっと見直す箇所がありそうですね!
]]>
当店の委託中古車とは、何か?ざっくり説明します。
所有者が当店のお客様であり、その車両販売を当店が代行するサービスです。
条件がいくつかございまして、ひとつは、当店での整備記録があり、当店が
中古車として販売できると判断した場合。
ひとつは、売れた場合、販売手数料がかかること。
ひとつは、売れるまでの間、オーナー様が責任をもって保管していただくこと。
細かなことは省略しますが、だいたいこんな条件です。
委託される方のメリットは、相場査定価格よりも高い金額が手に入る。
当店が間に入るので、面倒なトラブルになることはまずありません。
オートローンが使えますので、売りやすい。
デメリットは、売れるまでの期間が読めない。
保管中のリスクがある。
車検がある場合、当店まで持っていく必要が発生する。
こんなところでしょうか。
購入される方のメリットは、当店の整備記録がある車両なので、安心。
その後の整備も責任をもって当店が引き継ぎます。
オートローン(2.9%低金利)が利用可能。
デメリットは、納車にあたって交換が必要な消耗パーツがある場合、
ある程度予算が必要。(バッテリーやタイヤなど)
委託なので当店の保証サービスはありません。
ここでのポイントは、保証はないけど、当店の整備記録がありますよ!ってことです。
つまり、当店が車両の状態をある程度把握しており、なおかつ納車整備をしますので、
よほどのことが無い限り、ちゃんとした車両だということなんです。
何か問題をかかえている車両は、きちんと説明いたします。
元オーナーさまも、新オーナーさまも、当店との信頼関係によって成り立つシステム。
当店としましても、新しいオーナー様のもとで引き続き面倒をみさせていただくことに
なる可能性が高いので、ウィンウィンなんです。
オークションなどの個人売買に関しては、本当にリスクが高いのでお勧めしません。
お店で購入する場合でも、専門店なのか?保証対応してくれるのか?を確認しましょう。
あとは適正価格であるかどうか?
最近、他店で購入された車両の修理を行うことも多いのですが、正直、ひどい状態の
ものが多いです。
これからお金がかかるものがほとんど。。。
売りっぱなしの傾向にあるお店は、初めから対応したくないのではなく、
対応できないんだと思います。なぜなら直せないから。
直せないから、だんだん対応が雑になったりして、お客さんとの信頼関係を築けない。
様々なメーカーを扱うようなお店は、どうしても専門知識も広く浅くなりますから、
少々難儀な修理はできないし、やるには専門知識と工具が必要です。
できないことは、できないと言わないとトラブルの元ですね。
当店でも、ショベル以前やミルウォーキー8には手を出してないので、やれませんって
お伝えしてます。エボからツインカムの1985年〜2018年あたりだけでも
かなり専門知識やノウハウが必要です。これは数十年やって身をもって知ったこと。
儲かりそうだなって、気軽に他の畑に手は出しませんよw
その代わり、引き受けた仕事は、我々ができる限り精一杯やらせていただきます。
そんな中でも、まれにお手上げになってしまうケースもあります。
その時は、誠意をもって対応させていただきますが、そこにいくまでは
しつこく食らいついて知識や経験・ノウハウを積み上げる努力はプライスレス。
必死に試行錯誤して、まったく無駄になることはないですから。
中古車両を探しているなら、変な車両を買ってしまわないよう、気を付けてくださいね。
]]>
まずはこちら。
11月14日(火)・15日(水)は定休日となります。
年末年始のお休みは、12月27日(水)〜1月3日(水)の予定です。
お次はこちら。
スポーツスターのRブレーキキャリパーの画像です。
ピストンが激しく錆びています。パッドのプレート側にも錆の跡がくっきり。
全体的にキレイでよく手入れされた車両なんですが、なぜこんなに錆びるのか?
この車両のオーナー様は、水をかけての洗車が習慣のようです。
高圧洗浄機は使わず、シャワーで水をかけての洗車。
そのため、手が入らず拭き取れない水が、溜まったままになってしまう箇所があり、
その分かりやすい箇所がRブレーキキャリパーのピストン。
サイドスタンドで車体が左に傾いて止まってますから、ピストンのカップ内に
水溜まりができてしまいます。
エアーガンなどで飛ばしてしまえば楽ですが、普通のご家庭にはまず無い。
洗車したら、数キロ走って水気を飛ばしたいところです。
Rブレーキ以外にも、手の届かない箇所はたくさんあります。
スポークホイールのハブとか、バッテリーの裏側とか・・・
エンジン回りにしても、エンジンの熱で水が蒸発するくらいまでにするには、
数時間走らないといけません。
基本は磨き、水を使った洗車は、激しい汚れの時くらいで良いかと。
ご注意を。
最後にこちら。
忌まわしき、基盤内臓のスイッチ。2014年モデル以降のモデルに使われてます。
黄色い矢印の部分、右ウィンカーのボタンキャップがハマるところの下側にご注目。
基盤のケースが割れていて、ウィンカーボタンキャップをはめても、グラグラ状態に
なってしまいます。交換するにも、アッセンブリーになりますので、たかがこれだけの
ことですが、3万円以上の出費になります。ちなみに純正パーツはあろうことか廃番!
現在、社外パーツで代替え可能なのですが、頼みのそのパーツは長期欠品中。。。
なぜこんな風に割れてしまったのか?
原因は、ボタン部分に張り付けるエクステンションプレートが、何らかに引っかかり、
ボタンが引っ張られる力がかかったときに割れた模様。
なんだかとても繊細で、外で使うようなタフさが足りない気がするのは私だけ?
スイッチ内部の基盤ですが、内部に水が浸入して錆びて壊れることもあるようです。
また、大きな電流が流れてしまった時に、内部に回路を守るようなブレーカーのような
装置がないため、壊れます。その基盤がこちら。
矢印のところ、しっかりと焼けてます。
基板修理のできるところに問い合わせて、診てもらいましたが、焼けた箇所の
ダイオード等を交換して直ればラッキー、直らなければICチップもダメかも
とのことで。。。後者でございました。チーン。
やはり、いつ来るか分からない社外パーツを待つしかない状態。
エンジンがかけられないので、車両はまったくの不動です。本当に困ってます。
基盤が壊れてしまった原因は、自動車のバッテリーにつないでジャンプスタートを
してしまったことです。
ジャンプスタートが可能なのは、キャブ車以前です。インジェクション車は絶対禁止。
スイッチ基盤以外にも、ECM、BCMなどの基盤も同様に壊れます。
こちらは本当にご注意を!
]]>
今年の秋ツーリングは、B級グルメで有名な富士宮焼きそばの発祥のお店、
”うるおいてい” さんへ行ってまいりました。
東名中井Pに8時半集合。私が8時20分くらいに到着すると、すでに参加者
全員が待ってましたw みんな早いw
Aおきさんご夫婦に見送られ、出発。
新東名の駿河SAに立ち寄り、給油&小休憩。
新富士インターで降りて、うるおいていへ向かいます。
三連休の最終日、富士宮市街を走っていると地元のお祭りで山車を曳いていたりして、
町はにぎわってました。それにしても、夏日と言われる気温25度!!
11月で夏日って、着る服のチョイスがマジでムズイw
標高が高いところを走れば、それなりに寒いけど、市街地では半そででOKなくらい。
目的地のうるおいていさんに到着。開店時間は11時ですが、10時過ぎの到着。
土日は予約できないとのことで、早めに着いて順番待ちリストに記入。
我々10名は、2番目でしたので、開店と同時に入店できます。
目の前の鉄板で焼かれるお好み焼き、ネギ焼き、焼きそば・・・
店員さんが焼いてくれるのですが、けっこう手間がかかってますから
時間もかかります。そして、暑いw
ちょっと注文しすぎて、満腹通り越して具合が悪くなるんじゃないかって
思いましたけど、こんな感じは久しぶりです。
もう食えねぇ・・・ってあちこちから聞こえてきますw
美味しいから全部食べたい!でも限界!!
残した分は、パックに包んでお持ち帰りにできたのはありがたかったです。
満腹の腹を抱えながら、御殿場の和菓子屋さんへ向かいます。
ここからこどもの国方面へ経由して1時間ほどの距離。
このルートは、昔から好きなルートで、バイクで車で何度走ったか分かりませんが、
信号もなく、この日も空いていてとっても気持ちがいい道。
気持ちが良すぎて、睡魔がヤバかった。
御殿場の和菓子屋さんに到着。予約してもらった1日限定50本のだんごを購入。
柔らかいみたらし団子の中にアンコ。初めての食感と味でした。美味!
今回のツーリングは、ここで解散。
帰りの渋滞情報を調べていると、10分ごとに渋滞がひどくなっていくので
東名ルートで帰りました。
箱根を経由したかったけど、紅葉でとんでもなく混んでそう&事故がありそう。。。
東名でも2か所で事故ってましたけどね。
スポーツセダンがらみの4台多重事故、ミニバンのオカマほった追突事故。
おそらくこの2件のあとにも、何かしら事故が発生したことでしょう。
連休や週末って必ず事故ってます、混みだす時間帯になると、超高確率で。
運転に不慣れなサンデードライバーが多いし、交通量も増えるから、当たり前ですが、
それにしても事故が多い。
やっぱりガッツリ走るなら平日ですね。
参加者の皆さま、お疲れ様&ありがとうございました!
HPで委託中古車が1台追加です。
2007年モデル FXDC
とてもキレイでメンテナンスの行き届いたグッドコンディションな車両です。
詳しくは、当社HPのFOR SALEをご覧ください。
http://www.beards-mc.com/
]]>
11月5日(日)
集合場所 東名 中井P 下り
集合時間 AM8:30
ガソリン満タンでお越しください。
雨天の場合は翌週以降に延期。
お店を予約します。
参加ご希望の方は、10月31日の18時までに当店スタッフまで
ご連絡ください。
もうすぐ11月。気温も朝晩はグッと下がります。
これからバッテリーにとって厳しい時期になってきます。
バッテリーを良い状態で保つには、充電器を多用しましょう。
しばらく乗ってなくて、エンジンかかるか不安な方への注意事項。
NGリストです。
●エンジンかけて、かかったから大丈夫だと思ってすぐエンジン切って乗らない。
●エンジンかけて、チョイ乗りして終了。
●ガソリンが古い。
これらは、バッテリー上りを引き起こします。
セルを回すのにバッテリーの電気を使いますが、その消費した電気は、
最低でも1時間以上走らないと充電されません。
古いガソリンだと、ますますエンジンがかかりにくくなりますので、余計にセルを回す。
その分、バッテリーの電気を消耗。スパークプラグの火も弱くなります。
相当な時間を走らないと、バッテリーの状態は良くなりません。
バッテリー充電器を使いましょうね!
ツーリングのご参加、お待ちしております!
]]>リヤのサンプルが出来上がってきたので、早速取り付けて試乗しました。
試乗の感想ですが、大げさではなく、はっきりと体感できました。
5kmほどの試乗コースではっきりと。
フロントを交換した時よりも、分かりやすかったです。
では、インプレ。
まず車体の取り回し。フロントの時と同様に、やはり軽くなります。
走りだしてすぐに分かったのは、リヤタイヤの空気圧を入れすぎたかのような感覚。
車線変更や小回りした時のカッチリ感。
ある程度スピードを出しながらのコーナーでは、リヤタイヤからお尻に路面状況が
しっかりと伝わってきます。
軽いホイールに換えた時を思い出すような感じでした。
こんなに変わるんだ!! 予想以上に体感できて、大満足の仕上がり!
乗り慣れた自分のバイクだからこそ、はっきりと違いが分かります。
マニアックなパーツですが、これはお勧めです。
受注生産パーツになります。
データ計測済みのモデルであれば、ご来店不要で2週間〜4週間で入荷。
データなしのモデルの場合は、一度ご来店いただいて、アクスルとベアリングの
計測を行います。そこから1か月以内が目安です。
価格は、スポーツスター2000年〜2003年モデル の場合、フロントが3万円(税抜き)。
リヤが35000円(税抜き)となります。
仕様に関しまして、ねじれ・引っ張りに強い強度をもつクロモリ(SCM440)素材を
焼き入れ・焼き戻しして、ベアリングのインナーに対し2〜3/100mmの精度で研磨。
最後に黒染め処理してマットブラックに。
ナットも加工済みのものになり、モデルによってはスペーサーも同梱。
アクスル径センターの印は、ベルトやチェーンのアライメントを出すためのものです。
ノーマルよりも10倍、ベアリングとのクリアランスを詰めた高剛性のシャフト。
ボールベアリングモデルには、効果抜群。
そしてこの冬には、ピボットシャフトも制作予定。
進行方向に垂直に並ぶ3本のシャフトを変えることによって、どこまで車体剛性があがり
乗り味に変化が現れるのか?こうご期待マニアックパーツでございますw
]]>
ハーレーに限らず、タイヤの空気圧は適正に保ってますか?
先日、当店の前をサイレンを鳴らしながら走る救急車のRタイヤがバースト。
患者さんは、別の救急車に移されて、搬送されてました。
あってはならないトラブルですね。
車検のない250cc含め、スクーターなどは乗りっぱなしにされているものが多く、
パンク同然で走っているのを見かけますが、非常に危険です。
単独でコケて怪我するのは自業自得ってやつですが、周りを巻き込んで迷惑をかけるのは
よろしくない。サイテーです。
灯火類にも、気を付けなければいけません。
テールランプやブレーキランプが切れているのに、気づけますか?
ただでさえバイクは車に比べて存在が小さく、死角に入りやすいですからね。
だからと言って、ハイビームにしっぱなしはいけません。
ハイビームといえば、最近のLEDライトは刺すような光です。
まるでカメラのフラッシュのようで、目くらましに遭います。
それが自転車にも付いちゃってるもんだから、ハイビームとかの概念のない人間が
そんなLEDライトを自転車につけると、対面時に目がやられる・・・
暗闇で顔にライトを当てられたら、嫌な気分になるのは誰だって同じです。
それくらい少し考えれば分かることだと思いますけどね。
気を付けましょうね!
タイヤの話に戻りまして、空気圧の減ってしまった状態で走ると、ゴムが傷みます。
前2キロ、後ろ2.5キロが目安。
それが1キロ以下のような状態だと、地面とタイヤの接地面が大きくなり、タイヤも
変形し、摩擦熱で異常な温度になってゴムの繊維が壊れます。
結果、タイヤの寿命を縮めてしまいます。タイヤの値段も上がってますから、ご注意を。
特に、フロントの21インチで90とか80の細いタイヤは、空気圧が下がりやすいです。
充填している空気の量が少なければ、それだけ圧力の低下も早いですから、最低でも
1か月に1回は、空気圧を調整してください。
ちなみに、サーキットを走る際、タイヤの空気圧を低めにします。
この場合は、熱膨張を考慮したノウハウですので、ストリートではマネしない方が良いです。
それから、タイヤの品質保持期間にも気を配りましょう。
5年が目安。
保管状態による差がありますが、ゴムがプラスチックのようになってきたら、NGです。
また、ひび割れも起きます。溝が残っていても、残念ながら交換です。
タイヤのサイドウォールに製造時期が分かる4桁の数字があります。
例えば”1520”でしたら、2015年の15週に製造されたものという意味です。
現在2023年ですから、後ろの2桁が18以前のものは、要注意。
ひび割れ、ゴムの硬質化のご確認を。
やっと暑さがひと段落してきました。最高のツーリングシーズンは秋です。
走る前に、タイヤの空気圧や状態をチェックしましょう!
]]>ご紹介しましたが、そのうちの一つであるスイッチ。
ジャンプスタートによる大きな電流負荷によって、基盤が使われている
パーツが破壊される可能性があります。
ECM・BCM・スイッチモジュールなどなど・・・
CANバスシステムが採用されてから、左右のスイッチには基盤が入っており、
スイッチとBCM(ボディコントロールモジュール)が信号のやり取りをしてます。
その他にメーターや始動回路などの指令系統を担うBCM。
コイツのおかげでカスタムには制約がつきまとい、スイッチやメーターを
気軽に交換できなくなりました。
おまけにどれも非常に高価。
おいそれと注文できる金額ではないのです。
今回の修理診断で、右側のスイッチモジュールの交換が必要ということになり、
純正のパーツリストを調べると、余計なウィンカーまでくっ付いてくるせいか、
定価が10万円越え・・・
こんなものに10万円以上って、ちょっと尋常じゃない感じですが、交換しないことには
直りませんから、しぶしぶ発注をかけました。
すると、発注先から驚きの回答が!!??
「生産中止部品、代替品なし」
しばらく思考が止まりました。2017年モデルに使われているパーツが生産中止になってて、
おまけに代わりのパーツもメーカーは用意していないってことですから。
なんという頼りなさ。。。ハーレーよ、ここまで堕ちたか。
新車で300万円もするバイクを買って、6年足らずで純正パーツが手に入らなくなるなんて
一体なんなんでしょうか?
どうにもならん事なので、社外品を探しました。
するとDSから出ていましたよ。11年〜17年のダイナモデルにも使えるようです。
余計なウィンカーも付いてきません。(当たり前だろうよ)
価格も2万円くらい。(これでも高いと思ってますけど)
早速、注文。
回答は、納期未定のバックオーダーとのこと。
予想してましたけど、案の定です。
けっこうな確率で壊れるパーツのくせに、メーカー廃番なんだから、
社外パーツに注文が集中することは必然ですね。
どうやら高年式の修理事情は、残念ですがこれが現状です。
平気でユーザーを見捨てるメーカーに成り下がってしまったハーレー。
20年前、当時の本社社長が胸を張って言っていた言葉。
「オラたちは100年前のモデルであっても、動かせるためにパーツを作り続けるだよ!」
「だから安心して売ってけろ!」
その言葉に感動した私は、たくさん新車を売りましたよw
その数年後に経営陣がゴッソリ代わってしまい、方針も大きく変更。
私が嘘つき呼ばわりされるじゃねーかってくらい、廃番パーツが増えました。
でも、キャブ車時代や10年以上前のモデルのものであり、10年未満のモデルの
パーツはいくら何でも廃盤になってることはなかったのですけど。
今回は本当にびっくりしました。
このスイッチが入荷しない限り、動かないバイク。
社外パーツ頼みなんです・・・
]]>最近、よく耳にします。
夏だから油断しがちですが、夏でも冬でも、バッテリーチャージャーの使用をお勧めします。
バッテリーがあがってしまった場合、気を付けなければいけない注意事項があります。
大変重要なことなのですが、知らない方、忘れてしまう方、けっこう多いようです。
それは、インジェクション車にジャンピングスタートは絶対禁止ということ。
車のバッテリーとジャンプコードでつないで、エンジンをかけないでください。
出先でも、レッカー車がジャンプスタート用の工具を持ってくることがありますが、
断ってレッカー移動してもらってください。
なぜ禁止か?
不安定で大きな電流がバッテリーに加わることで、車体についているECMや
モジュールなどの電子機器(回路)が壊れます。
ヒューズが飛ぶよりも先に壊れますから、本当に注意。
壊れてしまった場合、多大な出費が待ってます。
基盤が壊れると、交換するしか手立てがないので、ECM、BCM、
スイッチモジュールなどは、そっくり交換となります。
どれも1個10万円コースです。。。2個逝けば、20万円!!??
フレームに溶接をするときにも、バッテリーはもちろん精密機器は外すのが鉄則。
電子機器というのは、電流や静電気などに極めて弱いようです。
インジェクションモデルのオーナー様は、本当にご注意ください。
それから、もう一点。
インジェクション・キャブレターモデルのどちらにも当てはまることですが、
チョイ乗り、エンジンをかけてアイドリングだけさせて、乗らずに切ること、
これらはバッテリーを消費するだけです。
繰り返すと、あっという間にバッテリーは弱まります。
エンジン内部にも結露して水が発生しますので、良いことはありません。
エンジン始動時のセルモーターを回す時に、バッテリーの電気は大きく使われます。
エンジンがかかれば、発電機が電気を作り、車体に電気を供給します。余った電気を
バッテリーに返して充電させる仕組みです。
セルモーターでエンジンをかける回数が多いほど、バッテリーは電気を使います。
そこで使われた電気を充電するのに、1時間以上連続して走らないといけません。
バッテリーや車体の維持のために、1週間に1度エンジンをかけて、
暖気が終わったくらいでエンジンを止める行為は、いろいろと逆効果なのです。
磨くだけにしましょう!
バッテリーを一番良い状態に保つには、充電器を常につなぎっぱなしにしてください。
くれぐれも充電器をつないだ状態のままエンジンはかけないこと。
]]>
1989年モデルの883ハガーをベースに数々の手が加えられてカスタムされた一台。
ほぼ完成された形でしたが、エンジンの修理を引き受けたことをきっかけに、
私が携わらせてもらってます。
去年、エンジンの修理をお引き受けした際に、S&Sのスーパーストックヘッドと1200ccに
ボアアップされたピストンがインストールされていたのですが、タペットブロックからの
オイル漏れとバルブステムシールからオイル下がりが起きていました。
補修パーツが廃番になっていたりしたので、内燃機屋さんにバルブガイド周りを加工してもらい、
信頼性の高いステムシールを使える仕様にして、腰上のオーバーホールをしました。
それと同時にRスプロケットのマウントボルトが折れてしまっていたのを修復。
ストーツのガソリンタンクはきれいにステーが作成されていて、スマートについていたのですが、
走行時の振動によってガタつきがひどくなり、修理。
アルミのタンクなので、ガタガタ状態で乗ってしまうと、最悪タンクが割れます。
ガタつきの原因は、フレーム側の溶接が剝がれていたことでした。
タンクのマウントが緩くてガタついた状態で走ると、溶接が剥がれるっていう、
スポスタあるあるですねw
ナンバーも、ステーごと割れてしまい、何度かブラーンとなってしまったというので、
ワンオフでベースプレートを作り直し、振動対策をしました。
もともとのステーは補強したばかりだったようですが、すでにクラックがはいっていたので、
根本から作り直しが必要でした。
Fブレーキマスターもオーバーホールが必要で、オーナー様にそのことを伝えると、
お任せで!というご指示をちょーだいしましてw
迷わずマスターはブレンボのラジアルマスターに。ブレーキローターは、大口径のミスミ。
ブレンボキャリパーをマウントするのに、サポートをワンオフで製作。
スポークとのクリアランスを確保するために、アクスルカラーとローターマウントカラーも
作り、キャリパーの内側はフライスで削ってます。
まさにワンアンドオンリーてんこ盛りw
Fフォークオイルも漏れ出していたので、オーバーホール。
トラックテックが入っていましたが、オイルが規定量の半分しか入っておらず、またコンプ側の
調整機構が壊れちゃっていて、減衰が最弱の状態。
別のオイルに換え、油面とプリロードを見直して、組みなおし。オイルシールは、信頼の
SKFをチョイスしました。
おまけに、Rホイールベアリングに大きなガタつきがありまして、最初はアクスルのトルク不足の
せいかな?なんて思ってましたけど、規定トルクで締めてもガタは大きい・・・
エンドプレイが大きすぎるようでしたので、ベアリングもろとも交換。
ばらしてみると、ディスタンスカラーのみが入っていましたが、この状態でのエンドプレイは
規定値リミットの倍以上オーバーしてました。
ディスタンスカラーを旋盤で削って、うまいことエンドプレイが規定値に収まってくれれば
いいのですが、それは結構面倒なことなので、大きく削ってシムで調整することに。
無事、エンドプレイ規定値のミニマムよりのところでバッチリ出ましたので、
組み付けて試乗しました。
試乗前のリアが流れるような感覚は全くなくなり、安心してスロットルを開けられます。
やっぱりベアリングって、本当に大事な構成パーツなんですね。
こういう実感をすると、ますますアクスルとのクリアランスが気になってきますw
オリジナルパーツのクロモリアクスルシャフトがベアリングの性能をグッと引き出す・・・
宣伝ですw
このほかに、Rサスペンションを一新して、レーシングブロスの360mmをチョイス。
プリロードを抜き気味にしてストリート向けのセッティング。
長いストローク量のよく動くサスは、乗りやすさ抜群です。
アタリがでたら、もう少しプリロードかけてみましょう。
他にも、こまかなところで各部調整しましたが、かなり安心して乗れる状態になったかと
思います。
もう少し涼しくなったら、エンジンにも優しい時期です。
バランス取れたかっこいいダートラスタイル。
安全に楽しく、遊びましょう!
]]>
当社のオリジナルパーツとして、クロモリアクスルシャフトをラインナップに追加。
どのようなパーツなのか? ご説明します。
ホイールの軸となるアクスルシャフト。これの剛性と精度を上げたものになります。
剛性と精度が上がるとどのような効果が得られるのか?
主に、ハンドリング性能向上・取り回しが軽くなる・Fフォークの性能を引き出す、
このようなことが起こります。
ハンドリング性能の向上は、もちろん旋回性もアップしますので、車線変更や
コーナーリングの安定や扱いやすさに繋がります。
取り回しが軽くなるのは、転がり抵抗が減ったおかげで、車体を押し始めの力が
かなり軽減され、ちょっと感動しますw
Fフォークの性能を引き出すことは、車軸の剛性が上がるため、左右のバランスが
整うことで得られます。引っ張り・ねじれに対し、強度が格段に上がってます。
良いことばかりなのです。
ノーマルのアクスルシャフトと比較すると、まず材質がクロモリ鋼になり、ねじれや
引っ張りに対する強度が格段に上がります。
焼き入れ・焼き戻しを行い、ベアリングに対して100分の2〜3mm以内の精度で
制作・研磨。
表面処理を黒染めして、錆びなどの耐腐食性アップ。
この中で一番こだわっているのが、ベアリングに対しての精度です。
ノーマルのアクスルシャフトは、インナーベアリングの内径に対して、なんと
100分の10mm程度の精度で作られてます。
新しいベアリングをシャフトに通してみると分かりますが、明らかにカタカタと
隙間を感じます。このガタがあると、ベアリングは本来の性能を発揮できずに
転がり抵抗が増えます。また、ガタがある分、剛性も落ちるわけです。
大量生産がゆえの仕方がないことかもしれませんが、国産車でも同様みたいです。
そして、ベアリングも工業製品なので、100分の1mm程度の誤差があります。
なので、シャフト側も100分の1mmまで精度を詰めてしまうと、相性が悪くなる
可能性を踏まえて、100分の2〜3mm以内の精度にしております。
ちなみに、試作品は100分の1mmの精度で作られ、私の883でテストしましたが、
バッチリ体感できるくらい変わりました。
受注生産とさせていただいておりますが、納期は2週間〜1か月を目安にしてください。
車体をお預かりして、ノーマルのアクスルを外して測定。
ホイールベアリングの内径に合わせて、制作。
基本、付属のアクスルカラーやナットも制作しますが、モデルによっては変更がございます。
価格は3万円(税抜き)〜となります。
取り付けに関しては、専門知識・技術のある店で作業をお願いいたします。
精度の関係で、無理にインストールしようとするとベアリングを傷めます。
車体側の状態を確認しながら取り付け作業してください。
アクスルナットの締め付けトルクは、必ずマニュアルに準じてください。
ちょっとマニアックなパーツですw
ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
]]>早ければ早いほど良いわけですが、なかなか気づけないものもあります。
不具合の症状が出たり出なかったり、なんとなく問題なく乗れてしまって、
発見が遅れることもしばしばあります。
今回は、点検で発見したものを2つご紹介。
一つ目。
インテークマニホールドのシールリングです。
このシールが傷むと、二次エアを吸ってしまいます。
二次エアを吸うと、初期症状でアイドリング不調、進んでくると
加速性能の異常、エンジンストップといった具合に、症状が変わります。
明らかな不調を感じている場合は、シールリング部分にパーツクリーナーなどを
吹きかけるとアイドリング回転数が変化するので、診断は簡単。
ですが、なんとなく症状が出始めの時期だと、上記の診断方法でも非常に
判断しづらいのです。インジェクションモデルだとさらに分かりづらいw
今回は、キャブのフロートやスライドバルブを点検・清掃しているときに、
インマニの内部をのぞいたら、あっ!!と見つけたパターンです。
試乗したときは、なんとなくアイドリングが不安定だなって感じた程度。
ちなみにキャブレターやマフラーを外した時は、必ずバルブポートをのぞき込んで
点検します。
カーボンの具合、ステムシールのオイル下がりの目視、インマニシールの状態。
純正のインマニシールは、経年劣化すると硬くなってひび割れたりしますが、
比較的きれいに形を保っていることが多いです。
それに比べて社外のシールは、予期せぬ劣化具合でトラブルを呼び込むので
当店では使いません。
インマニ内部に向かってはみ出していました。これによって、インマニ自体も
後方部分の隙間が広がっていたので、キャブが収まる位置もズレてきます。
ゴムの材質が違うんでしょうけど、ガソリンに弱いのかな。ブヨブヨになって
内側にはみ出していたので、下手すると燃焼室へ破片が吸い込まれてしまいます。
シールが正しく収まってないと、インマニとフランジの位置関係も微妙にずれますから、
外側から見て、異変を感じるようなら、一度外して点検したほうが良いですね。
外したなら新品に交換しちゃいますけど。
ゴム製品は、経年劣化による不具合が必ず起きます。
様々な場所に使われていますので、定期点検時に各部チェック。
怪しい箇所からは、オイルが滲んでいたり、気密性が保持出来ていなかったり、
なんらかのヒントがありますので、要注意です。
二つ目。
プーリースプラインの摩耗。
ドライブベルトは、ベルトが一番張るところに一定のテンションをかけて、
何mmの遊びがあるかを、規定値に準じて調整します。
一番張るのは、アクスルとピボットとFプーリーのセンターが一直線に
なったところです。
点検時にこのような状態にして、ベルトの張り具合を見ていたら、
何やらコツコツと手に伝わるガタのような感じが・・・・・
ホイールベアリングやスイングアームのベアリングなども考えられますが、
今回はFプーリーのガタでした。
このスプラインの摩耗、このまま気が付かず乗っていると、発進時やエンブレなどの
急激なトルクがかかる時に一気に削れて、ツルツルになります。
そうなってしまうと、動力が全く伝わらなくなるので、走れません。
Fプーリーの締め付け不足などで起こりがちのトラブルです。
逆ネジ、ロックタイト塗布、角度締め。マニュアル通りに締め付けましょう。
純正部品はあまりにも高価になっていたので、ドラッグスペシャリティーズの
プーリーに交換。
新品のプーリーに交換した時は、ドライブベルトの張り具合は特に気を使います。
ある程度走って馴染んできたら、張り具合を再度チェックするのがお勧め。
このように、出先でのトラブルを未然に防ぐことが、点検する意味であり、
バイクの状態を良い状態でキープするのにも大変有効です。
現状を知ることで、今後のトラブルへの予防策にもなりますから、お財布と
相談しながら、なるべく早めに、怪しいパーツは交換していきましょう。
]]>私の883でいつもの試乗コースを走っていたら、2kmほどで
オイルプレッシャーのランプがチカチカ点きまして。。。
油圧が上がらないトラブルになるような心当たりは全くないので、
スイッチの故障かな??なんて呑気に試乗していると、もう1km走ったところで
エンジンから明らかにノイズが出始めまして。。。
あわててエンジンストップ。
間違いなく、なにかが起きている。
ちょうど、坂を上り切った辺りだったので、そのまま惰性で店の近くまで
いけたらいいなぁと淡い期待を抱きつつ、チャリのようにシャーっとゆるい坂を下って
転がり続けてみると、なんと店まで100mくらいのところまでたどり着いちゃった!
これ、オリジナルパーツの思わぬ恩恵でございます。
このパーツに関しては、次回、改めてご紹介いたします。
私の883、もう一度エンジンかけましたが、やはり油圧が上がってないようで、
タペット、バルブノイズがしてます。
すぐさまエンジン切って、圧縮を測定。
フロント側の圧縮が2/3程度に落ちてる・・・
次は油圧を図ろうかと思いましたが、これ以上エンジンかけるのも気が引けたので、
私のバイクということもあり、エンジンを開けていくことにしました。
慎重にばらしていきます。
腰上、カム周り、タペットやプッシュロッド、オイルポンプ、フィルターマウント・・・
特に、おかしな点は見当たらないので、ばらす前に、もっと調べておくべきだったと
ちょっと後悔。ただ、タペットは調べようにも分解すると再使用はできないので、
これは新調することに確定。どうせならスクリーミンイーグルのイイ奴にするかっと。
油圧の上がらない原因を特定できぬまま、困惑しつつ、オイル通路をチェック。
どこにも問題は見当たらず。
あとはオイルタンク周りを調べてみるか。。。
そういえば、オイルキャップを外した時に、タンクの塗装が剥がれていたな。
年数も古いから、塗装が傷んできたのかなぁ・・・
さして気にすることでもなかったので、スルーしてましたけど、
実はこれが大きなヒントでした。
オイルタンクを外して、ライトで内部を照らしてのぞき込むと、
何やらガムみたいな物体が見つかりまして。。。
マイナスドライバーでツンツンすると、くっついてきたので取り出しました。
滅茶苦茶、ネバネバした固形物。
オイルに浸かっていると沈み、粘度は下がるようですが、ガソリンに浸すと
急に粘着性がアップ!
まったく何なのか?分かりませんでしたが、遠い過去の記憶を思い起こすと
謎が判明してきました。
あれは10年ほど前だったかな?
浜松の実家で保管していた883を、数年ぶりに店に持ってきて、整備を
しました。数年放置したバイクを蘇らせるには、気を付けなければいけない点が
けっこうありまして、その一つにガソリンが挙げられます。
腐ったガソリンは、キャブを詰まらせるのはもちろん、ガソリンタンク内も
腐食させます。幸い、私のタンクはアルミなので、スチールのような腐食は
しませんが、ガソリンフィルターにはそれなりに色んなゴミがつまってました。
キャブもオーバーホールして、ガソリンタンク内もチェックして、ガソリン満タン。
仕事の片手間で作業していたので、そのままの状態でしばらく置いておいた記憶があります。
しばらくぶりに、エンジンをかけようってことで、ピストンとシリンダーを守るため、
プラグを外して潤滑剤を入れようとした時、なにやらガソリン臭が・・・・・
満タンにしたはずのガソリンが、ほぼほぼ空になっていました。。。
こりゃ、オーバーフローしてる!
キャブをオーバーホールした時に、フロートのチェックバルブは再使用してたので、
それが仇となりやんしたw
キャブからマニホールドをつたって燃焼室内にガソリンは流れ込み、さらにクランクケースに
落っこちてエンジンオイルに混ざったのです。
それも大量に。
いそいでオイルを抜いてみると、出てくるオイルに明らかにガソリンが含まれている!
しかも大量に。
ドレンホースから抜けるオイルは、オイルタンク内にあるものがほとんどなので、
エンジンをかけてないけどオイルタンクにもガソリンが回ってしまった模様。
何度かフラッシングして、様子を見ましたが、幸いなことにウォーターハンマーは回避、
異音もないし、時に問題は起きませんでした。
それから約10年。
今回の油圧が上がらないトラブルは、オイルタンクに回ったガソリンが、オイルタンク内の
塗装を徐々に剥がし、オイルやらなにやらと混ざりあってピンポン玉みたく塊に成長。
そいつがフィードラインにフタをしたことが原因だったということにたどり着きました。
もう、本当に激レアっすw
25年ほどこの仕事をやってますけど、これだけ経験を積んで、いろんなケースを
見てきたのに、まだ未知との遭遇があるんですね!w
本当に奥が深くて面白い仕事だなって、コンチクショーな気分ですw
しかしながら、冷静に考えて。
こんなトラブル、数十年所有していることで、整備履歴(私の記憶ですが)があったから
解決できたけど、なんの手がかりも無かったら、お手上げだったんじゃないかと。
過去に何が起きたか分からない中古車には、こんなリスクもございますので、ご注意を!
激レアですけどねw
]]>
期間限定になりますが、委託中古車両の値下げ情報です。
税込120万円 → 80万円
詳細はホームページをご覧ください。
1994年モデル XLH1200 スポーツスター 走行距離 約35000km
委託車両につき、保証はございません。
納車整備にて、交換が必要なパーツが発生した場合は、購入されたお客様の
負担になることをご了承ください。(要応談)
基本的に、当店で整備を行ってきた車両になりますので、整備記録あります。
ご不明な点は当店までご連絡ください。
]]>
8月9日(水)〜8月16日(水)
となります。ご迷惑をおかけしますが、ご了承くださいませ。
気が付けばもうすぐ8月。
高温注意報が毎日のように出されていて、正直、かなりキツイ夏です。
去年は九州へ行き、阿蘇の大自然を満喫しておりましたが、
今年は実家でのんびりする予定です。浜松も暑いんだろうなぁw
先日、ご成約いただいたスポーツスターの納車整備がそろそろ終わります。
エンジン腰上のガスケット・シール・ピストンリング交換。
燃焼室清掃、各部消耗具合の測定・点検。
Fフォークのオーバーホール、インナーチューブ再メッキ加工。
トランスミッション1速ギヤ・3速ギヤをメインとカウンターともに、
アンドリュースの対策ギヤに交換。ニードルベアリング等ももちろん交換。
シフトドラムの加工、クラッチスプリングプレート交換。
セルモーターのマウントガスケットも対策品に交換し、
ステーターとレギュレーターも交換。バッテリーも交換です。
前後タイヤも交換。そのついでに各部ベアリングは要チェック。
ハンドル周りの交換、ミッドコントロール化、ウィンカーも交換して、
スタンダードなスポーツスターに生まれ変わりました。
23年分の汚れも落として、もうすぐ納車となります。
新しいオーナーさんになって、今後どのような形にカスタムされていくのか?
カスタムの懐が深いモデルなので、楽しみですね!
まずは、スタンダードスタイルで楽しんでください!
]]>これらの影響は、もちろん二輪業界にも飛び火するでしょう。
私の予想では、事故などの見積もりや保険会社への請求が、今まで通りではなくなること、
不正を防止するための、透明性を求められることなどが、考えられます。
この透明性、これを求められると困る業者は少なくないんじゃないかな。。。
例えば、お店に車やバイクを車検と点検整備に出し、完了後にもらう請求明細書を
見ると、車検代一式とか、整備代一式など、かなり省略された●●一式という項目があれば、
それは透明性に欠けるわけです。
●●一式と書いてあっても、きっちり整備作業を行っている業者もいれば、端折っている
業者もいます。この不透明さを無くし、やったこと、やってないことを明確にすれば、
不正請求の防止になるし、何より、お客さんにとっても分かりやすくなります。
車両購入時の車両代以外にかかる諸費用にも同じことが言えます。
車両代は100万円(税込)と表示されていても、諸費用を合計した乗りだし価格は、
お店によってかなり違います。
当店では、車検を含めた中古車の諸費用は、車両代+10万円くらい。
神奈川県内の某販売店では、20万円以上のところもあります。
その内訳をしっかりと確認してますか?
わけのわからない項目があったら、問い合わせたほうが良いですよ。
車両代で安く見せておいて、実際に乗りだし価格は高いっていう、ある種の詐欺まがいな
やり方は、その業者の体質だと思います。人間でいえば、人間性。
作業工賃にしても、どえらい高い工賃を耳にします。
他店の作業明細を、参考までに見させてもらいましたが、わざと分かりづらくして
どれがどの工賃なのかがよく分からないw
タイヤ交換の作業工賃の中に、ブレーキパッド交換も含まれているのかと思えば、
次のページにいきなりブレーキパッド交換工賃が追記されていて、その工賃が
パッド代よりも高いっていう・・・www
私からすると、ツッコみどころ満載の明細でした。
お客さんからしたら、余計に分かりづらいでしょうね。
こういうことのないように、一貫した透明性を意識してます。
当店の明細伝票を確認してみてください。もし、よく分からない点などあれば、
お気軽にお問い合わせください。誤字脱字はご勘弁を。
欲にまみれた日本の政治家にも、透明性を持ってほしいものですが。
]]>
リジッドフレームに2001年モデルの883エンジンを載せたスポーツスター。
前後16インチホイール、Fフォークは41Φワイド。
無駄のないシンプルな構造は、リジッドならでは。
だからこそ、非常に軽い。
当店で製作した車両ではないのですが、今年の春先に、私が車検を通しました。
フレームとエンジン番号は公認です。なので細かな部分を修正して、無事通過。
その際、調子の悪いところは一通り手直ししました。
ただ、お金のかかるトランスミッションの修理は見合わせ。
それ以外でも、30万円以上かかった車検整備でしたので。。。
そんなリジッドスポーツスター、このたび委託中古車に並んでおります。
オーナー様、ご家族の反対に負けてしまった形です・・・涙
詳しくは、当店HPをご覧ください。
話は変わって、あまりにも、あまりにも暑い!
予報で35℃と伝えられている場合、実際の気温は、ほぼ体温以上になってますよね。
交換するために保管していたガソリンタンクを持った時、生温かいので、思わず
ビックリして落としそうになりました。気持ち悪いw
本当に仕事が体に堪える時期。早く夏が終わってくれと、毎日、願ってます。
その代わり、仕事終わりのビールは旨いんですけどね。1本目だけねーw
]]>1998年モデル、走行距離はなんと4900km。
九州の方が所有されていたのを、湘南の方が購入して、やってきた車両です。
長い年月、まったく低走行距離の車両でしたので、現オーナーさんになってから
急に走りだして車両もビックリしたようでして、各部からオイル漏れが始まりました。
一個ずつ、優先順位をつけて修理して、今回は車検整備+インナープライマリーの
オイル漏れ修理。
早速、インナープライマリーを外しにかかると、使用されているプライマリーガスケットが
社外製なことに気づき、どこかで一度開けている痕跡を発見。
ジェームスのプライマリーガスケットが使われていたのですが、ここで1点目の不具合発見。
プライマリーガスケットと同じ厚さのタワーガスケットを使っていなかったために、
2個のうち一つが脱落してました。これによる影響は、インスぺカバーあたりからオイルが
にじみ出てくるくらいなので、それほど気にしなくてもいいことなのですが・・・
2点目の不具合は超問題でした。
この段階で気が付けて、本当に良かった。
それは、コンペンセータースプロケットと、クラッチハブを留めているナットのトルク不足と
ロックタイトの未使用。
大きなトルクで締め付けられている箇所なので、緩めるときにはインパクトを
使ったりして、それなりの手応えを感じながら作業するのですが、あまりにも
簡単に緩んでしまいました。
ロックタイトもまったく付いてないし、明らかなトルク不足。
このナット、緩んで気が付かずに乗り続けると、最悪エンジンを完全に壊します。
どこのショップが作業したのか知らないけど、かなりいい加減な状態。
ハーレーのことをあまり知らないことが、見て取れます。
3点目の不具合は、インナープライマリーのオイルシール2点のうち1点の向きが
逆でした。これは専門知識を知らないと、やらかしがちなミスです。
マニュアルを見ていないか、最初に付いていた向きのまま、対策オイルシールを
組んでしまったのでしょう。
4点目、トランスミッションから出ているシフターシャフトのオイルシールを
交換していない、見落とし。
この箇所からもオイルが漏れているのに、インナープライマリー側のオイルシールだけ
交換して終わらせていたため、こんな低走行距離なのに再びオイル漏れが散見。
結果オーライで考えれば、オイル漏れしてくれていたおかげで、コンペンセーターナットの
トルク不足に気が付けたので、大事にいたらなくて良かったのです。
組付けの時は、赤のロックタイトをたっぷりつけて、コンペンセーターナットを
210Nm、クラッチハブナットを100Nmで締め付けます。
ちなみにスポーツスターのエンジンスプロケナットの締め付けトルクは280Nm!
長いトルクレンチがしなりますw
このように、開けてみないと分からない箇所は、通常の点検では発見しづらいので
使用されているガスケットなどをみて、明らかに手が加えられているのが分かれば、
一度チェックしたほうが安心です。
本当にいい加減な作業をされている車両が多いです。
]]>
2001年モデルのFXD、値下げしました。
カスタム内容、車両の状態など考えると、かなりお得な価格です。
好みはあると思いますが、ハマれば大変お値打ちの一台。
詳しくは、HPをご覧ください。
それからこちら。
2000年モデルのXL1200C。
商談中となっておりますが、ほぼ確定状態です。
この車両も、納車前整備でこれでもかってくらいの修理をしてからのお渡しですw
車両の状態を把握しているからこそ可能なことなのです。
アップしてから、月に1件〜2件ほどのお問い合わせだったのが、
ここ数日、なぜか立て続けにお問い合わせをいただきまして、動きそうな気配が
高まってました。なんか不思議です。
不思議というのも、当店は、当ブログ、HP上と個人扱いのSNSぐらいでしか
情報を発信しておりませんので、グーバイクなどには一切出ません。
たくさんの方に情報発信すれば、それだけ売れる確率は高まりますけど、
基本的に当店で引き続きお世話をさせていただきたいという趣旨がございます。
遠方のお客様には販売しないよってことではないのですが、前オーナー様の
ご意向に沿った形になるべくしていたら、こうなりましたw
あと腐れなく、とりあえず売れればいいなら、買い取り屋や大手量販店。
責任問題などいろいろあるけど、少しでも高く売りたいなら、個人売買。
当店の委託販売システムをご利用いただくお客様の場合、大事にされていたハーレー、
次のオーナーさんにも大事に乗って乗らいたいという気持ちが強いようです。
そんな思いを託されて販売してますが、気負わずにお問い合わせくださいw
気になる車両がありましたら、お気軽にお声がけください。
]]>
エボのスプリンガーソフテイルには、純正標準装備されていたシフトリンケージが
廃盤になっており、社外品もことごとく手に入りづらいようなので、加工屋さんに
お願いして作ってもらいました。
左側にエキパイを取り回す上で、コイルカバーとシフトリンケージをかいくぐり、
尚且つ、ある程度のクリアランスを要します。
ツインカムモデルですと、うまく避けてくれることもあるのですが、エボに関しては
シフトリンケージに干渉してしまうことが多いようです。
世の中にどれほどの需要があるか分かりませんが、これまで何回かあれば良いのに、
という思いをしてますので、少量ですが在庫しました。
素材はステンレスにより耐腐食性と質感を向上。
アジャスター兼取り付け部分、およびロックナットは、ノーマルをお使いください。
8400円(税抜き)です。
]]>
メキシコ系アメリカ人発のチョロスタイルと呼ばれるカスタム。
基本は、FL系のビッグツインをベースに、エイプハンガー、
フィッシュテール左右2本出し(長め)、Rローダウンがマスト。
体の大きさに合わせて、ハンドルは16インチあたりが日本人向きですね。
本場は20インチとか、かなり高めのハンドルのようですが、サイズの合わない
ものを無理につけても乗車スタイルがかっこ悪くなったら台無しなので、
バランスは重要です。
マフラーのエンド長も、長すぎると歩道から車道に行き来するだけで
エンドを擦ります。そんなことを気にしないで走りたいと思うのが
人情だと思うのでw、日本の道路事情では、やりすぎは禁物です。
今回は、コブラの2本出しをチョイス。
価格がとんでもなく上がっていてビックリしました!
輸入パーツの価格は、1年前の1.5倍から2倍近くになってますので
ご注意ください。(戦争の影響みたいですね)
ソフテイルモデルは、純正左右2本出しがヘリテイジスプリンガーに
採用されていましたが、遠い昔のモデルのようで、パーツは廃番祭りです。
それに、独立したエキパイでないので、右側のサイレンサー側にほとんどの
排気ガスが集中しますので、歯切れ音は、独立菅の方が出ます。
ただ、社外製の2本出しマフラーは、これまで様々なメーカーのものを
取り付けてきましたけど、すんなり付かないものが多く、今回はどうだろなー?
だいぶ時間も経ってるからボルトオンでいってほしいなー、なんて期待を
してましたけど、やはり甘かったw
取説を何回も読み直しても、パーツ点数は間違ってない。
マフラーにしては膨大なパーツ点数なので、入れ忘れってことが
ありそうなもんですが、完全にすべて入ってました。
で、取り付けてみると、どうやってもシフトリンケージと左側エキパイが
干渉してしまうのです。(上の画像の黄色丸のあたり。)
これは間違いなく、への字型のシフトリンケージが必要。
どんなにうまく取り回しても、シフターを回避しようとすると
左側のサイレンサーが変な方向に曲がってしまいます。
でも、オプションのへの字リンケージはどこからも出ておらず、廃番だらけ。
仕方がないので、ステンの板を加工して取り付けましたけど、
なんとなくおさまりが悪いし、ゴチャゴチャしてしまうのがとても嫌。。。
ということで、現在加工屋さんにオーダーしました。
需要がどれくらいあるのか不明ですが、当店のオリジナルパーツとして
近日中に発売する予定です。
ハンドルとマフラーを交換してエンジンをかけると、なんとなくかぶり気味。
プラグをみると、真っ黒でした。オーナー様も燃費悪いし黒煙が気になるとのこと
でしたので、キャブレターのセッティングを確認してみると、やはりだいぶ
濃い目のセッティングになってました。
一通り私の基本セッティングに戻し、いざ試乗。
試乗が気持ちのいい季節です!
しっかりと作動温度にするために、20分ほど走ってきて、アイドリング状態を
確認すると、なんとなくバラつきがあります。
2次エアーのチェックしたら、案の定、フロント側でアイドリングが高くなり、
インテークマニホールドシールも交換することにしました。
やはり、シールが逝ってました。
わずかなひび割れでしたけど、これだけでも調子は変わります。
シールの古さからして、おそらく、2次エアーはだいぶ前から
吸っていたんじゃないかな。
その状態でキャブセッティングをしたから、濃い目になっていたのであれば、
辻褄があいます。
修理後に、キャブセッティングをもう少し煮詰めて、試乗しましたが、
アイドリングも加速感も良好。
黒煙も出ず、プラグもかぶりません。
今回は高年式のエボでしたが、それでも25年近く経過しています。
やはり、一か所だけではなく、総合的にみながら作業しないといけない
年式です。
所有したら、時間をかけてメンテナンスと修理をしていくコースを
覚悟しないと、チョロっと不安なのです。
]]>
新たにホームページに委託中古車の情報を追加しました。
http://www.beards-mc.com/
詳しくは、当ホームページのFOR SALEをご覧ください。
こちらの車両は、委託車両ですが、不具合箇所をしっかりと修理&対策します。
以下、主な修理作業内容です。
●Fフォークはオーバーホール。インナーチューブのハードクロームを一新し、
消耗パーツは全て純正品に交換。
●エンジン腰上のガスケット類&ピストンリングを交換。
シリンダー内壁に傷がある場合は、オーバーサイズのピストン&シリンダー
ボーリングを行います。
●トランスミッションの問題なギヤを一新。
持病ともいえる1速のガコン症状を改善&対策するために、トランスミッションを
分解して、1速と3速のメイン・カウンターギヤをアンドリュース製に交換します。
●クラッチのスプリングプレートを点検し、必要であれば交換します。
これらの作業を行いますので、ついでにカスタムしたい!というご要望にも
お応えします。たとえば、トランスミッションのオーバーホールのついでに、
シフトドラムのアップグレードを行うとか、フロントフォークのスプリングを
交換するとか、部品代を追加していただければ、作業ついでに交換可能です。
バッテリーやタイヤ等の消耗品は、新しいオーナー様のご負担になりますから
その点はご了承ください。
お問い合わせは、宮田まで!
]]>パフォーマンスマシンです。知らない人はいないんじゃないですかね?
老舗ですし、数々のかっこいいパーツをリリースしてます。
有名なのはホイールですね。
そして、PM創業者の息子さんがRSDを立ち上げ、今やこっちの方が
元気です。ハーレーだけに拘らず、他のメーカーも扱っていて、特に
レースシーンでは、トライアンドエラーを繰り返し、楽しみながら
活動してます。
さて、そんな泣く子も黙るPMですが、気を付けないといけない点がございます。
それはブレーキ周りのパーツ。
ブレーキ系のパーツだけではないのですが、ブレーキだけに走行安全上
最重要パーツかと思いますので、こんなことがあったよ!ということで、
頭の片隅にでも、知っておいてください。
●ブレーキキャリパー編。
F用の異形6Pは、ブレーキフルード漏れが多発。シール交換してもしばらくすると
同じ症状に悩まされた。
キャリパー製造時に出た、切削のカスがピストンとボディに挟まり、重い引きずりを発症。
完全に熱によってローターもゆがみました。
これ以来、新品でも一度キャリパーを割って、内部を点検してから取り付けることに。
キャリパーサポート部分のアルミが、経年劣化によりボソボソになる。
もちろん強度も不足して、大変危険です。
細かいモノを挙げたらきりがないですw
●ブレーキマスター偏。
F用のマスターシリンダー内部の容量の問題なのか、しばらくレバーを握ると
グリップに密着するほど握りこめてしまう。
R用マスターの製造過程に問題あり、ドリルで切削した箇所が深すぎて、シリンダーボアに
傷を作り、いつまでたってもフルードが漏れてくる。
●ブレーキローター偏。
はじめから歪んでいる。
インナーローターのアルミ部分が腐食しやすい。
このように、様々なトラブルがありました。
そして、今回また新たに追加されたキャリパーのトラブルがこちら。
赤丸で囲った部分、ブレーキパッドの座金部分が当たる箇所に
えぐれたような跡があります。
赤い部分がブレーキパッドの座金、黄色がパッドシューだとして、
ブレーキをかけた時に、座金がキャリパーボディに強く当たるわけですが、
アルミのボディ側が負けて、えぐれてしまっています。
パッドの当たる位置がずれてしまうため、パッドシューの減り方もおかしくなり、
多少の引きずりも起こすためか、ローター表面は焼けて変色してしまってます。
キャリパー交換しか選択肢がない・・・
こちらはF側。
数年前に、キャリパーサポート部分が腐食して危険だったので、ワンオフで
サポートを制作。あれから数年の時間が経ってますが、まったく問題なし。
PM製のブレーキパーツを装着されている方は、今一度、不具合がないかご確認ください。
高価なパーツだけに、いろいろと残念なのです。
]]>10年ほど前になりますが、当店が横浜ホットロッドカスタムショーに出展した際に
展示した2001年モデルのFXD(ダイナグライド)です。
委託中古車として、現在絶賛売り出し中。
この形がハマれば、大変お得なカスタム内容の1台。
唯一無二のワンオフパーツが要所にございます。
タンク・シート・シッシーバー・マフラー。
価格含め、詳細は当店のホームページをご覧ください。
TC88エンジンのウィークポイントであるカムチェーンテンショナー問題は、
ギヤ化&ハイカムによりクリアー。
ピストンは、ノーマルの1450ccフラットです。
キャブはミクニHSR42。定番のS&Sハイフローエアークリーナー。
エンジン、マフラーに合わせ、セッティング済みです。
鍛造アルミホイールのグライド、前後ブレンボキャリパー、ブレーキテックローター、
ブレンボラジアルポンプマスター。Rプーリーはミスミのビレット。
Fフォークはレーステックのゴールドバルブ&スプリングでセッティング。
Rサスはオーリンズ36E。
足回りは強化&軽量化されてます。
ハンドル周りはドラッグバーにミニスイッチ化で極力シンプルに。
個性的なシートとのバランスは良く、非常に乗りやすいです。
タイヤやバッテリーは交換が必要かな。
消耗品含め、契約時にご相談に乗らせていただきますので、気になる箇所は
お気軽にお問い合わせください。
他にも委託中古車ございます。
前回のブログでご紹介した883Rは4月20日までの掲載となります。
2003年モデルのFXDLローライダーと2002年モデルのFXD。
02FXDは、88万円から66万円に値下げしました。
委託車両ですので、乗り出し前に交換が必要な消耗品などがございます。
それらのパーツは、新しいオーナー様のご負担となりますので、ご了承ください。
整備記録は、全て当店が管理している車両になります。
保証は付きませんが、車両の状態は詳しく把握してます。
ご不明な点は、なんでもお聞きください。
よろしくお願いいたします。
]]>XL883R 2002年モデル 約8000km 検R6.9月まで
4月20日までの期間限定で、大幅値下げしました。
車両代110万円(税込)です。
車検は来年の9月までございます。
低走行距離、サビもないきれいな車体で、程よいカスタム具合の極上車です。
4月20日を過ぎると、販売終了となりますのでご了承ください。
2003年モデルまでのスポーツスターは、未だに根強い人気があります。
軽い車体(ハーレーの中では)、軽快なハンドリング、鼓動、加速感・・・
キャブレターモデルのアナログなフィーリングは、インジェクションには
出せないものです。
そして、883ccという絶妙な排気量が、日本の道路にベストマッチだと、
個人的に感じております。
バイクをコントロールする楽しさが味わえる、数少ないモデルかと。
ただし、二人乗りには向きません。力不足による半クラ多用はNGです。
ゆっくり走っていても味わえる気持ちよさ、速く走ろうと思えばしっかり
応えてくれる懐の深さ。この速く走ろうというのは直線ではなく、コーナーリングで
真価を発揮します。ワインディングを自分のペースで走ってこれほど楽しいと
思えるバイクを他に知りません。サーキットにおいても、それは変わらないどころか、
さらに奥深さを知りました。
最新のバイクを否定する気はまったくありませんが、増大するパワー&トルク、
電子制御されたブレーキやサスペンション、車体の軽量化、これらは安全に
速く走ることを可能にしてくれます。とても素晴らしい技術だし、如実に
数字に表れます。サーキットを走れば、ラップタイムに驚くでしょうね。
アウトバーンを走れば、どこまでも加速して300キロ以上簡単に出るでしょう。
でも、現実の日本の道路は、信号が多く車の交通量は半端ない。制限速度も
数十年前に定められたものがほとんどで、下手すりゃ自転車が原付を追い抜いていく
という混沌とした世界。
そんな中で、最先端の高性能バイクに乗っても、持て余してしまって
私としては、ストレスでしかないのです。宝の持ち腐れのような感覚。
自分の腕に見合った、アンダーコントロールできるバイクの方が楽しい。
あくまで個人の感覚なので、もちろん全ての人に当てはまりませんけどね。
有り余ったパワーのバイクで余裕を感じながら乗るのが楽しいというのも有り。
万が一の時に、電子制御に助けられて、九死に一生を得るなんてことも有るでしょう。
でもやっぱり私はアナログなバイクで育ってきたので、そこはしがみついてしまいます。
楽なことが楽しいのではなく、扱えている感覚が楽しいのです。
長くなってしまいました。
そんな乗り味を味わえる2002年モデルのXL883R。
おそらく今後、このコンディションのものはまず出ないと思います。
興味をお持ちの方は、お早めにご連絡ください。
ブレンボラジアルマスターでブレーキングも非常にコントロールしやすい。
ホイールは純正のカスタムホイール。
カスタムの詳細は、ホームページをご覧ください。
]]>
5日が雨天のため延期になった12日、寒中ツーリングに行ってきました。
目的地は伊豆の河津。うなぎ屋さんを目指して、朝8時過ぎに湘南を出発。
集まった台数は13台、15名。
雨天延期になる前まで、30台近くに膨れ上がっていたので、ドギマギしましたが、
こなれた台数になって一安心w
西湘から箱根新道を登って、パーキングでトイレ休憩。
さすがに箱根、寒かったです。それでも10℃くらいだったかな。
バイク乗りの高齢化に伴い、トイレ休憩の回数は年々増加してますw
三島へ向かい、伊豆縦貫道に乗って南へ。
ここらで渋滞するかな?って予想はまるでハズレ、なんなく通過。
その先も渋滞知らずだったので、道の駅での休憩を増やして時間調整。
うなぎ屋さんには12時くらいの到着予定と伝えていたので、のんびり走って、
沿道に咲く桜などを眺めながら。
気温も上がってきて、じつに気持ちの良いワインディング。
ループ橋を通って、河津川沿いを南下。
河津桜は、もうすっかり散り、祭りも終わっていて渋滞なし。
やはり予定よりも早めに到着となりました。
店内の座敷でみんなで昼食。
私、浜松出身なんでウナギにはちょいと舌が肥えているのですが、ここのは旨い!
関西風なので、炭で焼いたウナギ。注文して出てくるまでも早い。
料金も、平均よりもお得だと思います。
早くて安くて旨い!! 昔、キン肉マンが歌ってましたねw
食後に河津川沿いの道で記念撮影。
この時は汗かくくらい暑かったw
そして恒例の現地解散。
参加者の皆さま、ありがとうございました。
無事に帰宅しましたか?
次回の開催は秋のツーリングです。
私を含め5台ほど、帰りは伊豆高原から伊豆スカへ行くルートで帰りました。
亀石パーキングまではガラガラで、気持ちよく走れました。
ただ、寒さと花粉が鬱陶しかったですがw
箱根新道の出口あたりと、134号は多少渋滞してましたけど、それほどでもなく、
全行程250kmほど走りましたが、程よい疲労感で、週末ツーリングにしては
とても良かったです。
]]>
先日エンジンの異音でお預かりしたスポーツスター。
2003年式の883Rです。買い替えるにも、現在中古価格が高騰しすぎていて
修理することになりました。
異音の原因は、フロントシリンダーで軽い焼き付きを起こし、カム山とタペットが
かじったことで起きていたものと思われます。(前回のブログ参照)
クランクケース側のカムブッシングも、ダメージを受けてしまっていたので、
ケースは割って内燃機屋さんに交換&リーマ加工をお願いするしかありません。
コンロッドやほかのブッシング、ベアリングも大丈夫なのかどうか?
こちらも同時に内燃機屋さんにチェックしてもらいます。
ということで、フレームからエンジンは降ろして、クランクケースも割りました。
ニードルベアリングなども外さずに、まずは内燃機屋さんに各部チェックしてもらって
交換が必要な箇所をピックアップしてもらいます。
万が一、フライホイールがダメだった場合、いったい今いくらするんだろ?と思って、
価格を調べていたら、なんと廃番になっておりました 涙
社外でも対応するものは出てない・・・
他にも、細かな個所の純正パーツが廃番になってまして、20年前のスポーツスターが
オリジナルで保てなくなっている道を歩んでます。
誠に残念で遺憾だすー
内燃機屋さんでフライホイールの修理が可能であれば、問題ないのですが・・・
今度、これらのパーツを持ち込んで修理の打ち合わせをするので、その時に判明します。
ドキドキするなぁ。
いろんなカタログを見ても、883のエンジンは1200にボアアップするものばかり。
V-TWINから、883用オーバーサイズのピストンが出てますが、純正の品質より
ガクッと下がります。レースで使うわけではないので、鍛造である必要はないと思いますが
純正のクオリティはせめて保ちたいところ。
そろそろ本気で883用リプレイスパーツとして、高品質オーバーサイズピストンを
制作する必要が出てきたように思います。探している人も一定数いるはず!?
そのときは当店のオリジナルパーツとして、堂々販売しますよ!
]]>
エンジン腰上とカム周りを外したスポーツスター。
オーバーホール?カスタム?
いいえ違うんです、エンジンから異音が出てきたので、その原因を探った結果、
この状態になりました。まだまだ途中ですが・・・
異音の原因は、Fシリンダー内でピストンが少し焼き付きを起こしたため、
タペットとカムがカジッたことが一つ。
厄介なのは、カジッたカムのシャフトを支えるブッシングまで逝ってしまったことです。
しかもクランク側のダメージが大きい・・・
カムケースの底部には、ブッシングの破片がキラキラしてます。
おそらくクランクケース内部にも、同じような破片があるでしょう。
オイルポンプにも回ってますよね。
では、なぜこんなことになってしまったのか?
そもそもの原因は、DIY作業でのガソリンタンク交換だったのです。
ピーナッツタンクの純正カラ―を中古品で手に入れ、年式的に
コックが右側のタイプだったので、小さなコックに交換。
キャブレターの燃料ホースを短くまとめるため、キャブレターを外して
作業をしていたそうです。
そこでトラブル発生。自然落下式のコックのリザーブのガソリンが
ドバドバ出てきてしまい、けっこうな量のガソリンがエンジンの上部から
こぼれたようで、その時にインマニからエンジン内部の燃焼室へガソリンが
流れ込んでしまったようです。
流れ込んでしまったガソリンのことを忘れ、そのまま作業を続けていき、
タンクを取り付けて、エンジンをかけてしまった。
しかも、そこから数十キロ走ってしまった。。。
これがエンジンを壊す致命傷になってしまったのだと思います。
ウォーターハンマーとまではいかなかったけど、燃焼室でたまったガソリンは
シリンダー内壁とピストンリングのオイルをきれいに流し、油膜の切れた
状態になっていて、そこでエンジンスタートしたことで油膜が切れた箇所は
軽い焼き付きを起こし、大きな抵抗が発生。
その時に、タペットとカム山がカジりを起こして、異音を出し始めたと。
カジりが起きてしまうほどの抵抗は、カムシャフトブッシングまでも破壊。
そのまま走ってしまったことで、被害拡大。
なんてことだ・・・・・
ピストントップ、角やトップリングの上あたりに焼き付きを
起こした痕があります。
シリンダーの内壁にも、見たことのないようなシミのような傷が。
ちょうど、サイドスタンドで車体が傾いた状態でガソリンが入ると、
溜まる場所にあたります。
この傷、指の腹で触っても分かるくらいで、はたしてオーバーサイズの
ピストンの設定があるのか??
それよりも、クランクケースのカムブッシングの交換は、エンジン降ろして
完全にクランク割ってからの作業になります。
スポーツスターはプライマリー周りとトランスミッションが一緒のケースに
いますから、それらもすべて外します。
つまり、エンジンは完全に分解しないといけないわけです。
再使用できないパーツ含め、一体いくらかかるのか・・・
たかだかタンクを交換したかっただけなのに、本当に悲劇。
やっちまった勉強代としては高すぎる気がしますけど、03年の883Rを
買い直すには、現状、もっと高い市場価格ですからね涙
ひとまず原因を探った状態で、クランクはまだ割ってません。
そこから先は、やってみないと分からないし、もしかしたら更なる大物交換パーツが
出てくる可能性もゼロではありません。
ガソリンのオーバーフローとか、漏れって、よくあるトラブルとして
認知されてますが、本当に恐ろしいですよ。
今回は、エンジンが壊れましたけど、車両火災ってこともあります。
それが民家などに燃え移ったら・・・
本当に気を付けましょう。
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花粉がすごいですね。
さて、こんなパーツには注意してください、というお話。
ハーレーのスポークホイールは、チューブとリムバンドを入れてタイヤを組みます。
これまで私の経験で、スポークホイールをチューブレス化しているものに遭遇しました。
アメリカ製のものだったり、日本国内で扱われているものだったり、全部種類は
違いましたけど、全部同じようなトラブルに見舞われました。
エアーが少しずつ抜ける。
1週間で0.5キロ以下にタイヤの空気圧が減ってしまう・・・
同業者に相談してみると、みんな同じようなトラブルを経験してましたw
このような商品を扱う業者さんに問い合わせた時に、もらった回答は
ハーレーのような重量級バイクには不向きです。。。
もともとターミネーターのレース用として生まれたものなので、ストリートで
使用するなら2年ごとにメンテが必要です。。。
なるほど、オフロードバイクのような軽量モデルでも、2年ごとのメンテが
必要ということは、ちょっと現実的ではないパーツのようですね。
アメリカ製のものを剥がした時は、3日ほどかかりました。
接着されたものを剥がす溶剤も、使い切るほど。
手の指はふにゃふにゃになりましたもんw
もう2度とやりたくない作業リスト入りでした。
サーキットを走るようなバイクなら、タイヤは練習走行の数回で交換しますから、
しょっちゅうチェックできるし、エアー圧もサーキットを走っているときだけ
持ってくれればいいわけですからね。
そして先日、車検でお預かりした車両のRタイヤの空気圧がパンク状態だったので、
チューブ交換か?と思っていたら、これが入ってました。
お客様に了承得て、外すことになったのでぶった切ってます。
やはりエアー漏れは起きていて、バルブの当たりに石鹸水を吹きかけると
ぷくぷくと泡が出ます。
周りをシールしたり、ナットやワッシャーで押さえてみましたが、
すこーしずつ漏れてきます。
チューブに戻すしかないってことで、また3日くらいかけて剥がすのかー涙
なんて思ってましたけど、今回のものは粘着タイプではなく、リムバンドの
ゴツイ版みたいなゴムの輪っかがきつく巻かれているだけでした。
なので取り外すのにまったく苦労せずに、無事チューブ化に戻せました。
中古車を購入される際、スポークホイールのチューブレス化がされていると
分かったなら、チューブに戻してもらって納車してもらった方がいいと思います。
今のところ、この手のパーツは100%の確率でエアーが漏れてますから。
組んだ時は大丈夫でも、数か月・数年後には漏れてますから。
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2003年モデル FXDWG(ワイドグライド)
委託中古車です。先日、ホームページに詳細をアップしましたので、
気になる方はご覧ください。
このワイグラ、何がホットなのかと言いますと、そのカスタム内容です。
エンジンは1600ccにボアアップ、カムはギアドライブにして
ハイカムの26Gをインストール。オイルクーラー装着。
点火モジュールはツインテック(サンダンスセッティング)。
HSR42キャブにS&Sハイフロー、スーパートラップマフラーにより
セッティングはバッチリ出てます。
足回りは、前後ブレンボキャリパー、ブレーキテックローター、
Fフォークはトラックテック、Rサスはオーリンズ。
ホイールはFを21x3.25のミスミホイールにして120のタイヤを
装着。
ミッドコントロール化してシートはサンダンス製。
ナノウィンカー、ドラッグバー、ETC装着済み、外装オールペン・・・
ざっと挙げただけでも、けっこうな内容&カスタム費です。
当店でメンテ&カスタムさせていただいていた車両ですので、もちろん
整備履歴は完備。
車検は今年の7月まで。税込み価格で132万円はかなりお買い得かと
思います。
車検がまだ少し残ってますから、乗りだし価格は140万円を切ります。
お問い合わせ、お待ちしております!
]]>
エキパイが錆びて、無数の穴が開いてしまった状態です。
パチッ、パスッ、、みたいな排気漏れの音が聞こえるくらいなので、
放っておくと、そのうち大穴が開いてしまって爆音が鳴り響いちゃいます。
この穴の位置、腐食具合をよくみると、エキパイのアール部分で内側に
水が溜まってしまううえに、排圧がかかることが原因でしょう。
対策としては、材質をステンレスにするのが一番ですが、商品として
無ければ作るしかなくなるので、予算的にも厳しいです。
なので、定期的にエンジンをかけて、マフラー内に水を溜めないように
したいところですが、一定の時間を走らずにエンジンを止めてしまうと
バッテリーの劣化、エンジン内の結露等を引き起こしてしまいます。
ハーレーでチョイノリは良くない。
最低でも、1か月に2回ほど数十キロ乗りたいところです。
年間の走行距離が5000kmくらいが理想ですが、なかなか難しいですよねw
マフラーのエキパイのように、特に高温になる箇所の鉄は、非常に過酷です。
すぐ錆びます。フランジ部分のナットは錆びて固着してしまうと、厄介です。
緩めようと無理に回すと、スタッドが折れます。
折れたスタッドの位置が悪いと、シリンダーヘッドを外さなくてはいけません。
スタッドが折れる前に、なんとかしてナットを外すのがベターですけど、
その前に固着しないようにするのがベスト。
車検・定期点検はやはり大事ですよ!
]]>
点検整備中の車両のエアークリーナーエレメントを掃除する際、
エレメントの網にひっかかっていた虫の死骸です。
そこそこの大きさです。
珍しいから載せたのではなく、「よくあること」なんです。
虫のほかに、枯葉や草などが張り付いていたり、細かいものは
砂やほこり、オイルに混じったヘドロ状の汚れなどが、
エレメントの網にかかっています。
5000kmほど走行した車両のエレメントを掃除した場合、
洗浄液でジャブジャブ濯ぐだけで、かなりの量の砂や汚れが
トレイの底に沈殿します。
汚れを洗ったあと乾かして、コーティングオイルをしみこませて
再使用します。
再使用できないくらい、エレメント自体が劣化したものや、
そもそも洗浄できないものは交換となります。
エアーブロウできないものもありますから、その辺りは仕様書を
ご確認ください。
さて、これだけ汚れがエアークリーナーエレメントに付いている
ということは、エンジン内部へ異物の浸入を防ぐ仕事をしてくれている
ということですね。
高性能なものは、防ぐだけでなくエアーの吸入効率が高くなるように
設計されてますから、それぞれメーカーのノウハウがあるわけです。
例えば、純正のペーパータイプのエレメントにノーマルエアークリーナー
ボックス、つまりドノーマルの状態のエアーの吸入量は、S&Sハイフローと
比べると何倍、何十倍も吸い込みが違います。
人間でいうと、マスクを何重にもしているような状態がノーマル。
全速力で走ろうとしても、苦しいのはバイクも同じで、吸い込むエアーの
量が少なければ、ガソリンを燃やすための酸素が少ないので、力が出ません。
しかしながら、吸い込む量が多いということは、それだけ異物もたくさん
吸い寄せているわけで、エンジンを守るためにも、ストリートを走るなら
フィルターエレメントは絶対に必要なのです。
エレメントは定期的に清掃、もしくは交換をお勧めいたします。
]]>
http://blog.beards-mc.com/?eid=1086078
安全上、やはり非常に大事なことなので、再び書きます。
自転車でもバイクでも車でも、まっすぐ走るときの安定感を出すために
トレール量というものが確保されています。
数値はモデルによって違いますが、メーカーが算出した値が基準になることは
確かです。ハーレーの場合、スポーツスターで116.4mmくらい。
ダイナで119.4mm、ソフテイルが147.3mm、ツアラーにおいては
172.3mmくらいに設定されてます。
トレール量が少なくなると、ハンドルがまっすぐなろうとする復元力が減少し、
走行時にハンドルがふらついたり、ブレたりして非常に危険です。
注意しなければいけないのは、モデルによってこの数値は違うということ。
例えば、ドカティのあるモデルだとトレール量は95mm程度になっていますが、
スポーツスターで95mmまでトレール量を減らしてしまうと、ハンドルは
ブレまくって高速走行時に制御不能になります。(経験談)
ホイールの重量、フロントフォークのストローク量や重量、フレームの剛性など
たくさんの要素が複雑に絡み合ってますので、モデルが違えば、トレール量も
違うということになります。
具体的に言えば、スポーツスターでスポーツ系にカスタムをしていく場合に、
この問題にぶち当たります。
バンク角を稼ぐためにRサスをロング化、Fフォークのチューンナップに伴う
フォーク長の変化(ローダウン)、ホイール径の変更や軽量化、バネ下の軽量化・・・
これらを行っていくと、バイクの姿勢が前下がりになってきて、結果トレールは
減少します。そしてバネ下の重量が軽くなったことや、サスペンションの動きが
変わることで、車体がふらつく傾向にいくのです。
悪条件が揃った時、制御不能に陥ります。
それが起きるのは、高速走行中です。
段差をいくつか乗り越えた後にハンドルが左右に振られ出し、手の力では
どうにも抑えられないほど振れが大きくなる。
コーナーリング中にギャップを拾ったことをきっかけにハンドルが暴れて、
転ぶしかなくなる。
本当に、、、大変、危険です。
自分のバイクのトレール量がどうなっているのかを計測することは難しいので、
基本は試乗したときの感覚で判断します。
カスタムの内容でも、ある程度判断はできますが、やはり乗らないと分かりません。
試乗して少しでもハンドルがふらついたりした場合、お客様には必ずお伝えしてます。
低速では大丈夫でも、高速走行時に死亡事故になりかねないということを。
ではどうすれば安定性を上げることができるのか?
基本は、リアを下げて、フロントを上げる。
やりすぎてしまった姿勢の変化をノーマル位置に戻すことで解決します。
でも、せっかくスポーツ走行向きのカスタムしたのにそれじゃつまんないって
ことになりますよね。
ちょっとお金はかかりますが、トリプルツリーのオフセットを変更してあげる
のが、現状で一番の解決策になります。
サンダンス製のトリプルツリーは、50〜35mmまで5mm刻みでオフセットが
選べます。ノーマルと同じ鋳造です。
ほかに選べるのはSMトリプルツリー。こちらはオフセット50mm。
そしてビレットです。
ちなみに、オフセット量が小さくなるほどトレール量は増えます。
オフセットが小さいと、Fフォークがステムシャフト側へ近づきます。
したがって、ヘッドライトなどの後部がフレームに当たってしまうことが
あるので、注意が必要です。
それらも含め、追加予算がご用意いただけると助かります。
現在お預かりしているスポーツスター。
トラッカー仕様でかっこいいですね!
エンジンの整備が終わったら、慣らし走行です。
ロングなRサスと18インチ化で、R周りの車高はかなり上がってます。
Fフォークは突き出しで少しさがってますので、これは要試乗です。
1200ccのS&Sスーパーストックヘッドなので、パワーもあります。
スプロケットが引っ張られた時のスイングアームの動き、車体の姿勢変化、
エンジンパワーなども考慮しなければいけません。
もし、試乗で少しでも違和感があれば、R側を少し下げて、Fフォークの
突き出しをなくせば、おそらく大丈夫だと思います。
以下、余談。
私のスポーツスターはフロント1インチローダウン(レーステックゴールドバルブ)
Rサスは360mm。ホイールは19と16でノーマルと同サイズですが、
ミスミホイールはノーマルよりも軽いです。
10年以上前ですが、Rサスは16インチ(406mm)にしてました。
もちろんサーキットを走るためのカスタムです。
その後、ストリートで走ることを考慮して、15インチ(380mm)に
変更。それでもベイブリッジの継ぎ目を越えた時に、フラフラと不安定に。。。
ハンドルがブレるまでには至りませんでしたが、もういくつかの悪要素が
重なったら、どうなるか分かりません。
なので現在は14.2インチ(360mm)まで下げてます。
そんなにバンクさせるときもなくなり、穏やかなもんですw
この状態で、さらに軽いグライドホイールにするとどうなるのかな?
もしかしたら、高速でフラフラするかもしれません。
その時はオフセットのトリプルをぶち込むしかないでしょう。
ステアリングダンパーは、つけたくないのですw
]]>消耗部品なだけに、心苦しいところですが、なにとぞご了承ください。
全て税抜き価格、1q(946ml)の価格です。
エンジンオイル 20W50 セミシンセティック 2330円
フルシンセティック 3040円
プライマリーオイル 鉱物油 1940円
トランスミッションオイル フルシンセティック 4250円
XL用ギアオイル(STL) フルシンセティック 4250円
フォークオイル TYPE-E相当 1950円
油脂類以外では、
オイルフィルター ブラック 1800円 クローム 2200円
スパークプラグ 6R12相当 750円 5R12相当 750円
ブレーキパッド フェロード 500〜1000円アップ
バッテリー 10%ほど値上がり(←2023年から)
為替の影響は、まだ円安の時のままですので、今後安定的に円高が進めば、
商品によっては値下げされるかもしれません。
価格を調べているときに、参考までに純正品の価格も調べてみたところ、
予想以上に衝撃的でした。。。
エンジンオイルは鉱物油で3628円、SYN3がなんと5707円!!
フォーミュラ+も4134円という凄まじさ。
オイルフィルターはブラック3461円、クローム3825円。
プラグも6R12が1本1275円という過去最高価格でした。
ちなみに、フルでオイル交換の例で計算してみると、以下のようになります。
●スポーツスターの場合
エンジンオイル 2.5リットル × 2330円 = 5825円
STL 0.8リットル × 4250円 = 3400円
オイルフィルターブラック 1800円
交換工賃 3000円
消費税 10%
合計 15428円
●ビッグツインの場合
エンジンオイル 2.5リットル × 2330円 = 5825円
プライマリーオイル 1.0リットル × 1940円 = 1940円
ミッションオイル 0.6リットル × 4250円 = 2550円
オイルエレメントブラック 1800円
交換工賃 4000円
消費税 10%
合計 17727円
これがもし純正オイルで交換していたら、プラス6000円以上になりますから
2万円はオーバー確実です。
ディーラーによっては、交換工賃が1万円以上するようなので、3万円を
超えるなんてこともあるかもしれません。
オイル交換は、オイルレベルや廃油の状態などなど、車両の状態を把握する
重要なメンテナンスです。
何も考えずに、流れ作業的にやっていると、重大な情報を見落とします。
そして、同じ作業にも関わらず、お店によって値段に差があるのも事実。
くれぐれも安価な低品質オイルは使わないようにしましょう!
]]>
3月5日(日)
伊豆河津のウナギ屋さんへ
集合場所 ファミリーマート 茅ヶ崎中島店駐車場
集合時間 8時 (出発8時30分)
持ち物 ガソリン満タン 昼食代 交通費 笑顔
雨天延期
参加締切 2月26日(日)まで当店までご連絡ください。
予定ルートですが、西湘BPから箱根を越えて、三島経由で修善寺道路で
向かうつもりです。
河津桜の時期の終盤と重なるため、多少混雑が予想されます。
また、現地のウナギ屋さんを予約しますので、締切日までに必ずご連絡ください。
参加人数によっては、目的地を変更する場合もございます。
雨天延期の場合もございます。
参加者の方には、ツーリングの前日に当店から電話確認連絡をしますので、
変更などあれば、その際に詳細をお伝えいたします。
うなぎ屋さんで昼食後、記念撮影して現地解散。
帰りのルートは各自お任せで。
参考までに、往復でそれなりに距離があります(250〜300km)。
防寒対策もしっかりしてきてください。
路面凍結が予想される道は極力避けましょう。
皆様のご参加、お待ちしております。
※2022年の寒中ツーリング画像
]]>
先週、883Rの極上車が追加されました。
2002年式 XL883R
低走行距離・外観美・ライトカスタムの極上車と呼べる車両です。
車検もたっぷり残ってます。
現在の中古市場に883Rの極上車って、いったい何台あるんだろう?
2003年までのリジスポと呼ばれるモデルの人気が、さらに高まる中、
883Rは特に人気があり、数も少なく、もはや希少車です。
お客様に頼まれて、私も全国中古市場やオークション等をチェックしますが
程度やカスタム具合をみても、2003年までのモデルで目を引く車両は
超高値になってます・・・
このような時期ですと、どうしても個人売買の価格が魅力的になりますけど、
断言します、お勧めいたしません。
事故や高額修理につながる傾向が高くなってます。
信頼できる人や仲間の車両であれば止めませんけど、某オークションや
わけの分からないブローカー系の車両はNGです。
専門店であっても、ピンキリです。
面倒でも、ちゃんとお店まで行ってみて、判断しましょう。
比較的安心なのは、ディーラー、もしくは元ディーラーで取り扱っている中古車。
特に修理やカスタムに強いディーラーならまず大丈夫。
少ないですけどw
2003年式 FXDL
こちらも低走行距離でライトカスタムなローライダー、人気車種です。
タンクのデザインが06年以降のものなってますが、キャブ車です。
いまや1450ccって小さい??って思うくらいの排気量ですが、
必要十分、発熱量も日本の道路事情に合っていると思います。
2009年モデル FLSTN
ソフテイルデラックスのインジェクションチューン済み車両です。
希少カラーで低走行距離、外観も綺麗です。
吸・排気以外は、ほぼノーマル状態なところがいいですね。
消耗パーツは定期的に交換してますし、当店で整備してますので、
点検の履歴も長きにわたり把握しております。
詳しくは、当店ホームページをご覧ください。
カスタム詳細ふくめ、たくさん写真も掲載しております。
http://www.beards-mc.com/forsale/
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このフルカスタム車は89年のソフテイル。
当店の常連さんが半年前に手に入れて、最近ちょくちょくプチカスタムを
させてもらってます。
他人の作ったフルカスタム車両って、けっこう厄介なことが多いのですが、
この車両は作った人間のレベルの高さが伺えて、バイクのことをとてもよく
分かっていることが、私に伝わる具合でございます。
なので、”やり直す”という作業が、ほぼ無い。
前回はハンドル周りの交換、今回はウィンカーの交換で承りました。
どちらも配線がらみなので、配線の色があまりにも変わってしまっていると
やり直すことになり、時間もお金もかかってしまいますが、この車両は
純正の配色とほぼ同じ色で作業されているので、迷うことがなくて
大変助かります。
で、上の画像を見てもらえれば分かるように、ナノウィンカーに交換しました。
はい、まったくどこについているのか分からないくらい存在感がないですねw
フロントはここっす。
リアは、タンデムステップを取り外して、これまたちっこいステーを作り、
フレーム近くにマウントしました。
ナノウィンカーなどのLEDウィンカーに換えた時に困るのが、点滅のトラブル。
電球と違って、消費電力があまりにも小さくなるため、モジュールやリレーを
対応させないと正常に点滅してくれません。
法令で定められている点滅の定義は、毎分60〜120回点滅すること。
ウィンカーだけ交換しても、点きっぱなしになるか、ハイフラになるかの
どちらかだと思います。
ハーレーは年式によってウィンカーをコントロールする仕組みが違います。
89年式ですと、アナログなウィンカーリレーが付いてますが、年式が新しくなると
モジュール、キャンバスシステムに移り変わっていきます。
今回の車両では、電装系がほぼ全て社外のシステムに置き換えられていまして、
ノーマルだとヒューズやブレーカーがあるはずですが、一切なし。
ウィンカーシステムも、昔のリレーらしきものがオイルタンク下にぶら下がってて、
ウィンカースイッチの仕組みをみても、おそらく単純な回路なんだろうなって
ことで、交換作業をしてました。
点滅させるのには、リレーに入る電源とそれを振り分ける端子につなげば
いいんだろーって安易に考えてましたけど、どうやらそれではダメでして。。。
やはりロードイコライザーを付けないと、点滅してくれない。
よく分からんなー、ホントによく分からんわー、なんて愚痴りながら
イコライザーを装着。
一応、点滅してくれましたけど、異常に遅いw
測ったら、1分間に40回しか点滅してくれませんでした。
これじゃあ車検も通らないし、公道でも危ないですからね。
まともに点滅させなきゃならんです。
ロードイコライザーは分解できないブラックボックスなので、リレーを
交換するしか手がない。もしもリレー交換してもダメだったら、根本的に
回路をいじらないといけないのかな?ってドキドキしながらオイルタンク下に
ぶら下がっていたリレーを外してみると、ビンゴ!!
ハーレーで使われるワット数よりもだいぶ小さい20Wのものでした。
ラッキー!
30Wくらいのリレーに換えて、ウィンカーは無事に正常点滅してくれるように
なりました。
超アナログなリレーと、ブラックボックスなロードイコライザー、社外の
配線回路。新旧これらの組み合わせで何とかなりましたけど、もっと
シンプルにならないもんかなぁ。せっかくちっこいウィンカーにしてるのに、
イコライザーとかかさばるものを付けなきゃいけないのって、なんか微妙です。
外からは何も分からないのでいいんですど、しまう場所のないカスタム車両、
すっきり付けるには何かと苦労しそうです。
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詳細は、下記の国土交通省のサイトをご覧ください。
https://www.denshishakensho-portal.mlit.go.jp/
・・・・・
・・・
・・
ご覧になりましたか?
私は何度か読み直しましたけど、バカだからなのか、よく分かりませんw
毎度のことですが、この手のお役所からのお知らせって、なんでこんなに
分かりづらいのだろう?
私だけですかね?こう感じているのは。
バカなりに要点をまとめてみました。
●今までの車検証と比べて小さくなり、ICタグが貼り付けられる。
●車検証の詳細を見るには、閲覧アプリかICリーダーが必要。
●ICタグは折り曲げや高温にさらされるのが厳禁。
●目的は、ユーザーや事業者の利便性向上のため。
●検査(発行?)手数料の値上がり。
●以下、車検証に記載されないもの(個人情報保護)
自動車検査証の有効期間
所有者の氏名・住所
帳票タイプ
使用者の住所
使用の本拠の位置
●今後、発展させていく模様
ユーザーや事業者の利便性向上については、現状で大いに疑問がありますが、
電子化によって今後に期待したいと思います。
民間車検場(指定工場)に関しては、利便性はアップするようです。
わざわざ書類をもって陸運局に行かなくても、指定工場内で車検証の内容と
ステッカーの発行ができるようになるわけで、これによって陸運局窓口で
大量の書類をやり取りすることが無くなります。
役所の窓口が空くってのと、それにかかわる人間の手間が減る。
これで構造変更などの書類手続きが、多少は速くなるってことが、我々への
恩恵???
どちらにしても、しばらくは混乱しつつ、様子を見ながら慣れていくしか
ありません。
そのうち電子化がどんどん進んで、窓口から人を無くしてAI化。
その準備段階なんだろなって思ってしまいます。
コンビニのレジも無人化され始めている昨今、なかなかついていくのが
しんどくなってきますねw
今後、車検を受けられる方は、すべて電子車検証になります。
国土交通省のサイトをご一読ください。
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新年、あけましておめでとうございます!
年賀状を送ってくださった皆様、ありがとうございました。
こちらからのご挨拶は、ブログやSNS等になっておりますことを
お許しください。
皆様のおかげで、昨年は過去最高に忙しかったように思います。
今年で当店も19年目に突入しますが、ここにきてバイク業界が
活性化している状況をうれしく思ってます。
90年代以降、長いことバイク業界は冬の時代でした。
特に若い世代の乗り物への無関心さが目立ってましたけど、
ここ数年で、だいぶ若者たちがバイクに乗る姿が増えました。
125ccや250ccクラスのバイクで走り回って、バイクの
楽しさを追求していくと、そのうち大型バイクが欲しくなります。
ハーレー含め、バイクが非常に高価になってしまった昨今。
そんなに何台も乗り換えることは難しいですからね。
よぉ〜く自分の目で見定めて、これだ!と思う一台を見つけてください。
当店は主にハーレー専門でやらせてもらってますが、最新モデルは
取り扱ってません。2017年モデルあたりが最後。スポーツスターも
空冷エンジンまでの対応になります。
残念ながら、M8は取り扱ってないので、他店様をご紹介しております。
先日、ご来店されたお客様が、当店のお預かり車両を見渡して
「こちらは旧車専門ですか?」
と、おっしゃいまして、我々はまったくそんなつもりではないのですが、
どうやら取り扱っているモデルや年式が、そろそろ旧車と呼ばれる枠に
入ってきたのかなぁ、なんて思いました。
エボあたりはもう30年以上経過してるのもありますから、旧車なのかもw
キャブ車の最終は2006年ですから、まだ旧車とは思いませんが、
若いメカニックはキャブを触ったことがない子が多いみたいですね。
ディーラーによっては、キャブ車を取り扱ってない店もあるのだとか。
お困りでしたら、当店にお越しくださいw
さて、年末年始は、暴飲暴食。
1日から恒例のキャンプへ行き、2泊してリフレッシュ。
1週間休ませてもらうと、こんなに手がキレイキレイww
バイクには、一度も乗らなかったなぁw
本日から、スタートしてます。
冬季の路面状態にはくれぐれも注意して、ご来店ください。
本年も、よろしくお願いします!
]]>お世話になった皆様、誠にありがとうございました。
また来年も、引き続きよろしくお願いいたします。
今年最後のブログは、恒例となってますがバッテリー関連のお話。
バッテリー充電器についてです。
当店で取り扱っている充電器は、テックメート社のオプティメートです。
以前までは、純正と同等品であるバッテリーテンダー社のものを使ってましたが
2年ほど前からオプティメートに統一してます。
ラインナップは2種類。オプティメート1DUOと、オプティメート4です。
オプティメート1DUOはこちら。
税込み9900円です。
こちらは、12V/6V鉛、12Vリチウムバッテリーに対応。
自動でバッテリータイプを判別して充電してくれますので、簡単です。
ただし、8V以下の電圧低下を起こしている12Vバッテリーの場合、
6Vタイプの充電方式と判別されてしまうため、その時はモードを
手動で切り替えが必要です。
充電が始まったら、そのまま繋げっぱなしでOK。
充電器側でフロート充電を行い、満充電状態を維持してくれますので、
バッテリーの劣化を最小限に抑えてくれます。
何といってもリチウムバッテリーの充電にも対応していますので、
オールラウンドに使える1台であり、当店イチオシです。
続きまして、オプティメート4。
1DUOと比べると、二回りほど大きく、インジケーターもたくさん。
税込み15400円。
こちらは12V鉛バッテリー専用です。
特徴は、バッテリー診断機能とサルフェーション溶解機能があること。
(サルフェーションについてはググってくださいw)
3段階のサルフェーション溶解機能により、いままで溶解できなかった
サルフェーションを撃退。
パルス充電による、回復・通常充電後に各セルを均一に充電しますので、
バッテリーの状態をより100%へ近づけます。
この2タイプ、どちらも付属品がついてきます。
ワニ口クリップタイプとコネクタータイプの専用ケーブルです。
コネクタータイプケーブルは、車体側のバッテリーに直接取り付けて、
コネクター部分をバッテリーカバーの外側へ出しておけば、そこに
充電器のケーブルをつなぐだけで充電できます。
ワニ口タイプは、外したバッテリーに対して使用します。
つなぐ順番ですが、充電器をバッテリー側へつないだ後に、家庭用
AC100V電源につなぐのが基本となります。
決して、充電器をつないだ状態で、バイクのセルモーターを回さないでください。
余談ですが、充電器をつないでから通常充電でバッテリーが完全に充電されるまで
8時間以上はかかります。急速充電器ではございません。
低電流でゆっくり充電することで、バッテリーの状態を良くさせます。
急速充電器はバッテリーに負担をかけ、本来の性能が失われます。
ベストは、今回ご紹介した充電器をつなげっぱなしにしておくことです。
そうすれば、バッテリーはいつも良い状態に保たれますので、ロングライフにも
なります。
ぜひ、バッテリートラブル対策として、ご活用くださいね。
]]>
年始は5日(木)より営業開始です。
それと明日の23日は、午後に車検業務で川崎陸運局に行くため、
午後2時〜17時の間、店を閉めてます。
ご迷惑をおかけしますが、ご了承ください。
海外パーツの受注は、年内は終了しております。
年始は5日から順次オーダー受け付けておりますが、お休み中の
処理や混乱で、毎年発送が遅れがちになります。
在庫確認も出来なくなりますので、ご了承ください。
明日、2台の車検を通して年内の車検も最終にする予定です。
万が一、車検に通らなかった場合は、ホントの最終日27日に
行くことになるので、なんだか慌ただしいw
さすが年末って感じです。
いつも車検は湘南陸運局で受けているのですが、構造変更や改造申請などを
する場合は、ナンバーの管轄である陸運局で受験しなければいけません。
明日はドライブチェーンに動力伝達装置を変更したことによる改造申請。
事前審査書類の提出など、何かと面倒な手続きを済ませ、受理されて
初めて車両をもっていって検査を受けられます。
事前申請書類は9日に提出してたのですが、その決裁が下りたのが、
なんと昨日(当店定休日)の21日。10日間以上かかりました。
不慣れな川崎陸運局ってこともあり、勝手がわからないので不安ですがw
なんとしても通したい!
ってか、通すのだ!!
ま、ダメな時はダメなんですけどねw
今年はいっぱい車検受けたなー、来年でお店はじめて19年目になりますが
今年が一番忙しかったという実感があります。
コロナ禍でバイクブームが来たこともありますが、40歳・50歳台のリターンライダーや
乗り始めた方々のカスタム熱があっちっちーでしたw
うれしい悲鳴です。
所有して、乗って、カスタムして・・・心から楽しんでもらえると、バイク屋冥利に尽きる。
やっぱりバイクは楽しい乗り物ってことを、再認識させられた年でございました。
今年もあとちょっと、まずは明日の車検できばってきます。
]]>調子良く走ってくれて、乗っていて楽しいバイクだとご満足されているようで
本当に何よりです。
ただ、謎の症状に悩まされているとのこと。
それはニュートラルランプが何度も切れてしまうトラブル。
現に入庫時も点かない状態でした。
このニュートラルランプ、実は納車前にも製品不良で壊れた経緯がありまして、
私が一度交換しております。(自作LED)
ノーマルのウェッジバルブを廃止して、小粒なLEDにカスタムしたわけですが、
デイトナから出ていたLEDインジケーターキット(今は廃番)を取り付け、
さあ試乗するぞって時に、いきなり点かなくて焦りました。
点かなかったニュートラルのみを交換して、無事点灯。何度か試乗を繰り返し
大丈夫なことを確認して納車に至りました。
その後、少しするとお客さんからニュートラルランプが点かなくなったとの
ご連絡が入り、また壊れた?と内心ビックリして、保証修理で対応しますので、
ということだったのですが、お客さんご自身で直しちゃいました。
そのあと、再び同じ現象が起き、今度はニュートラルスイッチをお客さん自身で
交換。点灯するようになるも、またすぐランプは消え、これは何か原因がある?
とのことで、今回車検入庫と共に原因追及に至ります。
ワタクシ、電気関係が苦手なんです汗
回路図とにらめっこしながら、頭から煙が出ます。しかしながら何としても
解決しないと、気持ち悪いし、お客さんもストレスです。
腰を据えて、向き合いましたw
まずは前回と同じようにLEDのランプを作って同じ配線につなげてみる。
無事、点灯したのですが、10分ほどエンジンをかけ、キーをオフにした後、
再びキーをオン。点かない・・・
点かなくなってLEDを外して、12V入れてみてももちろん点かない。
試しに+−逆につないでみると、一瞬光って燃え尽きた。
想定内でしたが、おかしいなって思ったのは緑色に光らなかったこと。
白い眼をさすような強い光で燃え尽きたので、何かひっかかりました。
もしかしたら、少しでも電流が逆流すると壊れる?
LEDはわずかな微電流でも光ります。極性もあり、プラスマイナス方向を
間違えると点きません。逆電流を防止するためにダイオードが
入っており、これらの良し悪しが製品の値段にも出るようです。
私が自作したLEDや、通販で数十円で売られているものは、プラスとマイナスを
逆につなげると壊れてしまうのですが、バイク用品メーカーで売られている
一個600円ほどするLEDは、逆につないでも壊れないようになってます。
試しに高級な方(600円)をテスト用に取り付けて、しばらく様子をみることに。
数回の試乗、何度も電源オンオフ、バッテリー脱着などなどしてみましたが、
何も起きません。
ニュートラルランプに入る電源となる配線、スイッチへ行くマイナス側の配線も
くまなくチェック。何も問題ありません。
こうなると、安価なLEDがダメだった可能性が高いです。
消去法ですが、取り付けるLEDによって良し悪しが出る結果なので、
インジケーターランプすべてを交換することにしました。
オイルプレッシャーとニュートラル、ウィンカーの3つのみ。
ウィンカーは左右ともに同じランプが光ります。
これらのLEDランプ、逆につないでも壊れない安心設計です。
今のところ、全く問題なし。
安定して全て機能しております。
しかしながら、繰り返しLEDが切れてしまった原因の特定は100%ではなく、
あくまでも消去法による結果的な判断です。
納車して半年も経ってない状態ですので、保証修理対応となりますけど、
また同じトラブルが起きた際には、LEDをやめて電球に戻すという、
なんともアナログな対応しか思いつきません。
どうか、壊れませんように!
以上、謎な修理でした。
]]>ユーチューブやネット情報なんかを参考にして、自分でなんでもやってみる!
という方が、すごく増えました。
これ自体、すごく良いことだと思います。
自分でやってみて、経験してみてはじめて分かること。いっぱいありますよね。
そういった経験をすると、その道の職人さんやプロに対して対価を払うことも
納得いきますし、価格の意味も理解できます。
私は趣味でギターを弾いたり、スポーツを観戦したりします。
その筋のプロたちは、いとも簡単に音楽を奏でたりボールを蹴ったり、
相手をノックアウトしたりしているように見えますが、実際に経験してみると、
いかにそれらが難しいかを思い知らされますw
すると自然に生まれるリスペクトの気持ち。
ただ批判したり憂いたりするのではなく、愛のあるフォローになります。
あくまで私の場合ですけど。
しかしながら、DIYをしてみた結果、人様に迷惑をかけるような結果だけは
気を付けなければいけません。
特に、バイクや車などを自分でカスタムしたりいじったりするのであれば、
万が一にも事故につながるということを踏まえなければなりません。
それはプロであってもあり得ることですから、素人であればその確率は
上がってしまいます。
危険や最悪の事態を、常に想定しながら作業する積み重ねです。
一朝一夕で得られるものではないですが、初歩から十二分に気を付けないと
えらい目に遭います。
先日、店の前で一台の車がものすごい音を立てながら路肩の縁石にぶつかり
停車しました。
左前輪がホイールごと外れたことで、制御不能になったようでした。
それなりにスピードも出てましたから、それはすごい音でした。
もしも、バイクや車が並走していたら。
自転車が路肩を走っていたら。
制御不能になった車とぶつかっていたでしょうね。
1時間ほどしてレッカー車が来て、外れたホイールを取り付けました。
念のため、右側のホイールもチェックしたところ、ナットはゆるゆるだったそうです。
運転手に聞くと、自分でホイールを交換したようで、前のホイールの時に
入っていたオフセットスペーサーの意味が分からず、外さないでそのまま
新しいホイールを取り付けた結果、ホイールが外れる目に。
ナットのトルク管理もせず、オフセットスペーサーの意味も分からず、
ほぼ知識のない人間がDIY作業によって起きた事故だったわけです。
壊れたのが自分の車だけで、本当に運が良かった。
人を巻き込むような事故だとしたら、目も当てられない。
高速道路であれば、無事では済まないかっただろうし、多大な迷惑を
かけたことでしょう。
こんな車が平然と走っているという現実。
ちょっと考えものです。
いくら自分が気を付けていても、運が悪いと巻き込まれるんです。
バイクからモノを落としたりすることも、運が悪ければ後続車が事故ります。
少しの心がけで防げることも、たくさんあります。
年末は事故など増えますから、いろいろと気を付けましょうね!
]]>
ご迷惑をおかけしますが、ご了承ください。
ツーリング中の車両トラブルなどでお困りの場合は、レッカーサービスで
ご自宅まで搬送してください。
休み明けに順次対応させていただきます。
毎度のことですが、事故だけにはお気を付けください。
祝日や長期休暇の時期、いくら気を付けていても事故に巻き込まれる可能性は
平常よりも高いです。
帰省の影響で、サンデードライバーや飲酒運転など、予測不能な動きをする
乗用車が多くなりますので、君子危うきに近寄らず、十分に車間距離を保ち、
安全運転を心がけましょう。
もう一つ、お知らせ。
クレジットカードやpayアプリ等でのお支払いについてです。
お客様がこれらをご利用の際、当社がカード会社へ払う手数料が発生します。
大体3〜5%です。(カード会社によって違います)
例えば、10万円のご請求額だったとしたら3000円〜5000円の手数料を
当社がカード会社に支払うことになります。
この手数料は、原則としてお客様へ請求できません。(カード会社約款により)
単純に、仕入れたモノを売るだけの商売であれば、何も問題はないのですが、
当店のような業種は、自賠責保険・重量税・検査手数料などの法定費用を含んでいたり、
工賃のような時間と労力と経験をお金に換えていますので、ちょっと複雑なのです。
法定費用は、その額をそのまま国へ払うものなので、当店が一時的に立て替えている
代金ですので、手数料をカード会社に支払うと赤字になります。
可能であれば、現金払いかお振込みでのお支払いが、大変助かります。
時代錯誤なのは重々承知なのですが、今後カードやpay払いが増えていくようですと
料金を改定していくことになる可能性が高いです。
一応、現金払いとカード払いの場合で当店の対応ルールは、スタンプカードのポイントが
現金であれば1万円で1ポイント、カードであれば2万円で1ポイントとしております。
オイル交換時に大変お得な割引券としてご利用いただけますので、お客様のメリットは
十分あるかと思います。
皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
もちろん、それらをご理解された上でカードをご利用ということでも、何も問題は
ございませんので、その点に関しましてはご安心ください。
]]>
お変わりないですか?
さて、本日早朝4時。
背水のスペイン戦でしたね。サッカーに興味のない方でも結果は
号外等でご存知かと思いますが、本当に驚かされました。いい意味でw
初戦のドイツにジャイアントキリングを達成した時点で、正直、奇跡。
コスタリカに勝てば自力でベスト16に進めるってところで、まさかの敗戦。
まさに一喜一憂でしたが、最後は日本にとってドイツよりも相性の悪い
スペインが最終戦。
まず勝てないにしても、引き分けにもって行って得失点差でドイツを
上回れば上々だけど、スペイン対ドイツ戦を見る限り、日本がスペインに
勝利することが、逆立ちしても想像できませんでした・・・
ところがどっこい。←(久々に使ったな、この言葉w)
まさかまさかの逆転勝利!!
夢にも思わぬこの現実に、早朝から心拍数は爆上り。
ハーフタイム中にカレーヌードルにお湯入れて、後半開始とともに
食ってたところに堂安のスペシャルゴール!!
興奮しすぎて、カレーヌードルこぼしましたwww
テーブルの上を拭くのも後回しにして喜んでいたら、今度は田中蒼の
追加点か???っていうVAR・・・
そしてゴールが認められて、見事逆点という劇的な展開に、
私はこぼしたカレーヌードルまみれになりながら、一人興奮してましたw
幸せなことですよね。ありがとう!日本代表!
月曜深夜に決勝トーナメントのクロアチア戦。
ここでモドリッチを遠藤が封じ込めてくれればw、初の目標であるベスト8!
もう本当に期待してしまいます。
一体誰が、ドイツとスペインに勝ってコスタリカに負けて、予選通過するって
思ったか。まさかの連続に、ホントにやられてますw
]]>
とか、
材質をステンレスにしたい!
など、そんなお悩みをお持ちの方に朗報です。
ワンオフで作成いたします。
それも、適正価格で!
製作不可能な形状もありますが、まずはご相談ください。
ライディングポジションはハンドル・ステップ・シートで大体決まります。
ハンドルは一番種類が豊富であり、カスタムにおいて個性を出すポイント。
ハーレーのハンドルの種類は本当に様々ですので、悩ましいのです。
一回で理想のハンドルに出会えればラッキーですが、何度も違うスタイルに
交換される方も多く、またそれがカスタムの楽しみでもあります。
オプションは、ブレーキホース・ケーブル類の交換が必要だったり、
スイッチ類の配線をハンドルの中に通すかどうかを選んでいただき、
それらを含めた見積もりを出します。
オーダーの際は、バイクでご来店してくださいね。
例えば、こんな図面を参考にして、数値や形状を変えます。
加工屋さんに図面と材質などを説明して、オーダー。
すると、数週間後にはハンドル入荷!
ハーレー特有のディンプル加工はもちろん、ブラックのパウダーもOK。
ハンドルクランプ部分のローレット加工もしっかりと入りますので、
がっちり止まります。
ハンドル代は3万円〜を目安にしてください。
配線を中に通す場合、スイッチの種類にも寄りますが、そこそこ手間のかかる作業と
なりますので、工賃は最低でも2万円〜になります。
左グリップのイモネジが留まりやすいように、ハンドル側に少し
ドリルで引っかかりを付けてあげるだけで、緩みにくくなります。
小強度のロックタイトも忘れずに。
それでも振動や取り回し等の負担で緩むこともありますので、
イモネジ増し締め用のレンチは、小銭入れにでも入れて携帯ください。
こんな具合にハンドル交換してますので、交換をお考えの方は
ぜひともバイクでご来店ください。
]]>
お知らせ?
ご存知の方も多いかと思いますが、当店の定休日は毎週水曜日と、
第2or第3火曜日にお休みをいただいております。
今月11月は、毎水曜日+15日の火曜日が定休日です。
ちなみに12月は年末年始のお休み以外、火曜日のお休みはございません。
ご了承ください。
お知らせ?
この時期になると、毎年、お店の前の落ち葉にご注意くださいって注意喚起
してます。まさに今、すごい落ち葉なのですw
いちょうです。油分含んだ葉っぱで大変滑りやすく、ズルッといかないように
ゆっくり最新の注意でお願いします。
お知らせ?
これまた毎年恒例なのですが・・・。
冬に向かって気温が下がってくると、バッテリーが悲鳴をあげます。
バッテリーの供給も、タイヤ同様、相変わらず不安定でして、バックオーダーの
ものが多くございます。
そして、価格は急上昇しております。お財布も悲鳴をあげそうです。
だからと言って、安価な中華バッテリーは安物買いの銭失いになりますから、
そちらもお気を付けくださいね。
安全性に関しても、問題あります。車体側にダメージを負わないように、
肝心なパーツはちゃんとしたものを使いましょう。
お知らせ?
価格の上昇は、バッテリーだけではございません。
特に輸入パーツに関しまして、為替の影響を大きく受けます。
原材料費・輸送費・人件費・円安の影響のため、企業努力で価格を
抑えるといったレベルではないのは皆様もご理解されているかと思いますが、
予想を上回る上昇なので、修理やカスタムの際、必ず見積もりをご確認ください。
おまけ
当店の看板犬マロが11月12日で、めでたく15歳となりました。
平均寿命が12〜13歳と、比較的短命な純血種なので、長生きしてくれてます。
アフリカの犬種なので、7〜9月の夏季しか店の軒先に駐在しておらず、
それ以外の時期は、家で引きこもっているので、姿を見かけなくなると
心配されますが、元気でございますw
]]>